似たもの同士 コツブキンエノコロ と キンエノコロ と

久しぶりに調査担当エリアに秋の花を撮りに行ってきた時のこと。
キンエノコロ にしては貧相な・・・と思って写真を撮ってきた。
その写真を見ながら図鑑をめくってみると コツブキンエノコロ という種が見つかった。
植物調査に携わって５年目なんだが 今までこの草は気付かずにいた。
茶色の禾を見ただけで深く考えず キンエノコロ だと思い込んでいた。
植物の世界の奥深さを思い知らされ 自分の浅学をまた思い知らされた。

 

禾の長さはキンエノコロ より短い。

 

同じ日に観察した キンエノコロ を念のために。

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ヨウシュヤマゴボウ

他の草を圧倒して大きく育つ ヨウシュヤマゴボウ は好みの草ではない。
見つけると 大きくならないうちに・・・とその場で引き抜くのが常である。
ところが 初夏の草刈りを手抜きした段丘斜面には伸び伸びと育った そいつ が何本も見えた。
既に黒く熟した実もある。

 

少し離れた日陰には まだ白い花を咲かせている やつ もいる。

 

根元から刈り取ったが もう手遅れだ。
来年はもっと数を増やしていることだろう。

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西日の孔雀草には

隣の畑には ホオズキ の他にいろいろな花が咲いている。
孔雀草 もその一つ。
赤い孔雀草は西日を浴びてひときわ鮮やかさを増した。
左端の花にいるピンボケの虫は ムナグロツヤハムシ らしい。
ファインダーを覗いているときは気付かなかった。

 

モンシロチョウ は狙って撮った虫だ。

 

お彼岸の仏壇に飾りませんか・・・と畑のご主人から声をかけて頂いた。
遠慮なしに・・・と言って ありがたく何本かの孔雀草を頂戴してきた。

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西日の ホオズキ

隣の畑の ホオズキ が西日を浴びて輝いていた。右下の カラスビシャク は偶然の写り込みだがちゃんとピントが合っていた。　

 

倒されて泥にまみれたものもある。
タヌキ のパトロールコースのようだから犯人は タヌキ だろう。
おいしいものが畑にはたっぷりあるから ホオズキ などは食べなくてもいいらしい。

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オオバセンキュウ は大もて

個々の花は小さいが草全体は大型の オオバセンキュウ の盛期は終わった。
まだ 白い花を残しているのは 一度刈り取られた株の二番芽だ。

 

花だけを見ても これは セリ科 だとわかっても品種名までは出てこない。

 

熟し始めた その実は虫たちに大もてだ。
キアゲハ の幼虫はかなり大きくなった。蛹で冬を越すのだろうか。

 

秋になるとめっだてくる ジュウジナガカメムシ 。

 

これもまた キアゲハ。

 

ツマグロハギカスミカメ らしい。

 

アリ も登ってきた。品種名まではわからない。

 

先端まで登らず  途中で アブラムシ の世話をするグループ。

 

天気が良ければ咲き残った花に集まる蝶も観察できたんだったが曇天で残念だった。
 

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