今春はほとんど花を咲かせなかった ムラサキヤシオツツジ に今度は花芽がついた。
来春の開花が楽しみだ。
葉芽とは大きさが極端に違うから花芽を見間違うことは無い。
花芽のすぐ下に小さな葉芽が見える。
枝の先端についても葉芽は小さい。枝の太さと同じくらいだ。
花色の似た ユキグニミツバツツジ の花芽はそれ程大きくはならない。
花芽の直下に葉芽が出来ることも無い。
右上角の少し細い芽が葉芽だ。
キタコブシ の樹下の ユキグニミツバツツジ は煤病で黒く汚れている。
キタコブシ につくアブラムシの被害で黒くなるのだがこの虫の根絶は不可能だ。
夏のあいだは観察できない ヤマノイモ の蔓も今頃になるとその全貌が見えてくる。
人工では再現できない蔓の絡み具合は面白い。
雨降りだが莢の角度によっては空を映して白く光る。
丸みを帯びた莢も愛嬌があって親しみを持てる。
中の種子も完熟している頃だから天気が良ければ莢を開いて風に乗せるだろう。
この雨ではも少し旅立ちは遅れるだろう。
雨に濡れた イワガラミ の花ガラがいくつもぶら下がっていた。
絡みついている枝には雪が残っているから雨は降り始めたばかりだ。
撮っているうちに雨は大粒になり風も出てきた。
いい雰囲気になってきたんだが 全部ピンボケになってしまった。
飾り花も残っているが くたびれている。
エゾアジサイ に降りた霜に朝陽が当たり始めた。
弱い日射しだが霜は見る間に解けてゆく。
エゾアジサイ の飾り花は ノリウツギ ほど丈夫ではない。
もう ほとんど原型をとどめていない。
冬芽は裸芽だ。小さいがちゃんと葉のカタチが出来ている。
ノリウツギ の飾り花が冬の日射しを受けて白く光っている。
取り残した柿の実と一緒に青空を楽しんでいるようだ。
だが のんびりとしてはいられない冬空は気まぐれ すぐに雲が広がってきた。