アマチャヅル の蔓は枯れたが 真っ黒の実がまだ残っている。
例年ならば雪に埋もれているフィールドだが雪の遅い今年はまだ見られる。
近くの杉の木からの落し物も一緒に小枝に掛かっている。
冬至間近と言うのに積雪が少ないので枯れた ヨウシュヤマゴボウ がまだ倒れずにいる。
競争相手のいない耕作放棄の畑だから伸び放題にのびて大きく枝を広げている。
実の落ちた後の花梗のシルエットが面白い。
近くにはまだ落ちていない実も見える。
黒いその実を踏みつぶすと 鮮やかな赤紫の果汁が雪を染めた。
果実酒にすれば素敵な色だと思うが 有毒と言うから試してみることもない。
わずかばかりの積雪は夜来の雨ですっかり嵩を減らした。
隠れていた ヒヨドリジョウゴ の実が見えてきた。
まだ実には雨が残っている。
たっぷりと雨を吸い込んだ雪は透きとおって来た。
(12/19)
曇り空を隠すように大きく広がっている ケヤキ の枝。
その下には 鈴なりの ツルマサキ の実。
華やかな ツルマサキ は冬枯れの中で唯一の彩り。
常緑の ツルマサキ だが 赤く変身している葉も見えた。
ケナシヤブデマリ 同様に オオデマリ の花芽も対生する短い側枝の先端に着く。
小さい芽と並んで着いているのも オオカメノキ と同じだ。
この写真を見ると昨秋出来ていた小さな芽が今年は開かずそのまま残っている。
小さな芽はどうも予備の芽のようだ。
上の写真では 芽は芽鱗に包まれているが こんな芽も着いている。
二枚の葉に挟まれて明らかに花の蕾と思われるものが見える。
オオカメノキ の冬芽と同じ構造だ。
季節を早とちりして 芽鱗を落としてしまったのだろうか。
初夏に開く花は こんな花。