東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

一目で分かるカリガネソウ

2016-09-29 | 季節の花
  独特の形をしたカリガネソウ、
  こんな形をした花は他にはない。
  この形にも深~いワケがありまして、
  みんなそれぞれ苦労して生きているんですね。


  

     カリガネソウ(雁金草)、別名:帆掛草とも。 シソ科カリガネソウ属

     まずこんな特異な花は他にはない、
     なぜこんな形になってしまったのか。
     花の主目的は種を作ること、子孫を繁栄させること、
     そのためにカリガネソウが考えたのがこの形。




  

     まず大型のハチをターゲットにし、それに形を合わせた。
     ハチが花に止まるとシベがハチの背中につく、そして受精が行われる。
     他の虫とかチョウとかには頼らずハチに特化したらこんな形になっちゃった、
     チョウとかは分かるとみえて寄ってこない、見たことない。




  

     大型のハチ、マルハナバチなんかが飛んできて花に止まると
     あの長いシベが背中に付いて受粉が行われる。
     ほかの虫とかチョウには来て欲しくない、
     ひたすらハナマルバチにラブコールを送ってこんな形になった?。




  

     ハチさんも大変そうだけど撮る方も大変、
     こんなに大きなハチだから茎全体が大揺れ。
     このハチも揺れる花に一生懸命でしがみついてるみたい。




                    

                    夏が終わるころから咲き初めかなり長く咲いている、
                    咲き初めのころ焦って撮りたくなるけどじっと我慢の子を決めた方がいいみたい。




  

     北海道 から九州まで広く分布するが、生育地はごく限られていて
     各地で絶滅危惧種に指定されている。

     花が咲き始めると、草全体が独特の強いニオイを放つ、
     ゆするとニオイはさらに強くなる。
     そして、このニオイは、ある人には「臭い」、ある人には「香り」
     と好みがハッキリ分かれたりしている。

     こんな形の花は他に無いから、一目でカリガネソウだと分かる。
     花姿と同様に、ニオイも一度嗅いだら忘れられないものになるでしょう。

     花言葉は、「誠実」、「楽しい思い出」、「 清楚なひと」。
     ちょっとイマイチだな。
                                                                     9月9日 向島百花園
              

コメント (2)
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