去年は見られなかったキツネノカミソリ、
今年はしっかりと咲いてきた。
去年は見逃してしまったのかな?
今年はいつもと同じところに咲いていたけど。
キツネノカミソリ(狐の剃刀) ヒガンバナ科ヒガンバナ属。
葉の形が剃刀に似ていることから、そして花の色がキツネに似ているからと。
山の中で「狐」が使う「剃刀」との連想でこの名前になった。
ヒガンバナの仲間、
初秋の頃いきなり茎だけ出てきて花が咲く。
キツネノカミソリはお盆ころに、ヒガンバナはお彼岸に花を咲かせる、
なにやらご先祖様と因縁のある植物だ。
ヒガンバナと同様に、花が咲くときには葉がない。
早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草が茂るころには葉が枯れる。
その後にオレンジ色の花を咲かせる。
サルスベリがやっと満開になってきた、
ここのはどうしたわけか他に比べて遅い開花となる。
でもやっぱり百花園のサルスベリはいいな、
他のところと何も違わないのにね。
モミジアオイが今年はパッとしない、
以前は大きな木になって花をたくさんつけたんだけど。
一時消えていたネムノキの花が生き返っている、
これはここだけではなくいろいろなところで見られる。
そして藤の花も、
今年の藤はどうしたのかなあっちでもこっちでもまだ見られる。
もうすっかり秋の花たちに埋もれている百花園、
この後は「虫ききの会」とか「月見の会」などが催される。
長かった夏もここへきて秋の様相に変わってきた、
これからは花だけでなく実の姿もたくさん見られるね。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 8月15日 向島百花園