「9」のつく日は空倶楽部の日。
残暑きびしい8月中旬、
その暑さの中に隠れてやってくる「秋」を見破ってやろうと出かけた奥琵琶湖でのひとコマ。
Sony α99 Vario-Sonnar 24-70㎜/f2.8 (f/5.6,1/1800sec,ISO100)
気候的にはまだまだ夏。
それでも、テラス席から眺める琵琶湖に、淡くやさしく映りこむ空、
そして、波とともに湖面をわたってくるやわらかい風に、
秋も近いと感じた瞬間だった。
折にふれて...というか、記事とはまったく関係はないのだが...。
先月、アレサ・フランクリンが亡くなった。
アレサといえば、ひとつ鮮やかな記憶があって、
それは、もう何年も前の全米オープンテニス会場でのこと。
開会式だったか、決勝の前のセレモニーだったか、その記憶はあいまいだが
ともかくも、彼女が無伴奏で熱唱したアメリカ国歌を背筋がゾクゾクした感覚とともに鮮明に覚えている。
おそらくは、あの時、会場にいた誰もが自分以上の感動で彼女の歌を聴いていたに違いない。
アメリカを代表する、いや世界を代表する歌手。その訃報が残念でならない。
Aretha Franklin (You Make Me Feel Like) A Natural Woman - Kennedy Center Honors 2015
さて、この映像、2015年にケネディセンター名誉賞を受賞したキャロル・キングのトリビュートの一幕で、
登場したアレサ・フランクリンが歌うのはキャロル・キングの名曲「ナチュラル・ウーマン」だ。
その熱唱に子供のように喜んで、感動と興奮を抑えきれないキャロル・キング。
そして、目元をぬぐうバラク・オバマ。さらには総立ちの観客たち。
アメリカでもっとも愛された歌手のひとり、アレサ・フランクリン晩年の名演として、これもまた記憶に残るものだ。