この時期、玄関先に置いてあるいくつかの鉢植えに花が咲く。
朝夕、気になりつつもそそくさと、脇を通り過ぎるのだが
雨上がりの日曜日、「そろそろ見頃かな」とカメラを持ち出した。
Sony α7R3 FE2.8 24-70 GM2 70㎜,F5.6,1/100sec,ISO100
梅雨というと敬遠されがちな季節だが
私自身はそう嫌いでもない。
北陸人に共通した感覚だと勝手に思っているが
何日も灰色の雲が垂れ込め、
冷たい雨や雪が降る北陸の冬に比べれば、
さして億劫な季節とも思えないのだ。
そして、その梅雨に彩りを添えてくれるのが花。
Sony α7R3 FE2.8 24-70 GM2 70㎜,F2.8,1/800sec,ISO100
花のほとんどは東京に住む長男が送ってくるもの。
ふだんはまったく音沙汰ないのだが
花の仕事をしているせいか、
母の日になると「罪滅ぼし」とでも言いたげに花を送ってくる。
Sony α7R3 FE2.8 24-70 GM2 70㎜,F2.8,1/1000sec,ISO100
その花たちがこの時期になると一斉に咲き始め、
私はそのご相伴に預かっているという次第だ。
さて、そんな梅雨空の日曜日。
花の写真を見返しながら、この曲を思い出していた。
Fire and Rain James Taylor
洋楽を聞き出したころの話。
友人たちと競うように目新しいロックを聴きまくっていたが、
ふと、大音量、アップテンポの音楽に疲れたとき、
耳にしたくなったのがジェームス・テイラーのやさしい音楽だった。