折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

寅さんの琵琶湖

2016-10-22 | 近江憧憬

長浜市西浅井町菅浦付近からの琵琶湖。


俳優の渥美清さんが亡くなって今年で20年だそうだ。

「男はつらいよ」シリーズについては今さら語る必要もないと思うが、

毎回、旬の女優をマドンナを迎えての人情喜劇。

寅さんとマドンナの成らぬ恋に一喜一憂したものだが、

もうひとつの楽しみが、映像美として映し出される日本の原風景や祭りなどの習俗だった。

そんなシーンのなかで、とりわけ印象的な風景がある。

第47作「拝啓車寅次郎様」の舞台となったのが滋賀県長浜市で、

マドンナ役のかたせ梨乃演じるアマチュアカメラマンが撮る朝霧にかすむ琵琶湖の風景がそれだ。

気になりながらも、当時は調べるすべもなく、その印象もいつの間にか忘れてしまっていた。

ところが、没後20年の記念番組で偶然にもその場所が奥琵琶湖の菅浦であることを知った。

湖北、琵琶湖に突き出た葛籠尾崎(つづらおさき)の入江に菅浦集落がある。

47作のロケからすでに20年以上も経っているが、

ここには当時から変わらない琵琶湖の原風景がそのまま残されている。

早朝、ここで撮影となると、サラリーマンの身ではなかなか困難であるが、

いつまでも変わらない原風景、リタイア後の楽しみとして大切にとっておこうと思う。


 

ようやく秋らしい空になってきた。

「天使の歌声」と評されるアート・ガーファンクルの美声はこの季節にぴったり。

 

Miss You Nights   Art Garfunkel


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6 Comments

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Unknown (サイモン)
2016-10-23 09:37:43
おはようございます☆

碧玉色の琵琶湖♪
憧れの湖水の色。
jyuraku-5thさんの領域ながら、行ってみたく撮ってみたくなります。
私はこの反対側に有る「あの山」の容姿が大好きなのですが、写真の世界では難航不落なのです。

アート・ガーファンクル♪
私のハンドルネームとは裏腹に(笑)、私は彼の楽曲の方が好きなのです。
そんな一曲♪
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サイモンさん (juraku-5th)
2016-10-23 10:18:36
ありがとうございます。

ぜひ、琵琶湖へもお越しください
...って、私も訪問者ですが(笑)
北琵琶湖は関西からだとちょっと遠くなりますが、
原風景が残るいい場所ですよ。

私もS&Gファンですが、秋になると、特にアート・ガーファンクルの澄んだ歌声が沁みますね。

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Unknown (lunaya)
2016-10-23 10:19:19
juraku-5th さま

おはようございます。

病葉と玉ボケのお写真が映画顔負けのドラマチック!
背景はやっぱり湖(?)のjuraku-blueですね!

ホント、juraku-5thさんの記事を拝見する度に
湖北への憧れが募ります。
美しい風景を目に留めたなら、車を停めて
そこでゆっくり散策できる時間とココロの余裕を
持って出かけてみたいです。
お気に入りの場所、スポットをいくつもお持ちの
juraku-5thさん、やっぱり素敵なオトナだなぁ~。(笑)
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lunayaさん (juraku-5th)
2016-10-23 15:02:24
こんにちは。

琵琶湖でも湖北は特に味わい深いものがあると思っています。
海津大崎から葛籠尾崎にいたる湖岸は道路が整備されていて、
それでいて景観には原風景がそのまま残っています。
晴れの日がいちばんですが、
天候が悪くても折々の魅力がありますよ。

ただしこれからの時期は防寒を万全に。

ぜひ、お出かけください。

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Unknown (rikichan)
2016-10-24 21:55:13
渥美清さんが亡くなられてもう20年も経つのですか、早いですね・・・
主人も亡くなって12年経ち高校2年生だった娘も12月で29歳、ホントにアッというまでした。

最近のお気に入りはサイモンとガーファンクルの
Wednesday Morning、3A.M.です。

2人のハーモニーの美しさに癒されています。
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rikichanさん (juraku-5th)
2016-10-25 12:32:45
こんにちは。

ご主人、そんなになりましたか。
月日が経つのは早いものですね。

最近、BSで「男はつらいよ」を何本か観ましたが、亡くなった方ばかりです。
レギュラーで生き残っているのは、さくらとひろし、満男。そして源公くらいです。
さびしくなりました。

それと、「水曜の朝、午前三時」。
「地下鉄のジャケットだ!」
すぐに思い出したのですが、
実はこのアルバム、通しで聴いた記憶がないのです。
興味深いですね。
あらためて聴いてみよう。
ご紹介、ありがとうございました。
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