はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

石舞台古墳あたりをぶらり

2020-03-12 19:15:15 | 古代史の舞台を歩く
今回は石舞台古墳を、いつもとは違う角度から撮ってみました。
石舞台古墳は、蘇我馬子の墓とする説が有力のようです。蘇我馬子は乙巳の変(大化の改新)で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父です。
もともとは最大級の方墳で盛土もあったのですが、いつの頃からか盛土が失われて石室が露出したようです。
それにしても、こんな大工事ができるのは相当な権力者だったということでしょう。

石舞台展望台には菜の花が咲いていました。



春らしい風景になりました。



後ろにはハナモモ(ハナモモだと思うのですが。)が咲いていました。



道が上の方に続いていたので登って行きました。二上山が正面に見えました。



ハナモモ越しに見る石舞台古墳です。



こんな角度から見るのは初めてです。



二上山(ふたかみやま)も万葉集にもいくつか詠まれていますが、やはり飛鳥の地に立てば、悲劇の大津皇子を哀しみ悼んで詠んだ姉の大伯皇女(おおくのひめみこ)の歌が思い出されます。
「うつそみの人にあるわれや明日よりは二上山を弟世(いろせ)とわが見む」



高台からは明日香の棚田がよく見えます。



良い場所を見つけたものです。これは内緒にしておきましょう(笑)



見えているのは、稲渕の棚田だと思います。



長い時間をかけて造られた風景です。



ずいぶん登って来ました。この日は気温が20度になったようで、上着も脱いで登りました。



このあたりから見る棚田も素晴らしいです。



峠の向こうにはどんな景色が待っているのでしょう。ワクワクしながら峠を越えたのですが、絶景は広がっていませんでした(笑)



※訪問日 2020.3.9