はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

熊野古道を歩いて天空の郷・果無集落へ

2020-12-04 18:15:15 | 街道歩き
果無(はてなし)集落は、以前からずっと行ってみたい所でした。
「はてなし」という響きにも何故か惹かれていました。
やっと今回行くことが出来ましたが、予想通りの素晴らしい所でした。




登山口から古道の石畳を歩くこと約40分、果無集落に到着です。




古道は民家の庭先へとつづいて行きます。初めて来たら戸惑いそうな道です。




湧き水が豊富なようです。大きな鯉も飼われていました。




初めて来たのですが、何度も来たことがあるような感じがしました。雨戸が閉まっていて誰もいらっしゃらないようでした。




この庭先を通るのが世界遺産の熊野古道です。この民家は、ずっと昔からここを通る巡礼者を見て来たのでしょう。




水槽には花が生けてありました。これは巡礼者への思いやりでしょうか。




グレートトラバース3の田中陽希もここで水を飲んでいたような気がします。




何気なくぶら下げられている道具も素敵でした。




尾根を行く一本の道です。この道を歩きたかったのです。




古道はこの先、果無峠へとつづきます。もちろん最終的には、熊野本宮をめざしてつづいています。




ここから果無峠までは3.9キロとありました。




バス停がありました。1日に2便のようですが、よく見ると月曜日だけの運行でした。




少しだけ紅葉がありました。春は枝垂れ桜がきれいに咲く写真を見たことがあります。




世界遺産の石碑が建っています。世界遺産の熊野古道小辺路(こへち)ですが、訪れる人も少なく静かな古道歩きができました。




天空の郷・果無集落には日本の原風景が広がっていました。




※訪問日 2020.12.2