はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

岩村城跡を歩きました

2020-12-25 19:15:15 | 旅行
中津川の苗木城から車で30分、恵那市の岩村城跡にやって来ました。
岩村城は、日本三大山城の一つに数えられ、女城主の城としても知られています。
城には、重要伝統的建造物群保存地区の岩村の町から登ってくるのが一番良いのですが、時間の関係でショートカットしました。


駐車場に着くと本丸はすぐ目の前です。江戸諸藩の府城の中でも最も高い所(717m)に築かれているので、雪も残っていました。




ここは霧に包まれることも多くあるようで、別名「霧ケ城」とも呼ばれるそうです。




さて、女城主の物語です。城主の織田信長の五男が幼少であったので、信長の叔母おつやが女城主としてここを統治していました。




そこへ武田信玄の家来の秋山虎繁が攻めて来ました。籠城するも、城下の民を守るため、虎繁との婚姻を条件に開城します。




ところが、今度は織田軍が攻めて来ました。よく戦いましたが、最後は領民を守りおつやと虎繁の命を守るという約束で開城しました。しかし、信長はこれを反故にし夫妻は磔刑に処されてしまいました。




こんな悲しい歴史のある岩村城です。本丸にやって来ました。




本丸からは恵那山が見えます。苗木城から見た恵那山とは形が違って見えました。




ここからも雪をいただいた中央アルプスの高峰が見えました。




眼下には岩村の城下町が広がります。




織田信長と明智光秀もここを訪れたようです。歴史番組でおなじみの小和田先生が検証したという案内板がありました。




歴史番組といえば、お城が出てくれば必ず登場する千田先生を思い出します。できることなら案内をお願いしたいものです。




紅葉もすっかり枯れてしまいました。




700メートルを超える山頂にある石垣とは思えません。




六段壁の見事な石垣です。




苗木城跡、岩村城跡と二つの山城を巡って来ましたが、どちらも見事な山城でした。




※訪問日 2020.12.23