はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

熊野古道 小辺路をちょっとだけ歩きました

2020-12-03 18:25:25 | 街道歩き
熊野古道の小辺路(こへち)をちょっとだけ歩きました。
今回は、古道を歩いて果無(はてなし)集落へ行くのが目的でした。
果無集落は奈良県十津川村にあります。ちなみに十津川村は日本一大きな村です。
奈良県は大阪の隣の県ですが、十津川村までは以外と時間がかかります。
国道168号線は以前走った時よりもずいぶん良くなっていましたが、所々に狭路もありました。
今回は車の運転に自信がないので、Mさんご夫婦にご同行願いました。

今回目的地の果無集落へは、十津川村のマップをもとにモデルコースを歩きました。
昴の郷に車を置いて歩きはじめます。まずはトンネルをくぐります。




真っ暗でなくて良かったです。




今度は吊り橋を渡ります。




そんなに高度感は無いのですが、よく揺れる吊り橋でした。




影が面白かったです。




無事に渡りきることができました。




いよいよ熊野古道歩きです。




石畳に歴史を感じます。




熊野古道は、田辺から山の中をいく中辺路、串本経由で海岸線をいく大辺路、そして高野山から続く小辺路があります。(他にもあります。)




平安時代に上皇や貴族が熊野詣をはじめましたが、やがて庶民にも広まり「蟻の熊野詣」といわれるほど沢山の人々が熊野詣にやって来ました。




小辺路は高野山から熊野本宮まで約70キロの行程だったようですが、今回私が歩いたのは1キロほどでした(笑)




登山口から急な上り坂が続き、30分ほど登ればこんな景色が広がりました。




下を流れる川は十津川です。




深い山の中にいるのが実感できました。




そこから少し歩くと、果無集落の入口が見えてきました。




<つづきます>

※訪問日 2020.12.2