はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

信州桜紀行2022 <天下第一の高遠桜に酔いしれました>

2022-04-18 19:25:25 | 桜の旅
高遠桜が満開を迎えた高遠城址公園にいます。



お城の南の方までやって来ました。





何しろ朝の6時にやって来たので、訪れる人もまばらです。





タカトオコヒガンザクラです。





高遠城址公園の桜は南側から咲き始めるそうで、この辺りでは散りはじめのようでした。





高遠桜は「天下第一の桜」と称されると同時に、桜の日本三大名所とされています。





平成2年には日本さくらの会の「さくら名所100選」にも選ばれたそうです。





ここは桜のトンネルとなっていました。





ところで、この高遠城は戦国時代に織田信長の武田攻めで激戦になった城です。





武田信玄の子である仁科盛信が3千の兵でここを守り、織田5万の大軍の前に玉砕したことで知られています。





そんな凄まじい歴史のあるお城です。





心の目で桜越しの中央アルプスを眺めます。





再び問屋門まで戻ってきました。





再び桜雲橋を渡ります。





鳥になって空から眺めて見たいものです。





高遠閣までやってきました。





高遠閣は桜によく似合います。





名残惜しいですが、そろそろ帰る時間です。





駐車場まで下りてきました。元高遠城桜門がありました。





最後の1枚は駐車場から見た桜の城です。





高遠の桜は憧れの桜でしたが、やっと見ることができました。
「天下第一の桜」といわれることにも納得しました。
またいつの日か桜の高遠を訪れたいと思います。


※訪問日 2022.4.14

信州桜紀行2022 <高遠桜はまさに「天下第一の桜」でした>

2022-04-17 18:15:15 | 桜の旅
今回の桜旅の一番の目的は、高遠桜を見ることでした。
高遠城址公園には、タカトオコヒガンザクラが約1500本植えられており、その美しさは「天下第一の桜」と称されています。
以前から高遠桜を見たかったのですが、混雑の様子を聞くにつけ、出かけるのを躊躇していました。
ところが今回、駒ヶ根の宿に泊まって早朝から桜を見に行くという話をいただいたので、喜んでお受けしました。


朝の6時前に高遠城址公園に到着し、一番乗りで桜の中に入って行きました。





満開で見ごろを迎えた高遠桜が我々を迎えてくれました。





この日は雨の予報でしたが、この時間は曇り空でなんとか天気が持ってくれました。





タカトオコヒガンザクラはこの地にしかない固有種だそうです。花形はやや小ぶりで赤みが強いのが特徴だそうです。





明治8年頃から植え始められたそうで、樹齢140年を超える老木もあるそうです。





問屋門をくぐって本丸にやってきました。





本丸の桜です。





桜雲橋(おううんきょう)とは風流な名前です。





どこを見回しても桜ばかりです。





曇り空の下だったので、全体的にしっとりとした桜になりました。





晴れていれば中央アルプスが見えるはずです。





実は高遠城址には3度来たことがるのですが、いずれも桜の季節ではありませんでした。





花の無い桜の木を見て、春の情景を思い浮かべるだけでした。





桜の頃はさぞや美しいだろうと想像していた風景が、いま目の前にあります。





想像していた以上に素晴らしい風景でした。





まさに「天下第一の桜」といわれる風景です。





眼下には高遠の町並みです。





桜に包み込まれているような感覚になります。





桜で埋まった広い城内をもう少し歩いて行きましょう。





<つづきます>


※訪問日 2022.4.14

信州桜紀行2022 <「駒つなぎの桜」に会えました>

2022-04-16 18:15:15 | 桜の旅
今回の信州桜紀行は、おもに二日目に高遠桜やその周辺の桜を堪能するというのが目的でした。
初日は駒ヶ根の宿まで走ればよいだけでしたが、せっかくなので中央道の園原で降りて「駒つなぎの桜」を見て行くことにしました。


駒つなぎの桜です。実に素晴らしいエドヒガンの古木です。





観光客のために、ここだけ水が張られています。





この桜も以前から会いに行きたい桜の一つでしたが、やっと会うことができました。





ライトアップもあるようで、他の人の写真で見る夜景は本当に美しいです。





この日(13日)は、情報では五分咲きということでしたが、見ごろといってもよい感じでした。





ということで、私たちが訪れた時は数人の方がいるだけでした。





撮影スポットはそんなに広くないので、ライトアップ時は場所取りが大変なことになるのでしょう。





遠くには雪をいただいた南アルプスが見えました。





樹齢は450年以上と推定されています。





ところで「駒つなぎの桜」というのは、源義経が奥州に落ち延びる途中に、馬をつないだことから、そう名付けられたそうです。





しかし、義経が都落ちしたのは約830年前のことなので、計算が‥。





まあ、そんな野暮なことは考えずにロマンを感じましょう。





旧東山道に面した家はどこも立派でした。





周辺の景色も長閑で心が癒されました。





<おまけです>
今回の桜旅の第一目的は、高遠桜を見ることでした。そのために駒ヶ根に宿を取り、人の少ない早朝から高遠城に行くという計画でした。
駒つなぎの桜を見たあと、昼神温泉を通ったのですが、花桃が美しかったです。

駒ヶ根に到着すると、桜の間から中央アルプスの宝剣岳が迎えてくれました。





宿のすぐ横にある駒ヶ根橋から眺める中央アルプスです。





千畳敷のロープウェイ駅も小さく見えました。





下流側を眺めると、南アルプスが望めました。





宿の部屋からは甲斐駒ヶ岳(左)や仙丈ヶ岳(中央のどっしりた山)が望めました。しかし、翌日の天気予報は雨でした。




今回の桜の旅は宿に二泊して信州の桜を巡るという計画でした。
今回は連れ合いさんや連れ合いさんの妹夫婦、そして妹の友達夫婦も一緒でした。
そのご夫婦は信州在住で、今回大変お世話になりました。
いつもなら一人で車中泊で出かけることが多いのですが、今回はそういう訳で宿に二泊しました。


※撮影日 2022.4.13

仏隆寺の千年桜が満開でした(後)

2022-04-15 19:15:15 | 桜の旅
奈良県宇陀市の仏隆寺にいます。


石段を上って仏隆寺の門前にやって来ました。





門の中に見える花々もきれいです。





境内に咲く桜も見事です。





この白い花は山梨でした。





きれいな枝垂桜です。





ここまで上って来て良かったです。





本堂から見下ろす、花に埋まった境内です。





山梨も気に入りました。





門の外は、もちろん桜です。





仏隆寺は、空海の高弟の堅恵の創建だそうです。室生寺の南門に位置します。(山を越えれば、室生寺です。)





また、ここは大和茶の発祥地だそうで、空海が帰国の際に持ち帰ったお茶を堅恵が寺内で栽培したものを全国に普及されたとされています。





仏隆寺を出て、再び千年桜をめぐります。





実に堂々とした桜の巨木です。





宇陀市では又兵衛桜が有名ですが、仏隆寺の千年桜も忘れてはいけません。毎年、又兵衛桜から少し遅れて咲きます。





満開の千年桜を訪ねたのは初めてでしたが、大変満足のいく桜の旅になりました。





※訪問日 2022.4.11

仏隆寺の千年桜が満開でした(前)

2022-04-14 19:15:15 | 桜の旅
予告でもお伝えしましたが、4月11日に奈良県宇陀市にある仏隆寺の千年桜を訪れました。
この日は曇りの予報でしたが、朝から良い天気だったので、9時を過ぎていましたが、出かけることにしました。
吉野山の桜も見たかったのですが、吉野山の混雑を考えてこちらにしました。



満開の千年桜です。(中央の桜)





ここへ来るのは三度めですが、満開の千年桜を見たのは初めてです。(いつも散ったあとの訪問でした(笑))





周辺の桜(ソメイヨシノ)は散り始めていました。





ここへ来るのが少ないのには理由があります。途中の道が狭くて駐車場も小さいのです。(私の苦手なことばかりです(笑))





ところでこの千年桜ですが、樹齢は900年以上といわれているので、まさに千年桜です。





昭和58年に「仏隆寺のサクラの巨樹」として天然記念物に指定されています。





説明板によれば「仏隆寺のヤマザクラとして指定されていたこのサクラは、開花期に鑑定を受けたところ、ヤマザクラとエドヒガンの雑種であるモチヅキザクラの一型であることが判明した。」





ということで、モチヅキザクラだそうです。





石仏の脇を通って千年桜の下へ進みます。





この石段を登り切ったところに仏隆寺があります。





下から見上げる千年桜です。





まだまだ力強さが衰えていません。





千年もの間ここにしっかりと立っておられます。





せっかくなので仏隆寺にお参りして行きましょう。





散った桜がきれいな石段を上っていきます。





<つづきます>

※訪問日 2022.4.11