はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

「重伝建」足助(あすけ)の街をぶらり

2024-11-25 19:15:15 | 街道歩き
足助は以前から行ってみたかった町ですが、今回香嵐渓の紅葉とセットで行くことができました。
その昔、初めてこの町の名前を見たときは「あしすけ」って読んでいたと思います(笑)
その後、足助の町並みが「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていることも知りました。

香嵐渓から国道を渡ると、そこは足助の町です。


足助といえば香嵐渓なんでしょう。


町の外れの落合橋からの景色です。


足助の町並みは、尾張・三河から信州を結ぶ中馬街道の中継地として栄えた商家町です。
街道歩きが好きですが、まだまだ知らない街道が多いです。


1775年の大火で町並みの大部分は消失したそうですが、その後再建がはじまったそうです。


今も江戸時代から明治末までに建てられた建物が数多く残っているようです。


大正期や戦後の建物も伝統的な町家の形式を踏襲するものが多く、現在まで古い町並みの景観が保たれてきたそうです。


こんな小路もありました。マンリン小路というそうです。


街道筋の街らしい風景です。この曲がり方が好きなんです。


足助は川沿いの景色も絵になります。


足助橋から上流側を撮りました。


昼前に五平餅を食べただけだったのでお腹が減りました。
街を歩いていると食堂があったので鰻丼をいただきました。


お腹も満たされて、再び街散策です。


アサヒビールと書かれたレトロな建物がありました。


なぜか誘われます(笑)


真弓橋から見る川沿いの風景です。(逆光でした)
その昔、ブログ仲間のtakayanさんと錫杖さんも撮っておられたと思うのですが。


真弓橋からの上流部の風景です。
時刻は2時半そろそろ帰るとしましょう。家までは3時間以上かかります。


中馬街道は「塩の道」だったそうです。(ここにも「塩の道」があったようです)
三河湾でつくられた塩を矢作川で今の豊田市に荷揚げし、足助の塩問屋で荷直しして信州方面に運んだそうです。
馬の背で荷物を運ぶ組合のことを「中馬」といったそうです。

※訪問日 2024.11.18

愛知県の紅葉スポット香嵐渓に行きました(後)

2024-11-24 18:25:25 | 紅葉
東海エリアNO1と云われる香嵐渓(こうらんけい)にいます。
見ごろには1〜2週間ほど早かったようですが、それなりに紅葉を楽しんでいます。

香積寺(こうじゃくじ)にやって来ました。


真っ赤な紅葉です。(色温度を変えて遊びました)


香嵐渓のカエデの始まりは、この寺からと云われています。


江戸時代初期に香積寺の僧・三栄が植樹したのが始まりだそうです。


香積寺周辺の紅葉は始まったばかりのようでした。


この寺の杉も立派でした。


巴川沿いに900mの遊歩道があるようですが、今回は駐車場の方に戻って来ました。


カエデが真っ赤に色付けば美しいことでしょう。


やはり待月橋のあたりが一番きれいでした。


香嵐渓のカエデは約4000本もあるそうです。
大正時代末期から昭和の初めにかけて植樹に取り組んだことで現在のような名所になったそうです。


ライトアップもされるようでした。


今回は見ごろには早かったようですが、また機会があれば訪れたいものです。


こんな綺麗なカエデもありました。


こちらは山茶花です。


このあと、すぐ近くにある足助の街並みへと向かいました。

最後は、連れ合いさんが香積寺でいただいた御朱印です。
香嵐渓とはわかりやすいです。



※訪問日 2024.11.18

愛知県の紅葉スポット香嵐渓に行きました(前)

2024-11-23 18:25:25 | 紅葉
東海エリア第1位の紅葉スポットといわれる香嵐渓(こうらんけい)に行って来ました。
関西にも沢山の紅葉スポットがあるのに、なぜわざわざ愛知県までと思われることでしょう。
それは、ある雑誌に香嵐渓の記事が載っており、それを見た連れ合いさんが行きたいというところから始まりました。
紅葉の見ごろは11月中旬〜下旬ということだったので、日程調整をして11月18日に行くことになりました。
今年は紅葉が遅いので少し嫌な予感はしていましたが‥。

家を早朝に出ましたが、あちらこちらで渋滞に巻き込まれながら香嵐渓に到着したのは11時を過ぎていました。
さすが東海エリアNO1の紅葉スポットということで、駐車場も満車が多かったのですが、何とか停めることができました。


予感が当たったようで、香嵐渓の紅葉は始まったばかりのようでした。


巴川にかかる待月橋(たいげつきょう)です。


立派なカエデの木です。


全体的にはまだ始まったばかりしたが、中には5分ほど紅葉しているものもありました。


紅葉よりも目を引いたのが銀杏の黄葉でした。


対岸に渡るとお店が並んでいました。お腹も減ったので五平餅で腹ごしらえです。
さすがは愛知県、お味噌が美味しかったです。


雑誌の色付きとは随分ちがいましたが、香嵐渓の風景です。


色づいたところを選んでパチリです(笑)


見ごろは10日後くらいでしょうか。


ここの紅葉はこの巴川とのコラボなんでしょう。


再び橋をわたって、先ほど見えていた銀杏の下にやって来ました。


昨年は何ヶ所かの大銀杏を訪ねましたが、この銀杏も立派でした。


銀杏の下には、嬉しいことに茅葺屋根がありました。


反対側は紅葉と茅葺屋根です。


このあと少し石段を登ったところにある香積寺(こうじゃくじ)に向かいました。

※訪問日 2024.11.18

四国の旅(旅の最後は大変でした)

2024-11-22 19:15:15 | 知らない街をぶらり
四国には「八十八ヶ所巡り」や、剣山や石鎚山登山などで何度も訪れています。
しかし、四国の中央部にある祖谷のあたりは通り過ぎることが多かったです。
今回、初めてゆっくりと旅をすることができました。

二日目の朝も祖谷渓は霧で包まれていました。


朝のお風呂をいただきました。朝から温泉は最高の贅沢です。


旅館のHPから。展望風呂ですが、展望は霧で真っ白でした(笑)


朝からリッチな食事(洋食を選択)をいただきました。家では食パンと目玉焼きだけです(笑)


旅館から歩いて8分ぐらいの所に「小便小僧」がいました。


200mの谷底に向かっての小便です。


霧の中に綺麗な紅葉が浮かび上がりました。


旅館のバスで本日の観光の目玉、かずら橋に送ってもらいました。

かずら橋は見るのも渡るのも始めての経験です。


渡るのはもちろん有料です。維持費が大変だとおもいます。(3年に一度架け替えだそうです)


長さは約45mで、水面からの高さは約14mだそうです。重要有形民俗文化財に指定されています。


重さ約6トンの自生のシラクチカズラを編み上げて作られているそうです。


切れる心配はありませんが、やはり慎重に渡りました。(私は高度恐怖症ではありませんが)


かずら橋は、その昔祖谷に逃れた平家の落人が、源氏が攻めてきた時に橋を切り落とすためにかけたといわれています。


かずら橋からは路線バス(20分)で大歩危駅に戻ってきました。友人たちとはここでお別れです。

友人が乗った列車を見送りました。私たちは2時間後の列車を予約していました。
しかし、この列車を最後に運転が見合わされるとは思いもしませんでした。


そんなことも知らずに、時間もあるので、近くにあったカフェでゆっくりと過ごしました。


ヤマガラがやって来るカフェでした。


大歩危駅前にある歩危(ボケ)マートです。「ぼけあげ」が有名なようでした。


駅に戻って異変に気付きました。上りも下りも列車がやって来ないのです。


たった一人の駅員に聞くと、大歩危駅と阿波池田駅間で信号の故障で、いつ動くかわからないとのことでした。
これは困ったことになりました。つい最近もJR四国では瀬戸大橋で架線事故で列車が立ち往生したばかりです。

この駅では乗車変更や払い戻しが出来ないので、バスで阿波池田駅に向かうことにしました。
阿波池田駅の案内です。阿波池田駅には臨時のバスを待つ長い行列ができていました。


結論としては無事に家に帰り着きました。
友人の一人が車で来ていて、まだ金比羅の近くにいたのです。
阿波池田駅まで向かいに来てもらって、大阪まで送ってもらいました。
本当に助かりました。Fさんに感謝です。

※訪問日 2024.11.16

四国の旅(大歩危〜祖谷温泉)

2024-11-21 19:55:56 | 秘湯の旅
観光列車で大歩危駅に着いたあとは、大歩危(おおぼけ)の観光です。
皆んなは遊覧船に乗るというので、私一人で鉄道の写真を撮りに行きました。

大歩危は深い渓谷で、川沿いを大股で歩いても小股で歩いても危険なことから名付けられたそうです。


深い谷底を遊覧船が進みます。


生憎の雨模様で景色も霞んでいました。紅葉も7分ぐらいというところでした。


目的の第2吉野川橋梁が見えてきました。
しばらく待ちましたが列車はやって来ませんでした。


その後、旅館からの迎えのバスに乗って、祖谷(いや)温泉に向かいました。

祖谷温泉付近の景色です。深い谷に霧が立ち込めていました。


旅館の紅葉です。自然の中にはこんな鮮やかな色はあまりありません。


早速、温泉に向かいました。ここの宿の温泉はケーブルカー で谷底に下りていきます。


車内から写しました。約5分間の乗車です。


温泉の撮影は禁止なのでHPからです。
温泉の温度は38度ということでかなりぬるめでした。20分間じっと浸かっていました。


この屋根の下に温泉があります。


帰りのケーブルカーを待ちます。暖房のきいた待合室がありました。


ケーブルカーがおりてきました。
その昔、この近くでケーブルカーで上っていく温泉にも入ったことがありました。


この提灯は撮っておかなければいけません(笑)


こうして祖谷温泉の夜は更けていきました。
友人たちとの久しぶりの再会に、話が盛り上がったことは言うまでもありません。

※訪問日 2024.11.15