今年は福島県の名峰2座に登りました。
安達太良山(あだたらやま)と磐梯山(ばんだいさん)です。
安達太良山 (6/11)
まず最初に登ったのは安達太良山です。
本当は磐梯山から登る予定で宿も取ったのですが、安達太良山のロープウェイが運休日だったので変更しました。
安達太良山が近づくと独特な山容が現れました。「乳首山」とも呼ばれているそうです。

登山口です。ここからロープウェイに乗りました。歩く人も多いのですが、二日間連続登山なので無理はしませんでした。

ロープウェイの下はスキー場になっています。しかし、ロープウェイは楽でいいですね(笑)

ロープウェイの終点から少し歩くと「この上の空がほんとの空です」という案内がありました。
詩人で彫刻家の高村光太郎が著した詩集「智恵子抄」に収録された「あどけない話」に由来するものです。

ほんとの空を見上げます。

頂上までは約1時間半です。

両側の木が日除けになって、歩きやすいルートでした。

平日でしたが、そこそこの登山者がいました。やはり人気の「百名山」なのでしょう。

ウグイスが姿を見せてくれました。

頂上が近づいてきました。

頂上付近に来ると景色が一変しました。

頂上直下にはハシゴもかけられています。

右手に見える景色です。下山はこちらを歩きます。

遥か遠くの方は福島市です。

頂上の下までやってきました。

ロープウェイのおかげでここまでは楽に登って来ることができました。

それでは頂上をめざしましょう。

頂上には石の祠がありました。

あちらに見える山は、翌日に登る磐梯山です。

遠くには東北の名峰が並びます。名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました(笑)

頂上の上の空は、やはり色がちがいました。

これから歩く稜線ですが、実は私の大好きな大分水嶺でした。(この時は気付いてなかったのです。)

頂上から下りてきました。振り返ると、またちがった顔を見せてくれました。

牛の背(?)を進みます。

こんな所にもイワカガミが咲いていました。

そして、ここが爆裂火口です。

こわごわ覗き込む爆裂火口(沼ノ平火口)です。不思議な景色に圧倒されます。

ここが噴火したのは明治33年の事なので、そう遠い昔話ではありません。
大噴火により硫黄採掘所の72人が亡くなられたそうです。

風速10mを超える爆風が吹いていました。

頂上を振り返ります。

私たちは右のほうへ下りて行きます。

イワカガミの群生地がありました。

頂上(左のピーク)が少しずつ遠くなります。

左手に見える山は鉄山(?)でしょうか。荒々しい山肌をしています。

くろがね小屋まで下りてきました。耐震工事のため建て替えるそうで、営業はしていませんでした。

くろがね小屋の上に源泉があり、その温泉が翌日泊まる岳温泉の源泉でした。

タニウツギの咲く登山道を下山です。

くろがね小屋から登山口までの道が退屈で長い林道(一部旧道も)歩きでした。
しかも、ドロドロの箇所が沢山あり疲れました。
安達太良山は以前から名前はよく知っていた山なので、今回登ることが出来て良かったです。
景色も素晴らしく満足のいく山行となりました。
会津磐梯山 (6/12)
福島県の名峰2座目は磐梯山(ばんだいさん)です。
「会津磐梯山は宝の山よ〜」と民謡にもうたわれる福島県を代表する山といってもいいでしょう。
もちろん磐梯山も福田久弥の「日本百名山」の1座です。
磐梯山も登山ルートがいくつかありますが、今回は一番ポピュラーな八方台から往復することにしました。
平日でしたが、八方台登山口の駐車場にはそこそこの車が停まっていました。

7時30分、登山口を出発です。最初はブナ林の中のよく整備された道を登って行きます。

40分ほど歩くと中ノ湯に到着です。めざす頂上も見えました。

中ノ湯ですが、かつて温泉宿があった所で、施設が廃虚となって残っていました。

磐梯山は、1888年(明治21年)の噴火で山体崩壊が発生しましたが、その時から時間が止まったままです。

ここから本格的な登りが始まります。

時々視界が開けて景色が望めます。

今回の山行では、安達太良山でも磐梯山でもタニウツギがたくさん咲いていました。

弘法清水小屋の手前まで登って来ました。

頂上も見えましたが、まだ先のようです。

出発してから2時間15分、弘法清水小屋に到着です。名前の通り美味しい水が湧いていました。

登山バッジを購入しました。登山ユーチューバーあどちゃんの真似をしました(笑)

小屋の前からの景色です。こちらからは裏磐梯方面の景色が見られます。

大きな湖は桧原湖です。

向かいの山は櫛ヶ峰です。えぐれている所が山体崩壊のあった所です。136年前にはここに小磐梯山がありました。

ミヤマキンバイが咲いていました。

オダマキも咲いていました。頂上では珍しい花にも会えました。(それは次回に紹介します)

小屋から頂上までは急斜面の登りが待っていました。最後の登りは流石にきつかったです。

それでも、景色を楽しみながらゆっくりと登りました。

あと一踏ん張りで頂上というところまで登って来ました。なんとか頂上まで足も持ってくれました。

弘法清水小屋からのきつい登りをなんとか登りきって、ついに頂上に到着しました。
標高は1816mです。石の祠がありました。

楽しみしていた頂上からの猪苗代湖の眺めです。ちょっと霞んでいますが大満足の眺めでした。

反対側の景色です。頂上の少し下に休憩所のようなものがありますが、閉まっていました。

やはり猪苗代湖に目がいってしまいます。

スマホからの1枚です。

頂上は岩がゴロゴロしていましたが、そこにミヤマキンポウゲが咲いていました。

そして楽しみにしていたバンダイクワガタも咲いていました。

本当に小さい花でした。

ミヤマキンポウゲとバンダイクワガタです。

スマホからの1枚です。

ミヤマキンポウゲの群落もありました。

休憩所のところで昼食をいただきました。あとは無事に下山することです。

弘法清水小屋から先は、少し寄り道をしてお花畑を歩きました。

荒々しい風景を見ながら歩けます。

お花畑から頂上を振り返りました。

お花畑は思ったほど花は咲いていませんでしたが、レンゲツツジが鮮やかでした。

お花畑の途中で山体崩壊を実感できる場所がありました。

本来なら目の前にあった山が山体崩壊して、美しい裏磐梯の姿を造ったということがよくわかりました。
しかし、この噴火で477名の命が失われたことも忘れてはいけないことだと思いました。

しばらく進むとウラジロヨウラクが咲いていました。

ミヤマキンポウゲも咲いていました。

ここで磐梯山の頂上も見納めです。

黙々と下り中ノ湯あたりのイワカガミの咲いていた所まで戻って来ました。

白トビがひどいですが、マイヅルソウ(?)も咲いていました。

中ノ湯です。ここに温泉があれば間違いなく入ったことでしょう。

あとは駐車場までの道を20分ほど歩き、無事に下山することができました。
裏磐梯にある「磐梯山噴火記念館」あたりから眺めた磐梯山です。

スマホからの1枚です。

この日は安達太良山の麓にある岳温泉に泊まりました。とてもいい湯でした。
※登山日 2024.6.12
安達太良山(あだたらやま)と磐梯山(ばんだいさん)です。
安達太良山 (6/11)
まず最初に登ったのは安達太良山です。
本当は磐梯山から登る予定で宿も取ったのですが、安達太良山のロープウェイが運休日だったので変更しました。
安達太良山が近づくと独特な山容が現れました。「乳首山」とも呼ばれているそうです。

登山口です。ここからロープウェイに乗りました。歩く人も多いのですが、二日間連続登山なので無理はしませんでした。

ロープウェイの下はスキー場になっています。しかし、ロープウェイは楽でいいですね(笑)

ロープウェイの終点から少し歩くと「この上の空がほんとの空です」という案内がありました。
詩人で彫刻家の高村光太郎が著した詩集「智恵子抄」に収録された「あどけない話」に由来するものです。

ほんとの空を見上げます。

頂上までは約1時間半です。

両側の木が日除けになって、歩きやすいルートでした。

平日でしたが、そこそこの登山者がいました。やはり人気の「百名山」なのでしょう。

ウグイスが姿を見せてくれました。

頂上が近づいてきました。

頂上付近に来ると景色が一変しました。

頂上直下にはハシゴもかけられています。

右手に見える景色です。下山はこちらを歩きます。

遥か遠くの方は福島市です。

頂上の下までやってきました。

ロープウェイのおかげでここまでは楽に登って来ることができました。

それでは頂上をめざしましょう。

頂上には石の祠がありました。

あちらに見える山は、翌日に登る磐梯山です。

遠くには東北の名峰が並びます。名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました(笑)

頂上の上の空は、やはり色がちがいました。

これから歩く稜線ですが、実は私の大好きな大分水嶺でした。(この時は気付いてなかったのです。)

頂上から下りてきました。振り返ると、またちがった顔を見せてくれました。

牛の背(?)を進みます。

こんな所にもイワカガミが咲いていました。

そして、ここが爆裂火口です。

こわごわ覗き込む爆裂火口(沼ノ平火口)です。不思議な景色に圧倒されます。

ここが噴火したのは明治33年の事なので、そう遠い昔話ではありません。
大噴火により硫黄採掘所の72人が亡くなられたそうです。

風速10mを超える爆風が吹いていました。

頂上を振り返ります。

私たちは右のほうへ下りて行きます。

イワカガミの群生地がありました。

頂上(左のピーク)が少しずつ遠くなります。

左手に見える山は鉄山(?)でしょうか。荒々しい山肌をしています。

くろがね小屋まで下りてきました。耐震工事のため建て替えるそうで、営業はしていませんでした。

くろがね小屋の上に源泉があり、その温泉が翌日泊まる岳温泉の源泉でした。

タニウツギの咲く登山道を下山です。

くろがね小屋から登山口までの道が退屈で長い林道(一部旧道も)歩きでした。
しかも、ドロドロの箇所が沢山あり疲れました。
安達太良山は以前から名前はよく知っていた山なので、今回登ることが出来て良かったです。
景色も素晴らしく満足のいく山行となりました。
会津磐梯山 (6/12)
福島県の名峰2座目は磐梯山(ばんだいさん)です。
「会津磐梯山は宝の山よ〜」と民謡にもうたわれる福島県を代表する山といってもいいでしょう。
もちろん磐梯山も福田久弥の「日本百名山」の1座です。
磐梯山も登山ルートがいくつかありますが、今回は一番ポピュラーな八方台から往復することにしました。
平日でしたが、八方台登山口の駐車場にはそこそこの車が停まっていました。

7時30分、登山口を出発です。最初はブナ林の中のよく整備された道を登って行きます。

40分ほど歩くと中ノ湯に到着です。めざす頂上も見えました。

中ノ湯ですが、かつて温泉宿があった所で、施設が廃虚となって残っていました。

磐梯山は、1888年(明治21年)の噴火で山体崩壊が発生しましたが、その時から時間が止まったままです。

ここから本格的な登りが始まります。

時々視界が開けて景色が望めます。

今回の山行では、安達太良山でも磐梯山でもタニウツギがたくさん咲いていました。

弘法清水小屋の手前まで登って来ました。

頂上も見えましたが、まだ先のようです。

出発してから2時間15分、弘法清水小屋に到着です。名前の通り美味しい水が湧いていました。

登山バッジを購入しました。登山ユーチューバーあどちゃんの真似をしました(笑)

小屋の前からの景色です。こちらからは裏磐梯方面の景色が見られます。

大きな湖は桧原湖です。

向かいの山は櫛ヶ峰です。えぐれている所が山体崩壊のあった所です。136年前にはここに小磐梯山がありました。

ミヤマキンバイが咲いていました。

オダマキも咲いていました。頂上では珍しい花にも会えました。(それは次回に紹介します)

小屋から頂上までは急斜面の登りが待っていました。最後の登りは流石にきつかったです。

それでも、景色を楽しみながらゆっくりと登りました。

あと一踏ん張りで頂上というところまで登って来ました。なんとか頂上まで足も持ってくれました。

弘法清水小屋からのきつい登りをなんとか登りきって、ついに頂上に到着しました。
標高は1816mです。石の祠がありました。

楽しみしていた頂上からの猪苗代湖の眺めです。ちょっと霞んでいますが大満足の眺めでした。

反対側の景色です。頂上の少し下に休憩所のようなものがありますが、閉まっていました。

やはり猪苗代湖に目がいってしまいます。

スマホからの1枚です。

頂上は岩がゴロゴロしていましたが、そこにミヤマキンポウゲが咲いていました。

そして楽しみにしていたバンダイクワガタも咲いていました。

本当に小さい花でした。

ミヤマキンポウゲとバンダイクワガタです。

スマホからの1枚です。

ミヤマキンポウゲの群落もありました。

休憩所のところで昼食をいただきました。あとは無事に下山することです。

弘法清水小屋から先は、少し寄り道をしてお花畑を歩きました。

荒々しい風景を見ながら歩けます。

お花畑から頂上を振り返りました。

お花畑は思ったほど花は咲いていませんでしたが、レンゲツツジが鮮やかでした。

お花畑の途中で山体崩壊を実感できる場所がありました。

本来なら目の前にあった山が山体崩壊して、美しい裏磐梯の姿を造ったということがよくわかりました。
しかし、この噴火で477名の命が失われたことも忘れてはいけないことだと思いました。

しばらく進むとウラジロヨウラクが咲いていました。

ミヤマキンポウゲも咲いていました。

ここで磐梯山の頂上も見納めです。

黙々と下り中ノ湯あたりのイワカガミの咲いていた所まで戻って来ました。

白トビがひどいですが、マイヅルソウ(?)も咲いていました。

中ノ湯です。ここに温泉があれば間違いなく入ったことでしょう。

あとは駐車場までの道を20分ほど歩き、無事に下山することができました。
裏磐梯にある「磐梯山噴火記念館」あたりから眺めた磐梯山です。

スマホからの1枚です。

この日は安達太良山の麓にある岳温泉に泊まりました。とてもいい湯でした。
※登山日 2024.6.12