監督は女性監督のニキ・カーロ。
夫の暴力に耐えきれず離婚して
シングルマザーになったジョージー(シャーリズ・セロン)は
2人の子供を抱え、少しでも高い給料を得るために鉱山で働く。
そこは未だ閉鎖的な男社会の職場で、
耐えられないほどの、虐待、嫌がらせを受ける。
目をそむけたくなるようなセクハラの悲惨さ。
彼女の周辺の女性達の弱さ……
頼れるもののない中で、
それでも職場を辞めようとはしない、
ジョージーの精神力の強靱さ!!
10代でシングルマザーとなって、
ふしだらな女と周りから見られているが…
でも、これも複雑な事情があって……
たとえ汚れ役をしても、
キリッとした美しさは変わってない・・・
法廷のシーンなど毅然としていて、品格さえ
感じ取られるほど。
ジョージーのまっすぐな生き方は、
徐々に肉親の愛情を取り戻し、
周囲の人々の考え方をも変化させていく。
法廷でのシーン、ジョージーにとって
うまくいきますようにと心の中で念じてしまいます。
主人公の一生懸命な生き方、
母親としての深い愛情、強さに感動しました。
この映画は男の人には少し居心地、悪いかな??