映画を先に見たので、
それぞれの俳優達の顔を思い浮かべて
読んでしまいました。
映画を見てすぐの本ということになると、
登場人物に関しては、
全く想像力は拡がらないので少し損かな。
映画の出演者は大沢たかお・
鈴木京香・松田翔太・佐藤浩市。
この四人が銀行強盗の役。
配役は
成瀬(大沢たかお)・・・嘘を見抜く名人。
響野(佐藤浩市)・・・演説の名人。
久遠(松田翔太)・・・天才的なスリ。動物が好き。
雪子(鈴木京香)・・・特技は車の運転。体内時計を持つ。
ピッタリの配役…。
というか映画を見てしまった後では、
他の俳優のイメージがわいてきません。
映画と違って本の方は
成瀬と雪子の間に恋愛感情はなかったようです。
合言葉は
「ロマンは、どこだ!!」
面白い4人の会話。
人物設定の面白さ。
ハイテンポなストーリ。
それぞれのキャラも分かりやすく、
先が読めると油断すると、
なかなか決着までたどり着けず、
結構ハラハラしました。
感情移入は出来ませんが(一応この人達、銀行強盗=犯罪人)
気が付けば物語の中に入ってしまっています。
犯罪者ということを忘れさせてしまうほどです。
本格ミステリーなどではなく、
人間の心の内部を書いたりする
物語の方向性ではないので、
余り深く考えずに気軽に楽しめる本でした。
タイトルどおりの陽気で軽快な物語です。