花ごよみ

映画、本、写真など・

顔のない敵 (石持 浅海 )

2007-05-26 | 本 あ行(作家)



テーマは「対人地雷」

石持浅海の原点の短編集。

◇地雷原突破
◇利口な地雷
◇顔のない敵
◇トラバサミ
◇銃声でなく、音楽を
◇未来へ踏み出す足
◇暗い箱の中で

【扉は閉ざされたまま】で注目された石持浅海。
デビュー契機となった【本格推理】からの短編集。 
(対人地雷)6編+活字となった最初の作品。

トリック、またはエピソードとして、
あつかわれている対人地雷。
対人地雷が主題という興味深い内容で、
対人地雷がそれぞれの短編に
重複していてもあきさせません。

登場人物もそれぞれの物語に
リンクしていてページを、
元に戻してみることも
度々ありました。

事件が起こった年度が前後していて
分かりにくいところもありましたが
短編ごとの表題の下に、
事件発生年と書かれているのに
気づいてからは大丈夫でした。
そして次第に慣れてきました。

地雷がテーマの謎解き。
犯人は?動機は?
短編ゆえにストレートで
シンプルなミステリーとして
描かれています。

読んでいて人間の命が軽く
扱われているような印象も 
ふと頭の中によぎることがありました。

『扉は閉ざされたまま』でも
そういった印象を持ったのを
思い出しました。
 
作品としては読みやすく
一遍一遍が短いので
短時間で読むのに適した作品でした。
 
「物語はすべてフィクションですが、
対人地雷の存在は
フィクションではありません」と
作者の言葉として語られています。


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紫蘭の絵

2007-05-26 | 水彩画



↑クリックで拡大できます


蘭の一種。
白もあるそうです。
白は紫蘭とは言わないでしょうね。

すらっと伸びた茎の先に
愛らしい小さな花を付けます。

緑の葉と赤紫の花の色の対比が
きれいな花です。
  
 
タイガースなんとオリックスに連敗。
オリックスここにきて調子いいですね。
6連勝ですか。

オリックス相手だから
大丈夫と思っていたのに…。

コメント (6)
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