椿三十郎
2007-12-16 | 映画
脚本は黒澤明のオリジナル版。
監督は森田芳光、
椿三十郎を織田裕二、
相手役の室戸半兵衛を豊川悦司。

共演は松山ケンイチ、中村玉緒、鈴木杏、藤田まこと、
佐々木蔵之助、小林稔侍、風間杜夫。
黒澤監督の椿三十郎の映画は
以前テレビで見たことがあります。
かなり記憶が薄らいでいますが、
椿のシーンとラストの二人の対決の際の
血の吹き出す場面と、
三船敏郎、仲代達也の太刀の素早い動きが
印象に残っていました。
今回のラストのシーン。
あの血の場面を恐る恐る、
想像していました。
目をそらすそうと決めながら…。
でも結局はなかったので、
倒れた振りをして
また立ち上がって、
もう一度戦うのかと思ったり …
でも自分の好みとして
モノクロならまだしも、
赤い色を見なくてよかったと
思いました。
椿の色はカラーの方が鮮明で
映画に華やかさを
添えていました。
9人の若武者達は、
松山ケンイチをはじめとして
頼りなさげで可愛かったです。

深刻なテーマなのに、
全体的に重厚さは感じられなくて、
軽くて楽しく明るい印象の時代劇でした。