花ごよみ

映画、本、写真など・

鴨川ホルモー (万城目 学 )

2008-07-31 | 本 ま、や行(作家)
『鹿男あをによし』もおもしろかったが
同じ作者の、この本もおもしろい。

一度は譲ってもらった本なのですが、
また、返してしまったのです。
なかなか手元には、
戻って来そうにないので
図書館で借りました。

舞台は京都の学生サークル
主役は大学生。

奇想天外な展開。

「ホルモー」という競技
(京都産業大、立命館、龍谷、京大が対戦)を通しての
登場人物達の人間関係、片思い。

青春小説です。

葵祭、祇園祭りなどを背景に
過ぎし日の懐かしさを、
感じさせるストーリーです。

吉田神社、百万遍、上賀茂神社、
京都のおなじみの地名もたくさん登場。

ホルモーとは?
一人の戦士が力尽きるときに叫ぶ、
断末魔の叫び。

京都大学青龍会?
謎めいた名前のサークル。

そのサークルの目的は、
立派なオニ使いとなること。
そのオニを使役しての戦いなのです。

京都で密かに、
生き抜いてきた一種の競技。

京都という地にはあり得るかのような… 。

歴史のある街、 京都こそ舞台として
この物語が成立するような感じがします。

オニという架空の存在なのに
なぜか現実感を感じてしまうのです。

真面目な口調で語られるオニ達の戦い。
ラストは夢中になってしまいました。

特に後半、
指揮官として実力を発揮する楠ふみ。

友人のちょんまげの高村。

登場人物が個性的に描かれていて
楽しいです。

映画化されるようで、
配役は山田孝之が主人公。

おかっぱ頭、
大きな黒縁眼鏡の女子大生
楠ふみを演じるのは栗山千明。
意外な配役です。


これじゃ、誰か分かりません。

映像化してもきっと、
おもしろいでしょう。
楽しみな映画になりそうです。





コメント (10)
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アボガドの木

2008-07-31 | 家の植物たち

もう6年目かな?

アボガド。
友人から頂いた種、
もちろん果実を食した後の種です。
その種から育てて、
今や145㎝位。

葉はかなり少なくなり
ひょろひょろしていて、
かなり危機的な状況ですが
先端からきれいな緑の若葉が出てきて
生命の証を示しています。

 
コメント (4)
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