柳広司のミステリー・スパイ小説を映画化。
原作も読みました。
原作は短編になっています。
各短編をうまくつなぎ合わせて、
一つのストーリーにしています。
主に幽霊(ゴースト)とロビンソンが
元になっているのかな。
監督は入江悠。
主演は亀梨和也。
日本人スパイ嘉藤を演じます。
彼の弱点は優しさと想いの深さ。
この性格があるからこそ、
スパイという前に一人の人間としての、
厚みを作品に持たせています。
伊勢谷友介、深田恭子が共演。
嘉藤(亀梨和也)は極刑に処される直前、
結城(伊勢谷友介)に救われる。
結城はD機関という諜報組織を設立した人物。
条件はD機関に所属するスパイになること。
任務は機密文書ブラックノートの奪取。
ブラックノートが手元にあるのは、
米国大使グラハム。
グラハムの愛人・リン(深田恭子)も加わって
機密文書「ブラックノート」の争奪戦。
各国のスパイ相手に日本人スパイ嘉藤が挑む。
亀梨和也のアクションと深キョンの可愛らしさ。
二人の魅力たっぷりの映画になっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/eb/ab608bc90901cc21e94106f9a701e016.jpg)
深キョンはチャイナ服が、
よく似合っていました。
まるでルパンの不二子ちゃんか、
ヤッターマンのドロンジョ様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e9/f936a05fb2343df1300643d700cd011d.jpg)
スパイ達を操る結城中佐演じる、
伊勢谷友介は、軍服姿の決まり方といい
イメージそのままで
ぴったりはまっています。
原作よりもカラッとした雰囲気で、
秘密組織特有の湿っぽさが軽減されて
想像より軽快な映画になっていました。
裏の裏にはまた裏があって
どこまでが真実なのか、
見ていてハラハラするし、
アクションたっぷり、
スピード感もあって楽しめました。