アイネクライネナハトムジーク
「アイネクライネ」
「ライトヘビー」
「ドクメンタ」
「ルックスライク」
「メイクアップ」
「ナハトムジーク」
それぞれが独立した短編になっています。
短編の中で起こったことを
また他の短編の中で、
再び関連性を持たせてきたりしているので、
それが物語に深さと厚みを、
加算している気がしました。
それぞれの短編は、
それ自体が面白いけど
リンクしているというのが
分かった時はまた楽しいのです。
だけど時系列が前後して
読み直しすることが多かったです。
今回は殺し屋や泥棒とかは
全く登場しません。
家族の話や恋の話など、
この物語の登場人物は
身近な一般人が主になっているので
気軽に読めました。
クレーマーから気勢を削ぐ方法は
おかしかったです。
軽妙な会話、人と人の繋がり…
文章の中ににじみ出てくる
優しさが心地よい物語でした。