アニメ映画化。
監督は片渕須直。
舞台は第2次世界大戦下の広島・呉。
広島から呉に嫁いできた、
ぼーっとした主人公すず、
すずの周囲の人達の日常を描きます。
海軍の拠点の呉は空襲の標的になって
すずは戦争によって
多くのものの喪失を経験する。
底知れない恐怖と限りない不安、
そんななかでも前を向いて
たくましく生きていく。
日常の生活の中に入り込んだ
戦争という悲劇。
戦時下での人々の生活と
戦争の怖さが伝わってきます。

能年玲奈から改名したのんが
すず役で声優として出演。
声、話し方がぴったり
すずの雰囲気に合っていました。
避けることのできない戦争という、
重いさだめの中にあっても
優しい絵が描くほんわかとした空気感、
この時代に生きる人々の
めげない力強さとが流れていました。
思い返しても、
人に話しても
切なくて胸にジーンときてしまいます。
