花ごよみ

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希望の糸  東野 圭吾

2019-10-24 | 本 な、は行(作家)

希望の糸

加賀恭一郎シリーズの11作目。

喫茶店経営の女性が殺害される。

災害によって二人の子供を
亡くしてしまった常連客の男性。
運命に流される容疑者達。
今回は加賀の従弟の松宮が事件に挑む。

松宮の亡くなったといわれていた父親の謎。

今作のテーマは親子のつながり。
血のつながりを超えた親子の愛。

犯人探しというより
人と人の、関係や絆が描かれていて
読み応えのある作品になっていました。

登場人物はそれぞれが
善良な心を持っていました。

やっぱり加賀は、阿部寛が頭に浮かび
松宮は溝端淳平が浮かんできます。

複雑に絡んだ糸がほどけていき
明らかにされた多くの真実。
希望の糸、いいタイトルです。

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