希望の糸
加賀恭一郎シリーズの11作目。
喫茶店経営の女性が殺害される。
災害によって二人の子供を
亡くしてしまった常連客の男性。
運命に流される容疑者達。
今回は加賀の従弟の松宮が事件に挑む。
松宮の亡くなったといわれていた父親の謎。
今作のテーマは親子のつながり。
血のつながりを超えた親子の愛。
犯人探しというより
人と人の、関係や絆が描かれていて
読み応えのある作品になっていました。
登場人物はそれぞれが
善良な心を持っていました。
やっぱり加賀は、阿部寛が頭に浮かび
松宮は溝端淳平が浮かんできます。
複雑に絡んだ糸がほどけていき
明らかにされた多くの真実。
希望の糸、いいタイトルです。
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