フォルトゥナの瞳
他人の未来の死が、
見えてしまう瞳を持つ主人公。
彼に課せられた運命は
あまりにも残酷。
見知らぬ人の運命を変えると、
自分の体に負担がかかってしまう。
見えなければ気にならないのに…
心優しい主人公は
見て見ぬふりなんて出来ない。
大事故を予見してしまってからは、
深い苦悩から抜け出せない。
主人公の心の揺れが切ないです。
素朴で純真な彼にとって
選択肢は限られています。
結末を知りたい気持ちを
グッと我慢して読みました。
なんとかいい方向に
向かって欲しいと願いながら…
読み進めていくのが怖かったです。
最後のエピローグにはびっくり。
この物語の救いなのか、
それとも彼女は弱くてずるい女なのか…
虚しさが後々まで
残ってしまう物語でした。
東京駅を見下ろすスポットで一休み中です(汗)
>最後のエピローグにはびっくり。
それとも彼女は弱くてずるい女なのか…
確かに「おっと、そう来たか?」って思いました。
ある意味、氏の「幸福な生活」で見せた
オチを感じる節もありました。
運命なのか、宿命なのか、それは誰にも図り知れないですね?
そして、知らないほうが前向きに生きれるかも^^
意外なエピローグでした。
最後の決断
誰も知らなくても、
分かってくれる人がいただけでも
よかったのかな。
「幸福な生活」読んでいないのですが、
オチがこんな感じなんですね。
読みたくなってきました。
ただ、そんな都合よく「3人も?」ってのが一番納得行かなかったけど、これはしかたがないことなのでしょうね(笑)
で、彼女には彼の未来が見えていた・・・
怖い怖い(笑)
ラストは無常感がありました。
切ないです。
もう少し救いが欲しかったです。
同じような能力者たくさんおりすぎ^^