庭に彼岸花が咲き乱れ、秋を告げる9月の末。いつものように4時前に起き新聞を読んだ後、投稿のはがきを持って外に出る。この時期の5時半はまだ薄暗く、星がいくつか空にまたたいている。しばらくすると東の空が少しずつ明るくなる。海の向こうの空を見たくて海岸まで車を走らせる。雲がほとんどなくて、空が虹のように美しく染まる。
西空を見ると立待の丸いふくらんだ月がまだ黄色に光っている。風がさわやかで波がにぶい藍に染まる。秋の夜明けのひととき。いつもながら美しい自然を満喫する。
志布志市 小村豊一郎(81) 2007/10/3 毎日新聞鹿児島版掲載
西空を見ると立待の丸いふくらんだ月がまだ黄色に光っている。風がさわやかで波がにぶい藍に染まる。秋の夜明けのひととき。いつもながら美しい自然を満喫する。
志布志市 小村豊一郎(81) 2007/10/3 毎日新聞鹿児島版掲載