はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

おとふるかのや♪

2008-12-09 18:00:47 | アカショウビンのつぶやき












ちょっと早いけど
Marry christmas!
クリスマスコンサートが終わった。
鹿屋市のゴスペルグループ“鹿屋プレイズシンガーズ”が主催し、音楽を愛する多くの仲間達が集う、楽しいコンサートとなった。

 オープニングはK女子校音楽部の美しいハーモニーと、鹿屋キリスト教会・Y牧師のクリスマスメッセージ。
クリスマスの意義を分かりやすくお話くださり、クリスマスの喜びを参加者一同で歌い上げた。

 私は鹿児島市から応援に来てくださった、「鹿児島メサイア合唱団」の端っこでメサイアを3曲。今年も「ハレルヤ」を高らかに賛美できたことが嬉しい。帰りには手作りの可愛いクッキーをいただき一足早いクリスマスの宵を感謝した。

 次は鹿屋キリスト教会のクリスマス礼拝で、21日にモーツアルトのグローリアを歌う。さあまた練習!

家老柿

2008-12-09 15:12:47 | はがき随筆
 篤姫ブームの最中、市内宮ヶ浜、松尾城家老の末えいである知人から「今年は柿がいっぱい実っているので取りにきませんか」と電話をいただいた。風雪に耐えた立派な武家門をくぐると広い庭の一角に樹齢数百年はあろうかと思われる柿の大木。早速「恐れながら!!」とよじ登る。丁寧にちぎった柿の実を焼酎でしぶ抜き、勝手に家老柿と名付けてあちこちに配った。人々の生活を何代も見下ろしてきた柿は何とも味が深い。世が世なら「無礼者、そこに直れ!!」。柿で一生を棒に振ったやもしれぬなあと思いながら、「天下太平の幸せを感じた秋の一日」。
   指宿市 有村好一(60) 2008/12/9 毎日新聞鹿児島版掲載