はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

燃える桜島

2012-01-26 12:50:02 | アカショウビンのつぶやき


新燃岳の大噴火から1年たった。
今は不気味な静けさを保っているが、こちらの桜島は異常な噴火活動を続けている。

ついに、平野防災担当相も視察に来られた。

昨年の1千回に届きそうな噴火には驚いたが、今年は更に回数が多くなった。
今日(1月26日)現在、既に158回。このペースだと1000回どころか2000回になりそう。

爆発音、風震、携帯の桜島噴火情報にも慣れっこになってしまった。

この慣れが一番コワイ!
火山、地震列島に生きる私たち、どのように備えれば良いのか、明日の事ではないのだが…。

歌い初め

2012-01-26 12:14:43 | アカショウビンのつぶやき


今年の歌い初めは16日でした。
参加者はややすくなかったのですが、T先生がとっても楽しいテキストを紹介してくださり、ビデオで確認しながらの歌い初めでした。





楽しい持ち寄りランチです。

テキストの一頁を紹介します。


☆裏声で生活しよう
3日間実践すると声域は3度あがり、
高齢者ほど効果は顕著だそうです。
やってみまーす

世話役の責任果たす自信がない(老化する心)

2012-01-26 10:53:27 | 岩国エッセイサロンより
2012年1月26日 (木)

岩国市 会員   山本 一

退職して丸8年が経過した。地域の活動や趣味の会では一転して若手と呼ばれ、世話役を依頼される。今も、所属する趣味の会から要請を受けているが、かたくなに断り続けている。

入社して42年間、一貫してマネジメント中心の仕事で過ごした。組織の一人ひとりが自分の特性を生かし、命令や指示ではなく、自分で考えて行動し、組織としてまとまる時、最大の力を発揮すると信じてきた。そのマネージャー、すなわち組織の世話役は、関係する沢山の人たちの人生に少なからず影響を与える。時に、その責任でつぶされそうになったが、経営管理への思い入れと心の若さで乗り越えられた。

目下、体のあちこちに異常をきたし、数軒の病院通いを続けている。心も同じように老化していると実感している。とても世話役の責任を果たす自信がない。一番の危惧は「自分が楽しくやれる自信がない」ことである。

これからの人生は楽しいことを選んでやろうと心に決めている。ましてや趣味の世界で、マネジメントで苦しむのでは何をやっているか分らない。老化した心と対峙して自問自答。

(2012.01.26 朝日新聞「声」掲載)岩國エッセイサロンより転載