2012年1月13日 (金)
岩国市 会 員 安西 詩代
初詣でおみくじを引いた。末吉だったが、「神の詞」を読むと心に響いた。「一升枡には一升しか入らない。無理に入れるとあふれてしまう。もっと人のために働いて容器を大きくすることが必要」ということが書いてあった。
なるほど、今年はもっと人のために働かなければ、今の私の小さな容器ではあふれてしまう。どうしたら大きな容器になれるの? 年の初めの難題となった。
数年続けている傾聴ボランティアは月1回の訪問なのに、つらいときや他に楽しい誘いがあると心が揺れるときがある。「ボランティアだから……」と休んでしまうのではなく、「ボランティアだからこそ」と休まないことを心がけよう。自分で約束したボランティアは、契約したのと同じだということを忘れてはならない。
今年も施設に入所している97歳の方が待っていてくださる。彼女の人生のお話は、毎回聞かせて頂いても新しい発見と驚きがある。しっかり心を込めてお話を聴かせて頂いて、自分の行く道の指針にさせて頂く。私の小さな容器が少しでも大きくなり、豊かな心になれるよう。
(2012.01.13 朝日新聞「声」掲載)岩國エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 安西 詩代
初詣でおみくじを引いた。末吉だったが、「神の詞」を読むと心に響いた。「一升枡には一升しか入らない。無理に入れるとあふれてしまう。もっと人のために働いて容器を大きくすることが必要」ということが書いてあった。
なるほど、今年はもっと人のために働かなければ、今の私の小さな容器ではあふれてしまう。どうしたら大きな容器になれるの? 年の初めの難題となった。
数年続けている傾聴ボランティアは月1回の訪問なのに、つらいときや他に楽しい誘いがあると心が揺れるときがある。「ボランティアだから……」と休んでしまうのではなく、「ボランティアだからこそ」と休まないことを心がけよう。自分で約束したボランティアは、契約したのと同じだということを忘れてはならない。
今年も施設に入所している97歳の方が待っていてくださる。彼女の人生のお話は、毎回聞かせて頂いても新しい発見と驚きがある。しっかり心を込めてお話を聴かせて頂いて、自分の行く道の指針にさせて頂く。私の小さな容器が少しでも大きくなり、豊かな心になれるよう。
(2012.01.13 朝日新聞「声」掲載)岩國エッセイサロンより転載