掛かり付け病院で心エコーの検査があり、初診でまな板のコイ。感情が高ぶり、血圧上昇。診察室? 先生の後を行くと、前方のドアが閉まる。急いで開けると、男子トイレ。「失礼しました」。別の先生から呼ばれて「ベッドの上に」と。左乳房下心臓音を丹念に種々記録され「終了です」。結果は最初の先生が「心臓の強さを強調」。
「気が強いので」と冗談話の私。特に悪い個所の指摘はされずに安堵感。車で待つ夫に報告を。「お祝いだね」これまた冗談。帰路食品購入で、夕食準備。今からが正念場、神様の試練を受けて立つ覚悟である。
鹿児島県肝付町 鳥取部京子(79) 2019/6/6 毎日新聞鹿児島版掲載