3度目の正直 556号 2009年06月01日 05時41分17秒 | 随想 斑鳩の里は三度訪問した。少年・青年・老人の時。 法隆寺は同じであるけれども、印象は違っている。修学旅行の時は、友人と旅館で枕投げをして遊んだこと、夫婦で訪ねた時期は柿の葉寿司や胡麻豆腐の味、今回は夢違観音、百済観音、釈迦三尊や伽藍配置・景観に心が向かうのである。 誕生時にお宮参り、西洋科学主義で現世利益を謳歌し、年老いて法隆寺を訪問する。仏教は死と向き合う宗教の様である。 過去・現在・未来の . . . 本文を読む