地獄と極楽の警部補 559号 2009年06月04日 15時27分33秒 | 随想 女王蜂の奴隷の働蜂、御者の鞭に怯えて懸命に働いた馬車馬だった65歳を迎えた退屈と戦う老人は、図書館に足が向くのである。遠くの巨大なリブラなる最新鋭の施設を敬遠し、自宅に近い、岡崎市シビックセンターの公共施設にハローワークや税務署と同居している。 「警視庁捜査一課刑事」なる文字が目に入り、手にとって見てみる。飯田裕久なる高卒の無名の刑事が25年間の警察官人生をつづった自伝である。 何か偉大な存在 . . . 本文を読む