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中東海域に自衛隊を派遣することを閣議決定した総理大臣はアメリカのトランプ大統領によるイランのソレイマニ司令官の殺害を受けてサウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーンの歴訪中止を一早く報道したのはNHKだった。
イラン政府が日本側に対し「事態をエスカレートさせるつもりはない」と伝えてきたのに加え、アメリカのトランプ大統領も事態悪化は避けたいという姿勢を明確にしたことなどを踏まえ、今週末から中東3か国を予定どおり訪問すると変更する。
官邸に近いとされる女性解説委員はスクープのつもりのだろうが、視聴料を強制的に銀行から引き落とされる国民はNHKは内閣の広報機関と誤解する。
簡単に変更できる中東3か国歴訪なら相手国に失礼だろうし、それほど軽い事案なら政府専用機を飛ばして出掛けることもないだろう。
NHKの内閣に忖度する報道姿勢と決別し、国民目線に劇的転回の望みは政権交代まで待たねばならないのだろう。