四国遍路で最初と最後に参拝した一番札所・霊山寺の住職から節分会の祈祷の勧誘がある。
岡崎の曹洞宗の住職から参禅の誘いがある。
両親の葬儀でお世話になった浄土真宗の住職から報恩講の手伝いを要請される。
老人には寺院からの誘いが多いのである。
単身教の西洋人には理解不能だろうが、弘法さんの密教、顕教の自力の道元さん、絶対他力の親鸞さんが仲良く同居できる心は仏教徒だからだろう。
どれを優先すべきだろう、苦しんでいる。一切皆苦、これまた仏道である。
すべてオーケー、これが空の心、広く広くもっと広く、何でもありの世間である。