仏教には二大潮流がある。
厭離穢土欣求浄土と即身成仏である。比叡山の伝教大師と高野山の弘法大師の流れ。
最近、神道の二大潮流を知った。
高天原の天照大神の令で天孫が高千穂峰に降臨したとする伊勢神宮と国土に土着の神である出雲大社の大国主大神である。
昔々に仏教と神道の国を二分する争いを「和を以て貴しと為す」の聖徳太子が仏教を国教と定めた。
大東亜戦争の敗戦で国家神道の弊害が指摘され、進駐軍は信教の自由を憲法に定め、神仏習合の日本文化は消滅し、西欧化・国際化の経済一辺倒の単身教国家に変貌し、モノで栄えて心が荒む国は美しい国なのだろうか。
令和とは和を尊敬する、新時代は和やかに過ぎるのだろう。