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ニューデリー近郊から東部ビハール州の故郷まで約1200キロ、負傷した父を自転車で搬送したインドの少女・ジョティ・クマリさんが、五輪の自転車競技インド代表入りのテストに誘われている。
競技連盟の会長は「父を後ろに乗せ7日間で走破した。耐久力という点で彼女には何かがある。ぜひ試してみたい」と述べている。
呪われた五輪であるが、久し振りに朗報に接した。これぞ正しく真の五輪精神だろう。
それぞれの国で生きる為に懸命に努力する人間、その中の優れた人が参加するのが五輪の本来あるべき姿だろう。
エチオピアの軍人のアベベ・ビキラがローマ五輪で裸足で金メダル、東京五輪でも金メダル、職業人が快挙を成し遂げたから感動が大きい。
アスリート・ファースト、組織と契約し、報酬をもらい、金メダルを獲得する為に税金を浪費するなら国民は承知しない。
そんな催事ならプロスポーツに任せればよいのだろう。