風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

余裕の心を楽しむ 806号

2009年12月30日 06時15分49秒 | 随想
月がとっても青いから 遠まわりして帰ろう

古賀政男の養女の菅原都々子が唄う、親父の陸奥明の作曲の歌謡曲。

「遠まわり」は昔の日本の美徳だった。

効率、スピード、経済性が優先される現代日本では無駄の象徴として切り捨てられる。

人様から贈り物を頂く、翌日に百貨店から同程度のモノを送り返す。それが世の道理に適った常識と教えられる。

食べたい時に、食べたいモノを、食べたいだけ世界中からかき集める事が市場のニーズと宣伝する。

返礼が遅れる程、ご好意を借りられる期間が長くなり、贈り物の価値が上がる。

食べ物には旬がある。待ち遠しいもまた日本人の感性・情緒である。

非情な市場原理の偏りを反省し、時間の無駄を楽しむ心の余裕が欲しい。

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