三河湾に突き出た西浦半島の岩山の急斜面に巨大な温泉旅館が聳えている。遊歩道の山側に矢印が山に向かった市界なる標識を発見した。
固定資産税を私有地に課す為の面積計算の境界の様である。
市は海に近ければ多くの税収入が期待でき、旅館は山に近いほど節税でき利害が相反する。妥協点、否、妥協線は何処だろうか。
陸地と公有海面との境界は、津波の異常時でなく平常時の年間干満の最高水面を海岸線とする。
理系女が一人で存在を主張する万能細胞を世間は認めない事例に鑑み、国土地理院験潮場、海上保安庁験潮所、気象庁検潮所や国交省港湾局 、愛知県が各所で日夜懸命に測定している。
国の領海は陸地が広い方が有利であるから、最低水面即ち干潮線が採用される。強かな外交には二枚舌が有効である。
蒲郡市の遊歩道は海水が到達することが希な日本国領海に設定されている。市民の皆様了解ですか。
