「人間はいかに運動すべきか?」を問うには、本来ならばそのことを<生命の歴史>に尋ねて、原点からということにならねばならないはずである。
簡単には、全ての原点である「単細胞体」から運動体ということの原点である「多細胞体」( = カイメン体・クラゲ体)へ。
そこから、人間の運動体の直接の原点である「魚類体」へ。
また、そこからの海から陸へ上がっての四足体の始まりである「両性類体」から「哺乳類体」、そして四足体の究極である、木への上り下りから樹上生活が可能となっていった「サル体」へ。
そして、木から降りることが可能となっていく「サルヒト体」から、二足体=「股関節重心」が一応の完成をみる、その原点としての「ヒトサル体」。
そこから、ようやくにしっかりと「股関節重心」で様々な労働が可能となった二足体の原点である「ヒト体=人間体」の問題へとたどり着く、でなければならないと思える。
然は然り乍ら、今回、問題としているのは、問題としたいのは、「股関節重心」の問題であるので、別言するならば、四足体から二足体への問題、あるいは四足体と二足体との乖離とその矛盾の解決、という問題である。
それゆえ、大地での四足体である「哺乳類体」が木に登る降りるを繰り返して、樹上生活が可能である、いわば樹上四足体となった「サル体」が、そこからの木から降りると登るを繰り返していっての、「サルヒト体」から「ヒトサル体」(いわゆる 類人猿、猿人) の時代へとなっていって、その体を、「ヒト体」として使って、やがて本来、「ヒト体」の変化であったはずの「人間体」が、崩れとしての「人間体」( 例えば、骨盤後傾 + 膝重心)へとなっていっての、そこから病(膝痛、腰痛、肩こり、耳鳴り、頭痛......)へとなっていく、ということを、主に視て、説いていきたい。
まずは、樹上生活が可能となった四足体である「サル体」が木から降りて、地上で何かを為しては木に登ってを繰り返していた、四足体が二足体へとなっていくところから......。
(今回も、ずいぶんとグダグダであるけれども、自身のアタマの中の映像を追ってみると、この様な文章=映像となってしまう。読者諸氏の寛恕を乞う🙏)
【あらぬ方向への論の展開との思いから一旦は削除したけれども、再度アップ。功を焦りすぎたようである。これからいくつか試論という形で書いて行ってみたい。お付き合いいただければありがたいです。】