卒業研究の課題設定について考えた。
古代中国の東洋医学を誕生させた人々は、どのように考えてその様な結論を出したのか。ということの検討をすることで何か見えてくるものがあるのではないか?
これは、悠季真理先生が『哲学・論理学研究』(現代社刊)で説かれ(解かれ)ている、人類の歴史上のプラトンからアリストテレスへの発展ということをイメージしている。
曰く「ここを初心者向けに説くとしよう。アリストテレ . . . 本文を読む
五臓(と気血津液、陰陽虚実)の病証を絵に描こうとして描けないでいる。
五臓の病証を実際に使えるものとして行ける様に学びたい。との思いから、五臓の病証を絵に描くことに取り組んでいる。
が、なかなかに絵として描ききれず、ともかくも描くことの可能なものを!との思いから五臓の病証だけでなく、気血津液の病証、陰陽虚実の病証を描くことにも取り組んでいる。
当初は、自身のそれら病証が絵に描け無いのは、それ . . . 本文を読む
『ザ・ダイバー』(ロバート・デ・ニーロ主演)を観た。
ブログ『心に青雲』で紹介いただいていたものをお盆休みを利用して漸くに観れた。「負けじ魂」そのものの主人公の生き様に圧倒される、とともに、ともすれば自身の限界を感じてしまう自身の近頃のありかたを主人公の生き様とくらべて、道は自身で切り拓くもの!と猛反省させられた。まだご覧になっていない方は是非に!
また、オリス社からカール・ブラシア リミテッ . . . 本文を読む
昨日は、東洋医学・鍼灸の定説がその根本のところで依拠する考えかたを問うことの必要性を説いた。
その実例を整体・カイロプラクティックで。
整体、カイロプラクティックは、それぞれにいろいろな事実的な説明がなされており、それを実践する立場の人々にとっては、「自分のはカイロプラクティックであり整体ではない。」とか「カイロプラクティックと一言に言っても様々な方法があり、自分のは〇〇カイロプラクティックで . . . 本文を読む
『「生命の歴史」誕生の論理学(第一巻)』(浅野昌充・悠季真理著 現代社)で、「その定説がその根本のところでいかなる考えに依拠しているかを見抜いていく実力」の必要性が説かれている。(詳細には、『「生命の歴史」誕生の論理学(第一巻)』をお読みいただければと思う。)
これは、人類の歴史上ではアリストテレスの段階ということと思うが、東洋医学の定説(例えば経絡経穴、蔵象、脈診等等)のように事実として分かり . . . 本文を読む
内生五邪について考える時、天人合一思想を押さえておく必要がある。何故ならば、内生五邪の、そして東洋医学の、考えかたの大元には天人合一思想がある。と思えるから。
天人合一思想とは、天と人とは合わせて一つということ。より構造的には、天=宇宙、自然と人=人間とは相対的独立の関係にあると捉える考えかた。
ここは、あくまでも天人合一(つまり相対的独立)であって天人同一(同じもの)では無いのであるから、天 . . . 本文を読む
前期末テストまとめ。
病機について。
教科書の「第4節 病因病機」では、「病因とは病の原因であり、病機とは、病因が人体に作用して病が発生するに至った経過やそのメカニズムのことである。疾病は、病因が人体に影響を及ぼし、生理機能が一定以上の変調をきたすことにより発生し、状況に応じて進行・変化していく。」と説かれる。
また、「第4節 病因病機 Ⅱ.病機」では、「病機とは、疾病が発生するに至った経過 . . . 本文を読む
前期末試験のためのまとめ。
教科書の記述を要すると「十二経脈病証」の構造が「是動病と所生病」ということ。
教科書では、「1)十二経脈病証」の項があり、「十二経脈病症は、十二経脈および関係する臓腑の機能が失調することにより現れる症候である。」と説かれ、「2)是動病と所生病」と続き、是動病と所生病の歴史的変遷を概観し、結論として、「「是動病」は、主として経脈の機能が失調(変動)した時に現れる病証を . . . 本文を読む