定年を間近に控えた刑事
香西武雄には
“死”の匂いを嗅ぎとる不思議な能力があった
その力を手掛かりに
不審な失踪事件を調べるうち
彼は
ゴミ処理施設
日本循環環境ラボラトリの研究員
真崎亮に辿り着く
処理場で人間の身体くらい溶かせる
と
こともなげに言う真崎
端正な顔立ちのこの男が事件の犯人なのか
二人の息詰まる攻防戦が幕を開ける
正義と悪の概念が
根底から覆される…
真崎亮なる人物の
淡々と申しましょうか
理路整然とした
いや
喜怒哀楽が欠如した感のある
キャラ
歪み具合が
半端なく徹底していて
一貫しております
揺らぎと言うモノが
まったくない!
感心するくらいに
迷いがない!
その毒牙と申しますか
言葉の魔術に
香西武雄が
腐食されていく行程が
不気味です
哀れかと思う反面
自己の解放なのかも…
と思わずにはいられない
一見
善と悪の対局をなす二人のようで
実は
紙一重
表裏一体
立場が変われば何とやら
それが
如実にと申しましょうか
何だか
理解できてしまうと申しましょうか
許せてしまう?
賛同していまう
自分がおりました
刑事さんには
信じられないかもしれませんが
世の中には
いっそこの世から
消えてなくなりたいと
本気で願っている人だって
たくさんいるんですよ
痛くもなく
怖くもなく
ただ眠りにつけば
次の朝目覚める必要もない
飢えに苦しむこともなければ
寒さに震えることもない
そんな終わりを熱望している人だって
大勢いるんですよ
的をつきすぎて
何も言えん…
そして
臨界水なる存在が
究極の願望を
叶えてくれる!
人間が持ち続けたきた
‘生死’の倫理観
宗教的定義
矛盾・願望・道徳が
虚しく
打ち砕かれていくのでありました
藤井寺里沙が
何のためらいもなく
真崎亮の世界に
魅入られ
自ら
染まっていくのも
何だか
解かるんだね~これが
藤井寺里沙
中々の曲者でした
真崎亮
香西武雄
そして
藤井寺里沙
果たして
三人は何処へ向かうのか
ダークな世界でありながら
何故か
否定しきれない!
真崎亮の語る
新しい?倫理観に
魅了されてしまう
自分が怖い
先月末でしたか
読売テレビ開局55年記念どらまとして
放送された作品の原作です
佐藤浩市さんが
定年間際の刑事・香西武雄
向井理さんが
日本循環環境ラボラトリの研究員
真崎亮を演じておりました
‘死に臭い’を
かぎ分けることのできる
正義の男
香西武雄が
真崎亮の放つ
蜘蛛の糸ならぬ
闇の糸に絡め取られ
変容していく行程を
佐藤浩市さんが
熱演されておられました
明治大学農学部生命科学科に在籍時代
遺伝子工学を専攻し
2004年9月
第29回 国際動物遺伝学会議にて
『ベストポスターアワード』を
受賞したメンバーの一員である向井さんには
ピッタリの役?
時折見せる
常軌を逸した表情
一見
単に引きつっているだけ?
と思わないでもないが
螺子がブッドンダ感じを
何とか
頑張って演じておられました
因みに
香西武雄が
道を外れる切っ掛けとなった
藤井寺里紗役は
多部未華子さんが演じておられます
多部さんは
原作の藤井寺里沙のイメージとは
ちょっと違うかな~
そうそう
原作とドラマの幕引きは
違います
当然
原作の結びの方が
断然いい
ドラマの結びは
原作を冒涜していると思う
意図的に
‘正義は勝つ’と言う雰囲気を
出して終わる方が
クレームつかないと思ったのかな?
何ともしょぼい感じで終わりました
そしてもう一つ
香西武雄の職場の部下?として
石川えみと言う
女性が登場しますが
これはいらない!
意味わからん
毒に当てられたい願望のある方には
お薦めの作品かと
思われます
香西武雄には
“死”の匂いを嗅ぎとる不思議な能力があった
その力を手掛かりに
不審な失踪事件を調べるうち
彼は
ゴミ処理施設
日本循環環境ラボラトリの研究員
真崎亮に辿り着く
処理場で人間の身体くらい溶かせる
と
こともなげに言う真崎
端正な顔立ちのこの男が事件の犯人なのか
二人の息詰まる攻防戦が幕を開ける
正義と悪の概念が
根底から覆される…
真崎亮なる人物の
淡々と申しましょうか
理路整然とした
いや
喜怒哀楽が欠如した感のある
キャラ
歪み具合が
半端なく徹底していて
一貫しております
揺らぎと言うモノが
まったくない!
感心するくらいに
迷いがない!
その毒牙と申しますか
言葉の魔術に
香西武雄が
腐食されていく行程が
不気味です
哀れかと思う反面
自己の解放なのかも…
と思わずにはいられない
一見
善と悪の対局をなす二人のようで
実は
紙一重
表裏一体
立場が変われば何とやら
それが
如実にと申しましょうか
何だか
理解できてしまうと申しましょうか
許せてしまう?
賛同していまう
自分がおりました
刑事さんには
信じられないかもしれませんが
世の中には
いっそこの世から
消えてなくなりたいと
本気で願っている人だって
たくさんいるんですよ
痛くもなく
怖くもなく
ただ眠りにつけば
次の朝目覚める必要もない
飢えに苦しむこともなければ
寒さに震えることもない
そんな終わりを熱望している人だって
大勢いるんですよ
的をつきすぎて
何も言えん…
そして
臨界水なる存在が
究極の願望を
叶えてくれる!
人間が持ち続けたきた
‘生死’の倫理観
宗教的定義
矛盾・願望・道徳が
虚しく
打ち砕かれていくのでありました
藤井寺里沙が
何のためらいもなく
真崎亮の世界に
魅入られ
自ら
染まっていくのも
何だか
解かるんだね~これが
藤井寺里沙
中々の曲者でした
真崎亮
香西武雄
そして
藤井寺里沙
果たして
三人は何処へ向かうのか
ダークな世界でありながら
何故か
否定しきれない!
真崎亮の語る
新しい?倫理観に
魅了されてしまう
自分が怖い
先月末でしたか
読売テレビ開局55年記念どらまとして
放送された作品の原作です
佐藤浩市さんが
定年間際の刑事・香西武雄
向井理さんが
日本循環環境ラボラトリの研究員
真崎亮を演じておりました
‘死に臭い’を
かぎ分けることのできる
正義の男
香西武雄が
真崎亮の放つ
蜘蛛の糸ならぬ
闇の糸に絡め取られ
変容していく行程を
佐藤浩市さんが
熱演されておられました
明治大学農学部生命科学科に在籍時代
遺伝子工学を専攻し
2004年9月
第29回 国際動物遺伝学会議にて
『ベストポスターアワード』を
受賞したメンバーの一員である向井さんには
ピッタリの役?
時折見せる
常軌を逸した表情
一見
単に引きつっているだけ?
と思わないでもないが
螺子がブッドンダ感じを
何とか
頑張って演じておられました
因みに
香西武雄が
道を外れる切っ掛けとなった
藤井寺里紗役は
多部未華子さんが演じておられます
多部さんは
原作の藤井寺里沙のイメージとは
ちょっと違うかな~
そうそう
原作とドラマの幕引きは
違います
当然
原作の結びの方が
断然いい
ドラマの結びは
原作を冒涜していると思う
意図的に
‘正義は勝つ’と言う雰囲気を
出して終わる方が
クレームつかないと思ったのかな?
何ともしょぼい感じで終わりました
そしてもう一つ
香西武雄の職場の部下?として
石川えみと言う
女性が登場しますが
これはいらない!
意味わからん
毒に当てられたい願望のある方には
お薦めの作品かと
思われます