時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

古代の叡智『竹内文書』と神秘秘伝の術事 令和新装版

2024-12-26 | 読書
コロナ禍、天変地異、世界の混乱は、
私たちへの警鐘である
人類の叡智『竹内文書』は単なる歴史書ではありません
人がこの世を生きていくために本当に必要な智慧を伝える
「実践のための書」なのです
先が見通せない令和の時代になり
神の導きを求めて
皇祖皇太神宮にご参拝される方が増えています
参拝がかなわない方のために
この令和新装版を刊行することとなりました
このような時だからこそ
禍を恐れ嘆くのではなく
神の啓示と受け取り
『竹内文書』に触れることで
自分に与えられた役割・天命はなんなのか
ということを改めて考えていただきたいと思います
(「令和新装版・はじめに」より)



歴史の区分において
石器時代より
はるか前に
天神(てんじん)七代・上古(じょうこ)二十五代・不合朝(ふきあえずちょう)七十三代・神倭朝(かんやまとちょう)が
存在していたらしい
日本の義務教育では
まずもって
学ぶことはないですよね
存在したな否かは
この際置いといて
あったら
それはそれで
面白いと言うか
ワクワクしてくる
内容ではある

天皇(すめらのみこと)が
この世を創世し
世界に散らばる神々の元は
天皇である
神代文字と思しき文字が
世界のいたるところに存在しているのは
偽りではなく
そうなると
かつては
何かしら
共通するモノ(或いはコト)が
あった可能性があって
少なくとも
地球上で
ひとつの民族の中で
同じ血族の皇族(皇室)が
存在するのは
日本だけ

差別かどうかはさておき
格づけからしても
首相<大統領<国王<法王<皇帝<天皇と
天皇が最も上位に位置してることからして
多分
大昔から
特別な
存在と言うか
ポジションに
あったんだろう
と思わざるを得ない

天皇崇拝する気はないけれど
精神的な意味合いで
少なくとも
現天皇まで
特別な存在であるのは事実
なので
『竹内文書』で語られてる話は
それなりに
納得させられる

宗教は依存するものではなく
心のよりどころであり
自身が
自立した存在として
生きていけるようにするために
あるモノ
五感を研ぎ澄ます(=己の感覚に敏感であるよう心掛ける)
「気」を常に整え
「勘(感)」を鍛える
そうすれば
モノ・人・タイミング諸々に対して
より良い「間」=距離感を生み出せる
それが
運に繋がる

言霊(ことだま)・音魂(おとだま)・色霊(いろだま)
それらの重要性
についても
とても
真っ当な
解説だなぁ~
と思わせる
興味深い
一冊でした

ただですね
現実問題として
少なくとも
今上天皇の後
日本の
皇族存在自体が
危うい訳です
象徴としての
権威は落ち
品位・品格は失われる
日本人自身が
心から敬う存在として
認めなくなる
少なくとも
私は
認めない
となると
皇祖皇太神宮・第六十八代管長
竹内康裕氏の
努力も
無駄に終わるんかなぁ~
と思うわけです

と言う事で
小生は
引き続き
今上天皇・皇后さま
愛子さま
上皇・上皇后さまが
1日でも長く
心身ともに穏やかに
健やかに
過ごせるよに
毎日
欠かすことなく
神棚に
祈ろうと思います

透明な螺旋

2024-12-08 | 読書
誰も知らなかった
ガリレオこと
湯川学の秘密

南房総沖に
男の銃殺死体が浮かんだ
同時に
男の行方不明者届を出していた
同居人の
島内園香が行方をくらませた
捜査にあたった草薙と内海薫は
その過程で
思いがけず湯川学の名前に行きつく
草薙は
すぐさま湯川の元を訪れたが
彼は
横須賀のマンションで
意外な生活を送っていた
巻末に短篇「重命る(かさなる)」を特別収録



ガリレオシリーズ
10冊目にして
湯川先生の
出生の真実が
事件に絡ませてくるとは…

島内園香は
DV被害者であると同時に
詐欺の加害者でも
あった訳ですが
その事実(真実)を
語ることはできない
罪に問われない代わりに
墓場まで持って行く
沈黙と言う
ある意味
重い定め(=代償)を
背負うことになりました
ただ
人の意見や思考に
流される性格の
園香が
それに
耐えられるとも思えず
明るい未来は…
ないな
と思いました

根岸秀美は
園香を
かつて
自分が捨てた
子供の娘
自分の孫なのでは?

園香に近づいた訳ですが
それが
そもそも
事件の発端とも言えます
と同時に
園香の身辺調査をした際
同居人の事とか
並行して
調査してなかったの?
と不思議に思うわけです
調査会社の不手際?

不用意に
園香の家から出てきた
同棲相手である
DV男
上辻亮太に
安易に
素性を明かしてしまった
秀美もどうかと思うけど…
結果
上辻が
詐欺を企てた挙句
秀美に
殺してしまったんですが
待ってください
俺じゃないです
俺がいいだしたんじゃないです
園香です
あいつです
あいつが婆さんを…

上辻って
最期の最後まで
最悪な輩でした
とは言え
あいつが婆さんを…
その後に続く言葉を
聞けずじまい
それでも
本人は
良いみたいですけど

事実を掌握しているのは
湯川ただひとり
追々
草薙に話すような
下りもありましたが
はてさて
それを聞かされたら
草薙は
刑事として
黙っていられるんでしょうか…

今回の事件で
登場した
松永奈江は
湯川学の生みの親
と言う事が発覚
父親も
優秀な科学者だったとのこと
このシリーズが
続くのか
分かりませんけど
母息子として
接点が増えれば
救いだなぁ~
と思いました
実の父親登場は…

祈りが護る國 日の本の防人がアラヒトガミを助く

2024-12-04 | 読書
この国とそこに生きる人々を、祈りによって護る日々--
今上陛下のご苦労を少しでも軽減するために
神命が降りた人や陰陽師等が活動しているが
それだけではもはや足りない
日本を取り巻く暗雲除去のために
私たちが今、できることとは!

伯家神道
とか
竹内文書
について
非常に浅い
知識ではあるものの
興味があり
その流れで
祝之神事の正当継承者である
保江邦夫氏の
著書を
読んでみました
実は
この著書の前に
シュレーディンガーの猫を正しく知ればこの宇宙はきみのもの
読んでたんですけど
典型的な
文系の
σ(^_^;)には
なんのこっちゃい!?
と言う
理解不能な内容で
頓挫…
気を取り直して
こちらを
読んでみました

日本人が
一応に持っている(であろう)
特有の精神論とか価値観が
確実に
侵食されてきている
失われつつあるなぁ~
と言うのは
以前から
感じていました
その一方で
日本人のもつ
特有の精神論とか価値観が
世界(人類)を救うんだ!
なんて言う
意見も見聞きします

いずれにせよ
この本に書かれている
思考・発想・精神意識
それらを
すべての人が
常に意識して
暮らしたら
世界は
確実に変わるだろうなぁ~
と思った次第です

ロシアによる日本侵攻作戦
安倍元総理暗殺の真相
こちらに関しては
目からウロコ
真意の程は
分かりませんが
ありえない話じゃない!
興味深かったです

余談では
ありますが
日本の皇室制度も
今上天皇の代で
終る
と思っている
小生
シン・竹内文書を読んで
それが
現実味を帯びていると
確信に変わって以降
今上天皇・皇后さま
愛子さま
上皇・上皇后さまが
1日でも長く
心身ともに穏やかに
健やかに
過ごせるよに
毎日
欠かすことなく
神棚に祈っているのですが
今回
この本を読んで
なお一層
思いを強くした次第です

これは経費で落ちません!経理部の森若さん12

2024-11-13 | 読書
ちゃくちゃくと
結婚に向けて準備を進める
森若沙名子と山田太陽
名字は
ジャンケンで
❛森若❜にすることになったけれど
今度は
世帯主 本籍地 新居 子供…
話し合わなければならないことは
相変わらず山積みです
社内の既婚女性達の家庭の諸事情も
色々と耳に入ってきて悩ましい
それでも
仕事は待ってくれない

業務効率向上のための
デジタル化も始まり
天天コーポレーションの従来の
経理システム通称「天かす」から
新しいシステムを導入することになり
沙名子は
経理部代表として
業務効率化委員会に参加することに

仕事とプライベート
どちらでも
沙名子のタスクは増えていくけれど…

第1話 わたしは適任ではありません!
第2話 これは曖昧にできません!
第3話 すごいですよね、女の人って!
第4話 愛し、敬い、慈しむことを誓います!
エピローグ ~頑張る真夕ちゃん~
以上
4編+α

今回は
社内のトラブル
もとい
事件簿
と言うより
沙名子の
結婚に向けての
悪戦苦闘?が
メインとなっておりました

営業部の
セクハラ・パワハラ・モラハラ男
鎌本義和が
本編でも
最悪です
地方の孤島に
転勤してしまえ~~
社内では
何気に
一致団結して
沙奈子と太陽の
挙式日程と会場を
鎌本に知られないように
していたようなんです
沙奈子が
残業している時に所に
酔っ払って
危機一髪的なことありましたし…
案の定
鎌本は
ネチネチ
探りを入れ出して
ひじょ~に
嫌な予感
ところがです

勇さんこと
田倉勇太郎と
山崎柊一の二人が
もう
絶妙なタイミングデ
危機回避に
全面協力してくれました
第4話 愛し、敬い、慈しむことを誓います!
214頁9行目以降

良きです

無事
式を挙げることができて
本当に
良かったです
暫くは
太陽が
大阪単身赴任ですけど
沙奈子的には
自分のペースで
仕事できるし
都合が良い気がします

花まんま

2024-11-09 | 読書
鈴木亮平さんと
有村架純さんが兄妹役を演じると言う
映画『花まんま』
公開に先立ち
原作読んでみました
表題の
花まんまを含め
トカピの夜
妖精生物
摩訶不思議
送りん婆
凍蝶」含めた
全7話収録

「花まんま」は
まだ幼い妹フミ子が
ある日突然
母のお腹にいた時のことを話し始める
それ以降
保育園を抜け出したり
電車でどこかへ行こうとしたり
習ったことの無い漢字を書いたり
不可思議な
言動やら行動をし始めます
そしてあろうことか
自分は繁田喜代美と言う女性の生まれ変わりだ
と言い出した訳です

優しい兄は
フミ子の言葉を信じ
繁田家族家を訪ねる訳です
喜代美本人は
随分と前に
亡くなっている訳で
当然
生れ変わりの者です
と言って
会うわけにもいかない

フミ子は
兄に
あるモノを
届けて欲しいと
頼むわけです
それが
❛花まんま❜
喜代美が小さい頃
花や草でよく作った料理を詰めた
お弁当でした

老いて気弱になった父に
元気になって貰いたいと
繁田家族にしか
分からないギフト
❛花まんま❜は
老いた父や
繁田兄姉の心を
きっと癒してくれたことでしょう
不審者がられながら
俊樹にいちゃん
頑張った!

フミ子役
有村架純さんなんですねぇ~
『月の満ち欠け』の
瑠璃に続き
またしても
前世の記憶をもって
輪廻転生した役です

全作品
摩訶不思議と言うか
ちょいと怖いお話です
検索したら
原作者の
朱川湊人さんって
ホラー作品を書かれているんですね…
『赤々煉恋』書いた人でした

天狗の台所 5

2024-10-24 | 読書
待ちに待った
天狗の台所Season2
オンエアと並行して
22日は
コミック
天狗の台所5巻の発売でした

ドラマ
Season1では
背中の
羽文様が消え
1年の隠遁生活を終えたオンは
ニューヨークに帰国しました
コミックも
14歳の1年に及ぶ
隠遁生活も終わに近ずく頃
基同様に
高熱を発し
こちらも
熱が下がると共に
羽文様は消え
コミック同様
ニューヨークに戻るのか
それじゃ~
話が続かないので
このまま基と暮らすか!?
どうなるんだろう
と思ってたら
15歳になっても
オン
むぎの声が分かる
何で?
と思ったら
フェイントで
羽が生えとるでないの!!!

5巻では
むぎが
伊綱家で
暮らすことになった
切っ掛け
伊綱権現こと
伊綱三郎との
エピソードが
描かれています

むぎは
狗賓と呼ばれる
獣のと犬との間に生まれた
わんこと言う事が判明
狗賓族の身内から
不吉と言われ
殺されかけたむぎを
狗賓である
むぎの母親から託された
天狗の血を引く三郎は
自身も
村人から煙たがられていました
そして
狗賓の血を引くむぎを
引き取ったことで
村人から更に
他の山の凶事を持ち込むな!
と言われ
遂には
三郎とむぎは
村を出て
旅に出ることに
なったらしいのです
ストレートに言えば
居ずらくなって
追い出された訳ですが
流石
伊綱権現になる人物!
全国のうまいものを食す旅と称して
旅立ちました

基やオンが
美食なのは
三郎の血ですね
そして
伊綱家の
兄弟の背に
二人揃って
羽が生えたのって
むぎの母親
狗賓のご加護も
あるんじゃないかなぁ~
と思ったりしました

伊綱家のすご!
兄弟揃って
天狗の血濃い!
と言う事で
コミックでは
もう1年
隠遁生活延長
と言う事になりました

ドラマ版では
ニューヨークに戻って1年
仕事で忙しい両親は
家を空けがち
15歳になったとは言え
まだ子供
独りで寂しいオンは
ママと口論の末
家出(里帰り)を慣行
単身
基のいる日本へと向かいました
15歳になったのに
むぎの言葉が
解るのって
コミックの伏線からすると
伊綱家と狗賓との
特別な縁もあるけど
当主である基の近くで
暮らしているから
ってことも
影響あるのかもね~
1年遅れで
羽生えたりして?

ママから
帰りは
自分でどうにかして
帰って来なさいと
カードを止められてしまいました
15歳が
どうやって
飛行機代稼ぐのさ!
と思いつつ
9月の
新学期までには
帰れなよね~
ってことで
また1年
基とむぎとの暮らしが
始まるようです
それはそれで
良きです
仕事で
自分たち家にいない訳だし
独りでいるより
基兄といて貰った方が
安心だしね~

毎週楽しみです
オン役の越山敬達くん
背伸びましたね~

シン・竹内文書

2024-09-02 | 読書
秘蔵文書を初公開
「古事記」「日本書紀」の裏を支える方程式が
『竹内文書』にある
そのため
『竹内文書』は弾圧され続けたが
裏の「神仕掛け」をカモフラージュすべく
八咫烏が動いていた!?
『竹内文書』の宝物や神代文字は
大洪水以前
超古代文明だったころの遺産であり
神様の名前をあらわす漢字に
その時代の出来事が象徴されている
音霊・言霊・色霊・形霊を組み合わせると
超常的なパワーが発現する!



これも
何かの縁なのでしょうか
10年ぶりに … 「ヴィジュアルガイド」竹内文書(2014.6.5)
再び       正統竹内文書の日本史「超」アンダーグラウンド(1)
竹内文書関連の書籍を
読みました

切っ掛けは
2025年7月5日に関する
まことしやかな話
からの
祝之神事(はふりのしんじ)
日月神示(ひつきしんじ)
の話題からの
飛び火でございました

いや~
実に
興味深いお話でした
σ(^_^;)自身
皇位継承の件が
気になっていたこともあり
予想通りの顛末
と言うか
そ~なるのね
とか
だから
女系天皇駄目なのか
とか
祝之神事
間に合ってよかった~
とか
色々腑に落ちたり
納得したり
する部分が
多かったです

この地は
八百万の神がおわず
多神教の国かと思いきや
え!?
そうなんだ
とかね
具体的な
エピソードについては
恐れ多くて
とてもじゃないけど
書けない…

取り合えず
家にある神棚に
毎日
祝詞をあげてるんですけど
プラス
祈りに近い
願い事を
追加せねば!
と思った次第です

まんまごとシリーズ8~いわいごと~

2024-03-28 | 読書
江戸町名主
高橋宗右衛門の
お気楽者の跡取り息子
高橋麻之助が
幼なじみで
町名主を継いでいる色男
八木清十郎
堅物の同心・相馬吉五郎と共に
様々な謎ともめ事の解決に挑む
好評連作短篇シリーズ「まんまこと」第8弾

「こたえなし」
「吉五郎の縁談」
「八丁堀の引っ越し」
「名指し」
「えんむすび」
「いわいごと」
六話収録

恋女房
お寿ずを亡くした
神田町名主
高橋宗右衛門の後取り息子
麻之助のもとに
縁談が3つもやってきた
しかも
ひとりは江戸一と謳われる
町名主・遠野の娘・お真津17歳
二人目は
羽間名主の娘・お滝16歳
三人目は
上川名主の娘・お須江15歳
ただ
どの縁談も妙なところがあるようで…
麻之助たちは
なぜ不思議な縁談ばかり
集まったのか調べることに
果たして
麻之助の縁談の行方は…

お真津さんは
清十郎の世話で
元々あった縁談が決まりました
お滝さんは
同心から与力へ出世した
相馬家の仕切で
前々から決まっていた
武家奉公が決まりました
大名からの側室にと望まれていた
お須江は
高利貸の丸三からの繋がりで
大倉屋の力を借り
大名家に圧力(?)をかけ
無事側室の話をチャラに
そして
大倉屋さんが
新たな縁を探す
と言う
展開になり
今回も
浅之介は?
とはなりませんでした

第四話「名指し」で
横尾家当主と跡取りが
揃って不慮の事故にあり無くなり
浅之野介
横尾家支配する
四町の臨時名主を
担当することになった折り
見事な補佐してくた
西森名主の娘
お和歌さんが
お嫁き来てくれることになりました

西森家は
名主の家ですから
当然
名主の仕事について
熟知しています
機転は聞くし
行動力もある
想像力も
若干先走る傾向がある
なんだか
お寿ずを思い出すなぁ~

とお和歌さんには言わないけど
浅之野は感じている
そして
高橋家の主である
猫のふにも
お和歌さんを
たいそう気に入ったもよう
しっかり者のお和歌さんは
末永く
浅之介を陰ひなたとなり
フォローしつつ
互いを慈しみながら
暮らしていくことでしょう
良かったです

相馬小十郎の娘
一葉とは夫婦にならず
小十郎と養子縁組し
相馬家の次期当主となった
吉五郎は
第二話「吉五郎の縁談」で
北山与力の娘・お紀乃との縁談が
破断になって
意気消沈するかと思いきや
小十郎が
家禄
三十俵二人扶持
百坪ほどの土地の拝領屋敷を頂く
定廻同心から
家禄・二百石
三百坪の屋敷もち
江戸町奉行
吟味方与力に昇進
一葉さんが
他家に嫁いでから
吉五郎が嫁を…
と言うのが
ベストな流れらしいのですが
なんせ
相馬家に
❛おなご❜は一葉さんだけ!
と言う事で
家を預かる
女主・一葉さんは
与力の家の❛おなご❜としての
しきたりや習わし諸々
学ばねばならず
小十郎と吉五郎も
同心の引継ぎと
与力としての仕事も
覚えねばならず
お三方とも
多忙を極めております
落ち着いたら
一葉さんは
他家に嫁ぎ
吉五郎は嫁を…
になるのか
一葉さんと
吉五郎が
夫婦になるのか
いずれにせよ
どんな形でもいいけど
幸せになって欲しい

わたしの幸せな結婚8

2024-03-23 | 読書
久堂清霞の過去と
晴れて
夫婦となった清霞と美世の
新たな生活の物語を集めた
短編集



本編で
部隊の良き部下にして
友である五道佳斗の
亡き父・壱斗と清霞との関係を
知ることができたし
清霞が
将来の夢と
異能討伐任務の狭間で
進みべき道を決めかねていた時に起きた
悲しい事件
壱斗との別れ
これは
後に
美世との婚儀の前に
三度
復活した土蜘蛛との
因縁の始まりでもありました
更には
清霞と美世の
新婚生活も描かれていたし

新婚の清霞は
すぐにでも
家に帰りたいのに
五道佳斗と
鶴木こと
薄刃次期当主
薄葉新に足止めをくい
部隊近くの居酒屋『薪田』へ
ところがそこには
佳斗の天敵
辰石一志もいて
男4人で
親睦会がはじまりした
が…
とか
清霞の父・正清と
母・芙由の
普通とは
かなりかけ離れた
愛の形を
目の当たりにし
同様する美世でしたが
実は
その要素が
清霞と自分達にも
ありそうだ!
と気づかされた~
とか
どれもこれも
面白かったと言えば
面白かったんですけど

だらかと言って
この一冊を
わたしの幸せな結婚
シリーズ8冊目として
良いのか?
あくまでも短編
番外編とした方が
自然なのでは?
と個人的に思った
次第です
このお話は
前作7巻目で
完結で良いのでは?

あきない世傳金と銀<特別巻/下> 幾世の鈴 其之参

2024-03-13 | 読書
最終話は
大阪に戻り
10年の月日が経ち
還暦を迎えた幸と
九代目店主となった
賢輔と共に
五鈴屋の暖簾をどう守り
その商道を
後世にどう残すのかを熟考し
決意する『幾世の鈴』
初代徳兵衛の創業から百年を越え
いざ、次の百年へ



第一話「暖簾」から
10年の月日が流れています
願わくば
幸と賢輔が大阪に戻ってからの
エピソード書いて欲しかった
九代目を襲名した賢輔と
ご寮さんとなった幸が
大阪五鈴屋で
どんな商いをしてきたのか
どんな10年を過ごしてきたのか
知りたかった
せめて
創業百年の祝いが
どんな風に行われたのかだけでも
エピソード欲しかったです

還暦を迎えた幸と
九代目賢輔には
実子がいません
五鈴屋の血を引く
六代目店主
智蔵の忘れ形見・寛太は
五鈴屋とは違う
自身の道を進むべく
精進しています
五鈴屋の商いを
次の百年へと繋げるために
成すべきこと
それは
次の代に
託す人物の育成
そして
人選選びです
一人目は
両替商を兼ねた大阪一の呉服屋
伏見屋為右衛門の孫のひとり
小番頭の為助
祖父為右衛門の血を受け継いでいて
働きぶりも申し分ない

有難いことに
大阪五鈴屋には
有能な人物が数多おります
五鈴屋の呉服を背負い
諸国を売り歩く❛背負い売り❜をしてくれていた
留七の末っ子(四男坊)で
現在五十鈴屋で奉公している貞七 … 長男・益彦は❛背負い売り❜してくれてます
3人目は高吉
この人物は
八代目周助の次男坊・高作
周助は賢輔が九代目襲名後
桔梗屋を再建
7年後には
五鈴屋高島店(元桔梗屋)の隣家を買い上げ
そこに移って
長男孫一夫婦と共に
商いを続けています
で次男・高作は
高吉と名乗り五鈴屋で奉公中
まずは
貞七と為助が
今後大阪でも始めることになるであろう
店前現銀売りを学ぶため
江戸本店に出向するようです

主筋の心得
奉公人を守る為の手立て
生き金銀の用い方
買うての幸い、売っての幸せ
を貫くための知恵を書き残そうと話す
幸と賢輔
五鈴屋らしい呼び名…
のちの世に伝えるもの❛世傳❜
商い世傳
と言うのはどうやろか

実に
良い終わり方でした