時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

予約の意味とは・・・

2008-02-29 | 徒然
29日朝9時に
滞在許可証の更新手続きの予約いれてました
日本の一般常識に従えば
朝8時30分に役所が開き
予約時間の
朝9時に所定の窓口に行けば
多少前の人がいたとしても
そんなには待たされない気が・・・

08:40
préfecture de policeに到着
既に長蛇の列

09:40 
とりあえず建物内へ入れる
9時の予約に何人入っているんだ・・・

建物に入れても
インフォメーションで書類チェックして貰うまでに
既に一時間以上待たされる

11:00
ようやく
1階へ上がる螺旋階段へ向かう

11:40
順番が来て受付するも
書類に未記入の箇所があると指摘を受ける

12:00
正式に書類受理

待つ・・・ただ 待つ

13:00
仮滞在許可証受取る

ちなみに
10時30分の時点で
初回申請の人は
月曜日の午前中に来いと言われ
門前払い
建物内にも入れて貰えずに帰されていた

インターネットで予約する
意味は?
意図は?



小野不由美新作

2008-02-28 | 読書


小野不由美女史の「十二国記」シリーズの新作が
6年半ぶり発表されるらしい
タイトルは「丕緒の鳥」

何て読むのか解からない…
「丕緒」は
‘ひしょ’と読むらしい



2001年9月に出た
「華胥の幽夢(かしょのゆめ)」以来6年半ぶりだとか?
「ガラスの仮面」ばりに
引っ張ってくれてありがとう小野不由美女史…

「十二国記」ご存知でない方は
の舞台となるのは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア』あたりで検索してみて下さい

とにかく
一日も早く
文庫で世に出てください


ぼんくらシリーズ1 ぼんくら(下)

2008-02-27 | 読書


ここ数日
どうにも喉の腫れが気になり
とうとう
抗生物質服用し
早々床に着きました
最近
風邪を引いても
抗生物質って処方しなくなったみたいですね
以前
懇意のドクターに言われました

思い込みのせいか
服用した結果
お陰様で喉の調子はなかなかよろしゅうございます

ぼんくら下巻読み終わりました
「俺、ここでいったい何をやっているんだろう」
江戸・深川の鉄瓶長屋を舞台に店子が次々と姿を消すと
差配人の佐吉は蒼白な顔をした
親思いの娘・お露
煮売屋の未亡人・お徳ら
個性的な住人たちを脅えさせる怪事件
同心の平四郎と甥の美少年・弓之助が
事件の裏に潜む陰謀に迫る「ぼんくら」下巻でございます

一度耳にした事を
一字一句暗記してしまう
人間録音機のおでこや
弓之助が
子供らしからぬ機転のよさと洞察力で
平四郎を助けていきます

個人的に
おでこの記憶力が
非常に羨ましいと思いながら
読み進んでおりました

また
井筒家養子縁組の選定にあたり
平四郎の妻のお眼鏡に叶ったのが
弓之助なのですが
その理由というのが
なんだか笑えるのであります

弓之助と接していくうちに
子供が苦手だった平四郎の
心情に変化が見られるのですが
なんだか
嬉しくなってしまいました

でも…
湊屋総右衛門の目論み通り
鉄瓶長屋から店子がみんないなくなってしまうくだりは
ちょっと淋しい気がしました


結論

宮部みゆき女史の作品は
やっぱり面白い


ぼんくらシリーズ1 ぼんくら(上)

2008-02-26 | 読書


なが…
やっと上巻読み終えた
ぼんくら=のらりくらり
って感じで
いつもの宮部作品に比べ
テンポアップのタイミングがつかめない

鉄瓶長屋の住人で
煮売屋を商っているお徳さん
新しいくやって来た
差配人佐吉
ぼんくら同心平四郎などなど
登場人物は
今回も
とても人情味溢れる人達ばっかりなんだけど

な~ぜ~だ~

天狗風

2008-02-25 | 読書


寝付いた時間が早かったせいでしょうか
明け方
目が覚めてしまい
結局
日の出前から
日没まで読書三昧

<あらすじ>
一陣の風が吹いたとき
嫁入り前の娘が次々と神隠しに…
不思議な力をもつお初は
算学の道場に通う右京之介とともに
忽然と姿を消した娘たちの行方を追うことになった
ところが
闇に響く謎の声や観音様の姿を借りたもののけに翻弄され
調べは難航する

『震える岩』につづく“霊験お初捕物控”第二弾

と言うことで読みで見ました
両親を幼い頃に亡くしたとは言え
岡っ引きの実兄六蔵とその妻およしに
大切に育てられるお初ちゃんは
幸せモンです

見えないものが見えたり
聞こえないものが聞こえるという
特異体質のお初ちゃんではありますが
それを忌み嫌うことなく
受け入れてくれる
懐の大きな人物に見守られ
お初ちゃんはパワー全開で
今回も難事件に挑みます

お初と事件にあたる古沢右京之介や
南町奉行根岸鎮衛も相変わらず
いい味をかもし出している
右京之介とお初の
今後の成り行きは…
鬼と呼ばれる吟見方与力であり
右京之介の父
古沢武左衛門は
まんざらでもない様子
お初を結構
いやかなり気に入っているみたいだし
最終的には
納まるところに納まってくれるといいな~

何時の時代でも
人の心にある光と闇 善と悪
特に今回は
女の美に対する執着が
事件の発端です

それも
なんだか当事者の気持ちも解かるような気もして…

そうそう
今回は
人間の言葉を話せる猫‘鉄’が
お初を助けてくれます

相変わらず
宮部みゆき女史の作品は
面白いです

話が結構長い…
引っ張って引っ張って
の割りに
最後の対決が
サラッと終わってしまったような気がします

この後
宮部作品の「ぼんくら」上巻を
読み終えまして
この後
下巻を読むつもりです

在庫の文庫も残り僅かとなってまいりました

千里眼 美由紀の正体

2008-02-24 | 読書


新・千里眼シリーズの7作目と8作目になるのかな?
今回はタイトルの如く
主人公岬美由紀の記憶
友里佐知子によって
故意に封印されたいた過去の真実が
明らかにされます
そして
その過去が
実は
24年の歳月を経ても尚
継続していたという事実

その事実を前に
美由紀が取った行動とは…

美由紀の母親は
友里佐知子なのか

美由紀のこめかみに
残されていた手術痕とは

これまで
謎とされたいた
美由紀に関する様々な事柄が
ついに解き明かされるのです

壮絶な過去です
すべての事実を知ってなお
下巻の最後の章「二か月後」に登場する岬美由紀

も~最高です



今回も
メフィスト・コンサルティング・グループ
クローネンバーグ・エンタープライズ特別顧問
グレート・ダビデ(ってなが…)が登場します

「すべての過去があって、いまの自分がある。
それを受け入れろ。そして未来を手に入れることだ。」

と美由紀に語りかけるコヤツは…
宿敵
宿命のライバル
ある意味同士

一体全体
何なんでしょう
まったく…

美由紀が
自分の過去と対峙し
その過去を乗り越えて終わりました
取り合えず
作品の区切りが付いたように思うのであります

と言うことはですね~
次回作からは
新しい局面を迎えるのです(絶対!)
そうです
恐らくメフィスト・コンサルティング・グループとの戦いが…
再び読めるのです(希望)

待ち遠しい



スキヤキ ウエスタン ジャンゴ

2008-02-23 | 映画


帰国した時
思わず品川駅中のショップで買ってしまいましたDVD…


<物語>
壇ノ浦の戦いから数百年
平家の落人が拓いた山あいの寒村“湯田”は
埋蔵金の噂を聞きつけ押し寄せたよそ者たちに荒らされ放題だった
そして今
平清盛の平家ギャングと
源義経率いる源氏ギャングの果て無き抗争の真っ只中に
さすらいのガンマンが流れ着く
清盛も義経も凄腕のガンマンを用心棒にしようと画策するが
寡黙な男が目を留めたのは
清盛への復讐心に燃え
義経の元に身を寄せる女・静だった



マカロニ・ウエスタンがあるなら
スキヤキ・ウエスタンがあったっていい
かつて黒澤明の名作『用心棒』が
翻案されてイタリア映画『荒野の用心棒』が生まれたのだから
しかも
全編英語のダイアローグが
源平合戦と西部劇がミックスされた異空間にぴたりとはまる



さらには
伊藤英明の寡黙なガンマン
佐藤浩市演じる卑怯者の清盛
伊勢谷友介の残忍で美しい義経
香川照之の壊れゆく保安官等々登場人物の造形が秀逸で面白い



クエンティン・タランティーノと
桃井かおりの秘められた絆も
北島三郎の主題歌も
もちろん体を張った泥だらけの本格アクションも申し分ない
これは、監督・三池崇史が送る娯楽活劇の決定版だ




goo映画の紹介サイトに書かれておりました
「スキヤキ ウエスタン ジャンゴ」
ハチャメチャな映画です
出演している役者さんは
結構豪華で
破天荒なキャラを
真剣に演じている風です
役者魂と言うのでしょうか
実に
素晴らしい根性と技量いえ力量



‘品’もなく
‘エゲツナイ’
果てしな~く意味不明な話も
何かあるのかも知れない
作品に込められた
意図があるに違いない
きっと…
この次はきっと…
と期待しながら最後まで
‘エゲツナク’
エンディングを迎えました
 



後半以降
桃井かおりが
女優モード全開で
貫禄の演技を見せてくれます
「女がいちばん似合う職業」で演じている
刑事の桃井かおりさんも
好きなのですが
血まみれの弁天ことルリ子=桃井かおりさんも
好きかも…

映画「スキヤキ ウエスタン ジャンゴ」をご覧になるなら
考えてはいけません
何も考えず画面を見て下さい
そして
豪華な役者陣扮するキャラを堪能してみてください

そうそう
スマップのメンバーが登場してますよ



弘海 -息子が海に還る朝-

2008-02-22 | 読書


空港内にあるTSUTAYAで
何気なく手に取った本
「弘海」

息子が海に還る?
著者は
「いま会いにゆきます」の市川拓司
サラッと読めるだろうと購入

長男弘海
長女美和という平凡な四人家族の岸田家
弘海は
妹美和に比べて水泳教室での上達も遅く
おっとりとした少年
ある日
美和は
兄の左右の脇腹に何本かずつ
赤い傷があるのを見つける
このときから弘海は
水泳の記録をぐんぐん上げる一方で
水から出ると体調不良に苦しむ
両親は好記録を喜びながらも
えたいの知れぬ不安を覚える

始まりは
ごくささやかなものだった
頬を打つ一滴の雫
それが
迫り来る嵐の前触れだと誰が知ろう
とにかく
それは
限りなく遠回しな仄めかしで始まった

やがて
弘海は
プールで同じ傷を持つ少女市井里沙と出会う
そして
この出会いは
後の二人の運命を暗示させる

チルドレン オブ ザ アトム

世界中に
同じような資質を持つ子供達の存在が明らかになる
彼らの待ち受ける未来に
希望はあるのか
光はあるのか
再び
家族と共に生きる世界は
そんな日が
訪れるのだろうか

儚く切なく
そして市川氏お得意の
ファンタジックな世界が
描かれています
あまりに話が出来過ぎていて
良い人間しか登場しません

「弘海」の中では
世界は限りなく美しく
どこまでも優しく清いいようです
悪意や憎悪と言うモノとは無縁の世界
あくまでも
ファンタジックなおとぎの国の話として
読むには
素敵な作品だと思います

余計なことは考えない
作品の裏には何もない
深く考えず
ありのまま
心を素にして読みましょう

イソップ
グリム兄弟
アンデルセンのような
深さはございませんよ
残念ながら…

オリヲン座からの招待状

2008-02-21 | 映画


<あらすじ>
町の映画館・オリヲン座は
毎日
たくさんの人で賑わっていた
経営しているのは映写技師の豊田松蔵と妻・トヨ
ある日
一人の青年が映画館にやってきた
映画を観たくて仕方がないが
お金がない
トヨはその青年を「途中からだから」と言って入れてやった
上映が終ると
その青年留吉は
松蔵にここで働かせてくれと頼み込む
留吉は熱心に働き
映写技師となる
しかし
松蔵が急死してから
映画館は段々寂れるように…



goo映画のサイトによると
“泣ける作家”として国民的人気の浅田次郎原作の短編小説を
『MISTY』の三枝健起監督が映画化
昭和30年代の映画黄金時代から
映画が斜陽になり
現代に至るまで
亡き夫から受け継いだ映画館
オリヲン座を守る妻と映写技師の純愛を描く
昭和30年代を描いた映画がヒットしているが
湿り気のある映像は
まさに昭和そのものだ
劇中
上映されている映画として
『無法松の一生』
『二十四の瞳』
『ひめゆりの塔』など
名作の映像が流れるなど
和製『ニューシネマ・パラダイス』と言ったところ
主演の宮沢りえが『たそがれ清兵衛』
『花よりもなほ』に続き
愛する男性を陰で支える献身的な女性を好演している

だそうです



豊田松蔵亡き後
長年に渡り
豊田トヨが
留吉とオリヲオン座を続けてきたけれど
豊田トヨが
余命幾ばくもなく
彼女がいなくなっては
オリヲオン座を続けて行く意味がない

なので
最後の上映をするから
皆さん映画館に来てください
と手紙を書く留吉


映画が好きだったから
と言うより
トヨをみて一目惚れした留吉が
トヨの傍にずっと居たくて
映画館に勤めたようです
でも
初心な留吉は
トヨに思いを伝えることが出来ず
ウン十年…



映画館閉館という
最後の最期に
やっと思いを告げて
終わります

映画館に
子供の時分足を運んでいた
良枝と祐次が
大人になり
オリヲン座にやってくるんですが
なんか中途半端に描かれていて…

どれも
これも
み~んな中途半端で
淡々と
時が流れて
はいおしまい
って映画です


確かに
泣けますよ
この作品
涙はでます

泣きたい方はどうぞ

星…



象の背中

2008-02-20 | 映画


あらすじ…
突然
末期の肺がんで余命半年を宣告された48歳の藤山幸弘は
残された時間をどう生きるか選択を迫られる
妻と二人の子どもの事はもちろん
建設会社の部長として精魂傾けてきたプロジェクトも気掛かりだ
しかし
結局は延命治療を拒否し自分なりに人生を全うしようと決断する
激痛に耐えながら心残りのないように
最後の別れを告げておきたい人たちを訪ね歩く幸弘だったが
妻の美和子には事実を言い出せずにいた



死期を悟った象は群れから離れ
ひっそりと最期を迎える場所を探して旅立つというが
果たして人間にそんな潔い真似ができるだろうか
役所広司演じる主人公は苦悩の末
「死ぬまで生きる」決意をし
大切な人たちに見守られて逝く事を選ぶ
当然ながら死の宣告は本人だけでなく
家族をはじめ周りの人々へも重くのしかかる
それぞれが幸弘の選択を受け入れてゆく過程は切なくも残酷だ
それでも
尊重されるべきは死にゆく者の意志であるなら
これもまた潔い最期と言えるだろう
秋元康の初の長編小説を映画化した本作
一人の男の死に様(=生き様)と
夫婦であり親子である家族の一つの理想的な形が描かれている




身勝手極まりない男の
人生の末路を
よくもま~
映画にしちゃったこと…

これが
‘一人の男の死に様(=生き様)と
夫婦であり親子である家族の一つの理想的な形が描かれている’
などと
よく書けたモノだわ
これぞ男の究極のエゴ?



女を外に囲って
仕事辞めて
自分にとって都合のいい人間だけに
最後の別れを告げるぅ~
自分が死んだら
骨をそっそり愛人に渡してくれと
兄にお願いするぅ~

そんな男に
「もう一度生まれ変わったら私にプロポーズして下さいますか?」
と質問する妻
「もう一度生まれ変わったら君にプロポーズする!」
と言う夫

この夫しにて
この妻ありき

しょ~もない映画だった

星?
ある訳ないっしょ
久々超駄作を見たって感じです
機内で暇つぶしに見た映画にしても
最悪だと思うわ