鈴蘭男子高等学校
通称・カラスの学校
不吉な嫌われモノ=カラスのような不良学生たちが集まる
偏差値最低の男子校
現在の最大勢力は
3年の芹沢多摩雄が率いる“芹沢軍団”だが
いまだかつて
鈴蘭を統一・制覇したものは
誰もいない
そんな群雄割拠の鈴蘭に
ひとりの男が現われた
3年の転入生・滝谷源治
不可能と言われている鈴蘭制覇を本気で狙う男
群れることを嫌い単独行動する源治であったが
ふとしたことで知り合った
鈴蘭卒業生のチンピラ・片桐拳と友情を深める
そして拳のとりなしもあって
源治のもとに共に戦う強力な仲間達が集まってきた
かくして鈴蘭の内部抗争はより一層激化していくのだった
って話です
鈴蘭のてっぺん昇ってからみる景色ってのはよ~
さぞかし壮大なんだろうな
と山田孝之扮する芹沢が
校舎の屋上で呟くシーンがありますが
・・・壮大なんでしょうか
たかが高校の抗争でてっぺんとって?
鈴蘭高校が
全国でどんなポジションなのか
鈴蘭のてっぺんに昇るってことが
どんな意味があるのか
その当たりが明確にわかると
面白いのかもしれないけど・・・
何のために
てっぺんに昇りたいのか
鈴蘭制覇のその先にあるものとは
源治と芹沢の真の狙いとは?
解離性脳動脈瘤で死を覚悟した時生の存在が
源治と芹沢の間に微妙な関係を生む
時生はかつて源治のダチであり
いまは芹沢のダチ
その経緯も良く解からん
この世界感は理解しがたいけど
小栗旬ふんする源治と芹沢には
男が男を引きつける‘男気’があるようです
めいっぱい真っ直ぐに生きていく
これも青春です
姑息な手段を使って
源治を窮地に追いやろうと芹沢派の参謀戸梶
武装戦線四天王阪東をも巻き込んで
抗争はますますエスカレートしていく
が
この世界にもあるのか解かりませんが
正々堂々をモットーに
土砂ぶりの雨の中
素手での勝負に挑む彼らの姿
そこには
生きている
自らの道を突き進んでいこうとする
力強さがあふれています
戦う男の本能全開です
芹沢軍団とGPSの抗争は
芹沢軍団優位に思えましたが
何故か武装軍団の阪東が乱入
これも源治の‘男気’に惚れたようです
源治と芹沢の一騎打ち
雨も上がり
真っ赤な夕焼けを背景に
男と男の真っ向勝負が始まります
これもまた
爽快というか
気持ちがいいというか
‘男の美学’
これで終わりかと思ったら
某神社
成功率30%の手術に成功した時生と芹沢多摩雄
滝谷源治
そして
抗争には一切関与しなかった
2年のリンダマンこと林田恵の姿が・・・
「悪いな お前(リンダマン)を倒さないことにゃ鈴蘭を制圧したとは言えない」
「鈴蘭制覇はありえない あんたが芹沢を倒したように新しい奴らが次から次へと出てくる」
「その相手をしているうちに(源治は)卒業ってことになる」
「それはどうかな」
「容赦しね~ぞ」
「いくぞ」
鈴蘭のてっぺんめざし
源治は戦いを挑む