時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

芦ノ湖遊覧

2007-08-31 | 日常からの脱出!?

          30日 芦ノ湖&山並み&霧の絶妙な風景

30日から31日にかけて
箱根から芦ノ湖周辺に行ってまいりました
あたくし・・・
‘箱根スマイルクーポン’(3,000円)なるモノを購入し
さんざっぱら
遊覧船乗り~バス使い
確実に元取った気がする


このクーポン
西武系のバスが利用でき
その利用可能なエリアは
箱根・芦ノ湖周辺だけでなく
小田原~熱海~湯河原まで網羅しており
遊覧船は乗り放題
駒ケ岳ロープウエイにいも乗れる


               30日 湖尻からやってきた遊覧船

曇り空ではありましたが
山から芦ノ湖に霧が静かに降りてくるその情景は
とにかく感動モノ
快晴で全てがクリアに風景を見るのも
確かに素晴らしいとは思うけど
水墨画の世界を彷彿させる
この風景も
実に・・・風情があってよいのです

          
           31日 芦ノ湖に浮かぶ海賊船の遊覧船

一夜あけて本日31日
昨日以上の濃霧でありました
東京の最高気温は28度と朝のニュースで言ってたけど
ここ芦ノ湖は
とても涼しい~避暑地気分満喫

海賊船が目の前に現れたと思いきや
あっという間に
霧に包まれていく・・・
パイレーツ・オブ・カリビアンの
ブラックパール号を彷彿させる

あたくしの頭の中は
パイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲が
エンドレス


   31日 パイレーツ・オブ・カリビアンを彷彿させる海賊船

濃霧が海賊船を飲み込んでいくのか
はたまた
海賊船が
濃霧を身にまとい雲隠れするのか
なんて
勝手に想像しつつ
目の前から
そのお姿を消していかれました


              31日 完全に濃霧に包まれた瞬間

そしてそして
濃霧は
あたくしを乗せた遊覧船をも
見事に飲み込みました
全身で
イオンを吸収させて頂いたことは
言うまでもござんせん

霧が晴れたら
異次元にワープしてしまいそうな
幻想的な空間に
身も心も
まったり どっぷり しっかり
浸らせて頂きました 

ヴェニスの商人

2007-08-30 | 舞台/役者



舞台は
貿易都市として栄えた16世紀末のヴェニス
アントーニオは
この街で貿易商を営む裕福な紳士
ある日
彼の元に
年下の親友バサーニオが借金の申し込みにやって来る
ベルモントに住む才色兼備の令嬢ポーシャにプロポーズをするため・・・

あいにく全財産が海を渡る船の上にあったアントーニオは
自らが保証人となり
バサーニオにユダヤ人の高利貸しシャイロックを紹介する
そんなふたりにシャイロックが出した条件は
「もしも3カ月の期限までに借金が返せなかったら
アントーニオの肉1ポンドをもらう」というもの
常軌を逸した申し出にアントーニオはたじろぐが
期限内に船が帰還すると信じる彼は
この条件を承諾
おかげで
金を手にベルモントへ旅立ったバサーニオは
難しい結婚の条件をクリアしてポーシャと結ばれる
そんなとき
アントーニオの輸入品を積んだ船が難破
借金返済の目処が立たなくなった彼と
約束どおり1ポンドの肉を要求するシャイロックの闘いは
法廷の場に持ち込まれることに……



29日
「ヴェニスの商人」観劇してまいりました
実はこの作品
キチンと読んだことがなく
なんとな~くストーリーを知っているくらいでした
今回の舞台が
原作にどれ程忠実なのか解らないので
取り合えず
モード
作品を拝見して
単純に思ったのは
何故シャイロックが
ヴェニス中の人々から非難されなければならないのか
っということ
高利化しというだけじゃなく
ユダヤ人というだけで
差別されているような設定だった
異常なまでに
嫌われたいるシャイロック・・・

人物設定を把握していれば
違った印象なのかも知れないので
これは
早速
原作読まねば・・・
と思ってしまいました
シェークスピアが
ヴェニスの商人で伝えたかったことが
何だったのか
真面目に
考えようと思っております


ロンドン短期留学を経て
久しぶりに現場復帰された
藤原竜也さん
お笑い系王族役から老いぼれ老人の役もこなしてました

これまで拝見してきた
蜷川演出シェークスピアで
勢い パワーで強引に観客を引っ張るというか
観客にゆとりを与え合いというか
緊張感をかもし出す感のあった演技は
影をひそめ
舞台と客席との間にある
空気を感じ取って
観客にゆとりを与える演技になっていた気がします
彼の演技や台詞まわしに
観客が引き込まれ
自然に笑いを誘うような場面がみられました

素人の小生が言うのも
大変差し出がましいのですが
またまた成長されたのではないでしょうか
今後も期待大です


8月17日(土)から9月30日(日)まで
天王洲 銀河劇場にて上演されます
当日券もあるようなので
興味のある方は是非
お出かけ下さい



天王洲 銀河劇場「ヴェニスの商人」HP
http://www.gingeki.jp/special/venice.html

放課後

2007-08-29 | 読書


ストーリー

校内の更衣室で
生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた
先生を2人だけの旅行に誘う問題児
頭脳明晰の美少女・剣道部の主将
先生をナンパするアーチェリー部の主将
犯人候補は続々登場する
そして
運動会の仮装行列で第2の殺人が・・・


犯人はきっとこの人だろう~
と思いつつ読み進んでいたんだけど
外れ
でも
あたり
でした

学校という
異質な空間の中で
繰り広げられる殺人事件
そこに隠された
真実を知った時
教師は・・・

そして
もうひとつの殺意が生まれる・・・

人間の感情って
ほんの些細なことで180度変わってしまう
モノゴトを一面でなく
多面的にとらえると
今までと全然違ったモノが見えてくる

相変わらず
氏の作品は面白いです

ロマンス

2007-08-28 | 舞台/役者


兄アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフに
全人生を捧げた妹マリア・パーヴロヴナ・チェーホワ
兄は医者

医師とは言え
ほとんど診療行為を行なっていない
医学を実践するかわりに
兄は数百を数える小説を書いた

看護助手として
薬剤師として
家政婦も
マネージャー役も兼ねていた
ときには兄を甘やかす母親にもなった妹マリア・・・

コンスタンチン・スタニスラフスキーによって
上演された「かもめ」を皮切りに
兄チェーホフの作品は
ヨーロッパの演劇界全体を席巻し
ロシアにおいてその芸術的高みに達する

そして
兄チェーホフは
ドイツ系女優オリガ・クニッペルと結婚する
兄のため
人生をささげた
妹マリアの取った行動は・・・

配役

マリア:松たか子
オリガ:大竹しのぶ
若き日のチェーホフ:井上芳雄
その次の年代のチェーホフ:生瀬勝久
その次の次の年代チェーホフ:段田安則
晩年のチェーホフ:木場勝己

スタニスラフスキー:井上芳雄
トルストイ:生瀬勝久
チェーホフの主治医:段田安則


世田谷パブリックシアターで
「ロマンス」観劇してまいりました
なんとま~豪華な
実力派が一同に集まった舞台ですこと
間の取り方といい
台詞の掛け合いといい
も~
感激

相変わらず松たか子さんの歌声は透き通ってて美しい
井上芳雄ちゃんのスイートボイスも健在
木場勝己さんの染み渡る声
あ~最高

求婚されても拒み続け
兄のために生きてきたのに
当の兄は
オリガという女優と結婚
生涯を共に添い遂げると誓い合ってしまう

それでも
妹マリアは
兄を愛し
オリガと共に兄を助ける
兄の死後も
彼の遺言に従って
生きていく・・・

松たか子さんて
やっぱり凄い女優さんです



まつ座「ロマンス」サイト
http://www.komatsuza.co.jp/kouen_new/index.html

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

2007-08-27 | 読書

NAKA雅MURA著 小学館文庫

祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響あり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理を顕す
奢れる者も久しからず
春の夜の夢の如し
猛き心も終には滅びぬ
風の前の塵に同じ

      作者不詳「源平盛衰紀」  



『壇ノ浦の戦い』から何百年か後のこと

屍らしきものがぶら下がる鳥居をくぐり抜けると
謎のガンマンは
空に向かい
銃を一発ぶっ放した
銃声が鈍い静けさを切り裂いたとたん
宿と酒場から
赤い目の男たちと
白い目の男たちが
血相変えて飛び出してきた

湯治宿に陣取るは
赤い目を持つ平家
酒場を陣取るは
白い目を持つ源氏・・・

「・・・負け戦を踏んじまいそうなのは、どっちだ」
そうのたもう
右目が赤く左目が白いガンマン



平家源氏
ヨーク家ランカスター家

源平合戦 薔薇戦争
百年戦争 はては南北戦争

ウエスタンなのに
平清盛と源義経
平重盛・平宗盛・平惟盛
弁慶や那須与一だけかと思いきや
忘れちゃなんねぇ静御前
ヘンリー6世はたまたジャンヌダルクまで登場しちまう



愛 欲望 駆け引き 
裏切りの渦巻く
キナ臭え
実に西部臭えウエスタンの幕があく


時代考証もあったもんじゃ~ねぇ~

この本読んだ翌日に
世界史と日本史の
試験がないことを願うのみ

9月15日土曜日より全国ロードショー

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ公式HP
http://www.sonypictures.jp/movies/sukiyakiwesterndjango/index.html

阿波ダンス

2007-08-26 | 映画


真っ青な空と海が美しい
瀬戸内の“渦”の町、徳島・鳴門

だが
そんな景色とは裏腹に
どんよりした気持ちでこの町に引っ越してきた少女がひとり
その名は川村茜
東京では
4人組ヒップホップユニット「SO COOL」のリーダー格として活躍し
ニューヨーク行きを誘われるほどの実力の持ち主

にもかかわらず
突然父と離婚した母・恭子が
茜に相談もなく
勝手に生まれ故郷への里帰りを決めてしまったのだ

入院中の祖父・宗助の看病をするつもりらしい

新たな住まいは
およそヒップホップが似合わない古い日本家屋
絶望的な気分で「人生終わった……」とつぶやく茜




一方
地元の高校生・コージ、親友ユッキー、カズ、ミノルの4名は
行きつけの「うずしお食堂」にいた
渦オタクの物理教師・湯川から聞いたという
300年に一度現れる奇跡の渦伝説を
熱く語り始めるコージ
渦のど真ん中から現れる天女は
背中に黄金の石を背負っていて
その石を拾った者に奇跡が訪れるという
しかも
今年がその300年目に当たるとか
きっと何かすごいことが起こるに違いない
「よっしゃ人生これからや」と意気込む4人
そこに現れたのは
キックスケーターに乗った茜

このあたりで見かけたことのない洗練された美少女の姿に興奮し
「天女さーん!」と叫びながら追いかける4人
途中、コージは
茜が大切にしているダンス大会優勝記念の金メダルを拾う
そうとは知らず
落としたメダルを必死で探す茜

翌日
転校生として
鳴門西高校に初登校した茜は
さっそくダンス部のドアを開く
だが中では
昨日の4人組が阿波踊りを踊っていた
勧誘された茜だが、「私無理、そんなダサい踊り」と一蹴……
伝説の天水と呼ばれる父・孝雄を尊敬し
誰よりも阿波踊りを愛する男・コージは
この言葉に激怒
「阿波踊りはこの町の宝や
400年の伝統あるんやぞ」と応酬し
ふたりは
校庭でダンスバトルを繰り広げることに



走り寄ってきた生徒たちは
地元の伝統・阿波踊りを支持……するのではなく
初めて見るヒップホップに大興奮するのだった


阿 波踊り本番まであと1ヶ月
だが
ユッキー、カズ、ミノルはヒップホップに夢中で
阿波踊り部は廃部の危機
茜と踊りたい
でも

コージとの友情を捨てるわけにはいかないと悩む3人
そこでユッキーが思いついた素晴らしいアイディア
それは
阿波踊りとヒップホップを混ぜること
茜とコージも言葉の弾みで嫌々ながら参加することになり
かくして「チーム阿波DANCE」が結成される
彼らが目指すのは
「瀬戸内海と太平洋の水が混ざり合う鳴門の渦みたいに」2つの踊りが融合する
誰も見たことのない“AWA DANCE”だ




ところが
阿波踊りの本番当日
会場に集まったのは
コージ、カズ、ミノルの3人だけ
その上
ユッキーと茜が来ない理由を語ろうとしないコージに腹を立てた
カズとミノルも参加を拒否
コージは
たったひとりで踊り始める




AWA DANCEは幻に終わってしまうのか
300年に一度の奇跡は起こらないのだろうか

友情・恋・親子の葛藤
未来・夢・希望
色んな思いを胸に秘め
色んな悩みを心に秘めて


きみは
阿保になれるか



ダンスは疎いので
榮倉奈々ちゃんのレベルが
どんなもんなのか解りません

ですが
和であろうが洋であろうが
楽しく阿保になるのは同じこと
世代を超え
時代を超え
ジャンルを超えた
‘阿波ダンス’
表現はちと古くさいかもしれないけれど
ほろ苦い青春の一コマって感じの作品です

ストーリー展開は
青春映画の王道
まんまストレートです



阿波ダンス公式サイト
http://www.awadance.jp/

CINEMA TOPICS ONLINE
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?morephoto=ON&oid=8053
こちらのサイトは完全ネタバレです
コメント (2)

ワルボロ

2007-08-25 | 読書


ここ最近
購入する本のジャンルが微妙に偏り始めた気がしてならない
と同時に
「ワルボロ」といい
「クローズZERO」といい
この手の映画が立て続けに公開されるのは
何故なんだろう

ちなみに
「ヒート アイランド」も
同系列と言って宜しいんでしょうかねぇ~

そもそも
この本に興味をみったのは
立川って町が拠点の話だったから
五日市線の‘福生’とこの‘立川’は
親類縁者が
この両エリアに住んでいることもあり
馴染みのある土地なのです
って言っても立川は
駅の周辺しか知らないんだけどね


映画「シュガー&スパイス」は
福生の周辺でしたが
この「ワルボロ」は
立川界隈をメインにしたお話・・・
それだけで
親近感を抱いてしまいます



映画「ワルボロ」は
9月8日土曜日から公開ですが
帰る前に
見に行ければと思ってます

松田龍平さん松田翔太さん
新垣結衣ちゃん引き続き新垣結衣ちゃん
サウダージヒート アイランド城田優
そして福士誠治さんも映画に出演されておられる
(福士さん・・・最近注目の俳優さんだと思います)



他人様には
なんら関連性のない人物ではございますが
小生の中では
最近読む本・最近見る映画&ドラマ&舞台
全てにおいて連鎖・・・
繋がっているのでありました


って・・・
本の感想全然書いてなかったですね

「ワルボロ」に描かれた世界は
拙者には
縁遠い世界でした

クラスという小社会の中で
真面目でもなく
不真面目でもなく
可もなく不可もない
いたって普通
先生に
良い意味でも悪い意味でも
目をかけられることのない
ちっぽけな‘その他大勢のセイト’
だったなぁ~

地元の小学校・中学そして高校に進んで
見事に豹変した同級生もいたっけな~
一見怖いあんちゃん&ねえちゃんなんだけど
小学生の頃から知ってるから
普通に会話してた気がする
人の教室入ってきて
ギャーギャー騒いでるの見て
完全に切れたб(^_^;)

今から思えば
目を付けられなかったものだわ・・・

何故かしら


画像 CinemaCafw.netより引用 
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/18576/

かもめ食堂

2007-08-24 | 映画


夏のある日
フィンランド・ヘルシンキの街角に
「かもめ食堂」という小さな食堂がオープンします
店の主は日本人女性のサチエさんです
『日本のおにぎりを食べてもらいたい』
そんな願いを込めておにぎりを握るサチエさんですが
興味本位に覗く人はいてもお客さんは誰も来ない毎日

そんなある日
ついにかもめ食堂に初めてのお客さんがやってきました
そのお客さんは
日本かぶれで日本のアニメが大好きな青年トンミくん
トンミくんい「ガッチャマン」の歌の歌詞を教えてくれと頼まれたサチエさんでしたが
出だしの歌詞しか思い出せません
その日の夕方
サチエさんは
書店で難しい顔をして「ムーミン谷の夏まつり」を読んでいる日本人の女性・ミドリさんを見かけます
サチエさんは
思い切って「ガッチャマン」の歌詞を知っているかたずねると
ミドリさんは
怪訝な顔をしながらもすらすらと歌詞を教えてくれました
お礼を言うサチエさんに
ミドリさんは
フィンランドに来ることになった理由を話し始めます
目をつぶって世界地図を指差したらフィンランドだった
と言うミドリさんの話に何かを感じたサチエさんは
ミドリさんに自分の家に泊まるようにすすめます
そして
ミドリさんは
かもめ食堂を手伝い始めるのです

サチエさんちとミドリさん
そしてトンミくんの3人だけの日々が続いていたかもめ食堂ですが
少しずつお客さんがやってくるようになりました
そんな中
またひとり訳ありげな日本人女性マサコさんが
かもめ食堂にやってきたのです
そして
通りから
店内を睨みつけては去っていく
挙動不審のマダム・・・



なんと表現したらよいのでしょう
この映画・・・
フィンランドが舞台とはいっても
殆どフィンランドの風景は出てきません
オープンした食堂に
色んな人が
なんとなく集まってくる
宣伝もせず
口コミで広がるわけでもなく
それでも
ぼちぼちと
人が集まってくる

台詞も少ないし
インパクトのあるストーリー展開も
な~んもないんだけど

観光でフィンランドに行った時に感じた
妙に閑散とした雰囲気とか
映画の画面からあふれ出てくる‘色’‘におい’
時間の流れ方が
とにかく心地よい

フランスで生活をはじめ
なかなか独りでcafeに入るのが抵抗あったんだけど
勇気をだして入ったcafeのマダムが
とても優しく受け入れてくれた時の
‘ほっと感’

元気がでない時には
きまって
鍋でご飯を炊いて
三角おむすびをむすんで
(もちろん具は‘うめぼし’)
食べた日々

時折
なんだか自分の生活とリンクする・・・

小林聡美さんともたいまさこさんの‘ま’
も~最高です

拙者も
サチエさんのように
生きたいよん・・・

そうそう
映画のワンシーンで
明日
世界が終わっちゃうとした
美味しいお料理沢山作って
好きな人たちと美味しいお酒が飲みたい
と言う会話のシーンがありました

もし明日で世界が終わるとした
私は絶対母が作った手料理が食べたいです
みなさんは如何ですか



サウダージ

2007-08-23 | 読書
 

二度と会えぬ人や土地への思慕を
サウダージ
というらしい                 
       
故郷を捨て
過去を消し
ひたすら悪事を働いてきた日系ブラジル人の高木耕一は
コロンビア人の出稼ぎ売春婦DDと出逢う
気分屋でアタマが悪く
金に汚い女
だが
耕一はどうしようもなくDDに惹かれ
引き摺られていく
DDのために大金を獲ようと
耕一はかつて自分を捨てた仲間―裏金強奪のプロである柿沢に接触する

かつての仲間柿沢と桃井
耕一の抜けたポジションを
しっかり治まったアキ
過去との決別
表と裏の顔をもつ彼らにも
普通の人としての葛藤がある

社会から迫害され
虐げられても
捨てきれぬ思い・・・

耕一の壮絶な過去に絶句
DDの思考回路他総てに唖然
柿沢&桃井の
優れた人間考察力に脱帽
アキの負と正の葛藤に同情

闇に生き
闇に消えていった
耕一の生き様
ほんとに絶句



アキが
柿沢&桃井と出会い
メンバーに加わる前のプロローグ的な
ストーリーを描いた(と思われる)作品
「ヒート アイランド」が
9月あたり
公開されるみたいです
アキ役は
城田優さんみたいです



映画館で
「めがね」の予告をみました
「かもめ食堂」の監督・スタッフ・俳優さんが
再集結して作られた作品
見たいよ~
と言うことで
試写会申し込んでみました

恋するマドリ

2007-08-22 | 映画


美術大学に通う私ユイは
新しいアパートに越してきました
姉さんと一軒家に住んでたんだけど
昨今流行の‘できちゃた結婚’で
さっさと家を出て行ってしまい


やむなく金銭的にも広さ的にもリーズナブルな新居への
引越しを余儀なくされた訳です


引越し荷物を
新しい新居に運んでから
元の部屋に忘れ物をしてたことに気づいた私は
そそくさ戻ってみると
元の部屋には
既に
新住人が住んでいました
彼女は
アツコさんと言います
アツコさんは
美術デザインに精通していて
私たちはすぐに意気投合したのです

部屋の片付けも一通り終わり
私は
両隣さんと真上の階の住人さんにご挨拶・・・
真上の階の住人さんは
タカシさんといいます
驚いたことに

後日
木材見学に行った山の木材置き場で
タカシさんに遭遇~
そして
訳あって代理バイトに行くことになった
バイト先には
またまた
タカシさんがいたんです
3度目の出会い

その上
私は
アシスタントとして
毎日のように顔をあわせることになってしまいました


なんだか運命を感じてしまいました



でもですね
タカシさんには何も言わずに自分の元から去った恋人がいるらしいです・・・

そして
私の新居であるこの部屋に
その彼女が住んでいたらしく・・・

それが
なんと
アツコさんだったんです




都会で暮らす三人の男女が
「引っ越し」をきっかけに出会い
心を通わせていく青春ラブストーリー
ささやかな“偶然”を盛り込みながら
ギスギスしがちな都会の生活に
爽やかな新風が吹きぬける

新垣結衣ちゃんは
映画「ワルボロ」「恋空」と
年内に3本の映画が公開されます
ちなみに初映画は「ワルボロ」みたい
なんだか
不思議な女の子ですね~
彼女を初めて見たとき
絶対‘モーニング娘。’所属の子だと思ってたら
違うんですね~
この作品では
松田龍平さんと競演し
映画「ワルボロ」では弟の松平翔太さんと競演します

松田龍平さん
段々と父上である松田優作さんに
似てきたな~

アツコさんに扮するのは
菊地凛子さん
さして演技力のある女優さんだとは思えないのですが
アツコ役は
意外と良かったです
なんだか透き通ったオーラを纏ってて
切羽詰った大人じゃないの
肩に力が入ってなくて
軽やかというか
うん・・・

パリに帰ったら
小生も
アツコさんにみたいに
もっと軽やかに生きたい
感じたい
と思ってしまった