時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

FESTIVAL DE LA GEODE Ⅲ

2009-01-31 | 映画
27日の午後
『FESTIVAL DE LA GÉODE』
最後の3本見てまいりました



1本目
『EGYPTE 3D - le secret des momies(ミイラの秘密)』
Keith Meltonによる40分の3D作品

エジプトの遺跡を紹介すると共に
アルシンベル宮殿や
古代エジプ王・ファラオの
ミイラ発見に至る経過を再現

そして
発見されたミイラを
医学的に分析
そして
実際にミイラを作ってました…

ファラオの死因は
マラリヤだったって知ってました?



2本目は
『LES GRANDS LACS AMERICAINS - Espèces menacées 』
David Lickleyによる40分の環境映画

IMAXの映像は
気をつけないと三半規管に悪影響が…
クルクル目が回って気分悪くなる(笑)

上空から
地上から
そして湖の中から
美しいLES GRANDSを
これでもか~と紹介しています

と同時に
廃棄物焼却施設等から排出された
ダイオキシン等により
かつて
ダメージを受けた
LES GRANDSの現状も知ることが出来ます

LES GRANDSの自然を守る事は
そこに住む
動植物の大系を維持し守ると言う事

そして
それは私達人間も
守る事になる



ラストは
『LES ALPES』

アルプス山脈の頂上を攻略!
三大北壁や麓町の映像を紹介しつつ
登頂を試みる登山家の
その仲間や家族達を追った
Steve Judsonのドキュメンタリー(Films IMAX)

みたいなんですけど
流石に朝から続けて4本目ともなると
フランス語聞く気なくて
映像眺めるだけ…

サイトの解説には
アイガーとあったので
アイガー北壁にトライするのかと
思っていたら
マッターホルンに登っているみたいでした

男性2人と女性1人が登頂に成功するんですけど
下山はヘリで宙ぶらりん状態で
あっという間にご帰還(女性だけ)
これには
ちょっと拍子抜けしました

アルプスの山々を
その上空から映し出した映像は
迫力があるなんてもんじゃありませんよ…
随分と山に接近していると思ったら
豆粒くらいの人間が
登ってるし…

ほぼ垂直
場所によっては
反ってる岩壁を
登ってる…
何故登る?

怖すぎる
私は
映像で見るだけで充分です


日本ではPCのみの再生

登山装備や携帯用食料
そして通信装置が不十分だった時代に
よく登頂出来たものですね

FESTIVAL DE LA GEODE Ⅱ

2009-01-30 | 映画
26日は
午後から『FESTIVAL DE LA GÉODE』
行って参りました

『LE GRAND VOYAGE DE D'IBN BATTUTA』

Bruce Neibaurによる
Ibn Battutahが旅した
タンジール(タンジェ)からメッカ(マッカ)までの道乗りを
再現すると共に
現在の聖地を映した映像


Ibn Battutahは
Marco Poloと並び称されてる
モロッコ生まれのイスラムの大旅行家

1325年6月
メッカ巡礼を志して単身故郷を出てから
北アフリカ アラビア 東アフリカ 中東各地
バルカン 中央アジア インド 東南アジア 中国を遊歴
50年故郷タンジール(タンジェ)に帰郷

その翌年
スペインのグラナダに行き
52年から翌年にかけて
サハラ砂漠を越え
ニジェール川中流の黒人王国を訪れた

この長年月にわたる旅の間の見聞を口述し
後に文学的な修飾を施されたのが『リフラ』
または
『都会の珍奇さと旅路の異聞に興味をもつ人々への贈物』
(邦訳は『三大陸周遊記』)

行程約10万キロメートル
メッカ大祭に参列すること7回
14世紀のイスラム世界の政治・経済・社会・文化の
各方面の事情を伝える不朽の古典として
アラビア語文学史上に光彩を放っている

長途の旅でたびたび危難にあい
記録類を失ったりしたため
記憶の誤りやイブン・ジュザイイによって飾られ
ゆがめられた箇所などもある

しかし
インドのデリー滞在は
34年から43年までに及んでいるし
オスマン朝勃興時代の小アジア
ニジェール川流域の黒人王国などについての報告など
ユニークな価値をもつ部分が至る所にちりばめられている
                  
                      『Yahoo!百科事典』より引用



荒涼とした砂漠
砂嵐
干上がってひび割れた大地
夜空一面に点在する星
大地に沈む太陽の素晴らしさ

自然の雄大さ・美
そして厳しさ
どれも迫力満点
楽しむ事が出来ました

と同時に
ムスリムでない限り
安易に訪れることの出来ない
聖地メッカ(マッカ)とメディナ(マディーナ)
そして
イスラム教の礼拝堂・モスクであるマスジド・ハラーム
黒曜石で出来ているカアバ
見ることが出来る
貴重な映像でもありました

100万人近い人がマスジド・ハラームに集まり
祈りを捧げる場面は圧巻
その信仰心は
想像を絶するモノがあります

エンドロールの最後で
Ibn Battutah役を演じた
俳優さんの写真がアップされていました
この作品が
彼の遺作になってしまったようでした

後で聞いたところによると
今年に入り
自動車事故で亡くなられたそうです

謹んで
御悔やみ申し上げます


INKHEART - 魔法の声 -

2009-01-29 | 映画
仏題:COEUR D'ENCRE
1月28日公開初日見てまいりました



物語の主人公は
12歳の少女・メギー

彼女のお父さんのモー
古い本を修繕する仕事をしています

メギーが赤ちゃんの頃は
モーと彼女のおさんのテレサの3人で
暮していたのに
今はメギーとモーの二人だけ
しかも
各地を点々としています



ある日
訪れた町の古本市でとある町で
マギーは
ホコリ指と名のる
顔に傷のある男に話しかられます

そこへお父さんのモーが現れると
マギーを車の中で待つように告げ
二人して姿を消してしまいます

暫くしても
戻って来ないお父さんを探しに
車を降りたマギーは
口論する二人の姿を見つけます



『車に戻るんだ!』

ホコリ指から逃げるように
町を出た二人は
お母さんの叔母と言う
エリノアの家に向かうのです

確か
ホコリ指と言う人は
お父さんのことを
‘魔法舌’と呼んでいた
それに
本がどうとかって…



今まで気にしなかったお父さんの秘密
そして幼い頃
別れたと聞かされているお母さんの事
自分の知らない秘密があるのかも知れない

湖の畔を
お父さんと散歩しながら
色々訪ねるマギーですが
お父さんは返事をうやむやにするばかり…



エリノアの家で
『オズ』を読んでいるたマギーは
突然
正体不明の集団に襲われます

その場に居合わせたエリノアや
助けに来てくれたお父さん
そして
お父さんが持っているらしい‘本’を追ってきた
ホコリ指までもが
拉致されてしまったのです



マギー達を拉致した
集団の親玉の名はカプリコーン

彼は
お父さんが持っている
「インク・ハート(闇の声)」と言う
38年前に書かれた本が目当てらしい

そして
遂に明らかになる
お父さんの秘密



お父さんは
本を朗読すると
その本の世界のモノが
現世に出てきてしまう
と言う
不思議な力を持っていたのです

但し
本の世界のモノが
現世に出てくるのと引き換えに
この世界のものが
一つ消えてしまうと言う交換条件あり…



そして
マギーが赤ちゃんだった頃
お父さんが
自分の為に「インク・ハート」を朗読したことで
本の中の登場人物達である
カプリコーンと手下達が現世に現れ
その引き換えに
お母さんが
本の世界へ入ってしまった
と言うことを知るのです



これ以上
本を朗読して
この世界を混乱させる訳にはいかない!

こうしてお父さんは
‘魔法舌’を自ら封印すべく
朗読することを止めてしまったのでした

しかし
面白くないのはカプリコーン達
お父さんに
「インク・ハート」を最後まで朗読させ
世界をひっくり返したい!
世界を我が物にしたい!

マギーやお母さんを人質にして
何とかして
‘魔法舌’であるお父さんに
「インク・ハート」を読ませようと試みますが…



現世と本の世界の境が
在るようでない!
車で移動しているうちに本の世界へ入ってる…

ホコリ指は
勇気があるようで
肝心な時にエゴイスト振りを発揮する
優柔不断なヤツです

エリノア叔母さんも
大好きな本を汚すから
子供は大嫌い!
とか言う割りに
ジャンヌダルク張りに
颯爽とオートバイに乗って
マギー達を助けに行ったりする

と言うように
登場人物が
とてもユニークで魅力的でした

それに
子供の頃に読んだ
おとぎ話の登場人物や
お菓子の家が…

これ以上は言えない




‘魔法舌’の力を持つ者は
お父さんだけじゃないんですね~

最後の最後に
マギーが大活躍します!

結末は…
やっぱり言えない


ところで
近代の西洋ファンタジー作品と言うと
『指輪物語』
『はてしない物語』
『ナルニア国ものがたり』
『ライラの冒険』
『ハリー・ポッター』の他にも
結構
映画化されてるし
映像も綺麗で楽しめる作品が多いと思うのですが

方や
日本のファンタジー系作品って
何があるんだろうと考えても
出てこない…
『だれも知らない小さな国』
『十二国記』もそう?
泉鏡花の作品もファンタジー系?

それに
アニメ化は想像できても
実写化は…


ディファイアンス

2009-01-28 | 映画
仏題:LES INSURGES 見て参りました

第二次世界大戦時の1941年

ナチス・ドイツの迫害は
ポーランドの小さな田舎町にまで迫っていた

両親を殺されたユダヤ人の‘ビエルスキ兄弟’は
復讐の気持ちを胸に
同胞とともに
ポーランドに隣接する
ベラルーシの森に身を隠します



最初は
少人数で行動していたが
やがて森には
ドイツ軍の迫害から逃げてきたユダヤ人が
次々と
助けを求めて集まってくる

そして
終戦の1944年7月
ベラルーシの森には
1200人ものユダヤ人が生きていた



『シンドラーのリスト』を見て
オスカー・シンドラーの存在を知り
反町隆史さんが演じたテレビドラマで
杉原千畝さん存在をしりました

そして今回
ビエルスキ兄弟…

始めは
彼ら兄弟だけで
森に潜むつもりだったようです
それが
どうした訳か
周りにユダヤ人が集まってきて
コミュニティを
作るまでになってしまった

これは
成すべき事を成さねばならす
そう言うDNAを持って
生まれて来たとしか思えません



実業家でも外交官でもない
普通の農夫だった兄弟達

人間らしく自由に生きるために
人間らしく死にたい


そして
自分自身の力で運命に立ち向かい
自分自身で生きる道を模索し続け
結果
1200人ユダヤ人の救ったのです



途中
コミュニティを形成し
その中心人物となったトゥヴィアの元を
意見の食い違いもあって
ズシュが離れ
パルチザンと共に活動する時期もありましたが
トゥヴィア達の窮地を救い
再び兄弟揃って未来へ向かって歩き出します



物資も食料も満足に得られない
厳しい冬
トゥヴィアが時折
白馬にまたがり
その姿を人々の前に晒すのも
バラバラになりそうな人々の心に
パワーを与える為だったのでしょうか
それとも
自分自身の気持ちを奮い立たせる為?

トゥヴィアが
闘志を内に秘めたタイプとするなら
ズシュは闘志を外に出す逆のタイプ
でも
仲間を守ろうとする気持ちには
何ら変わりはない



映画の中で
捕らえられたドイツ兵を
突いたりどついたりするのですが
段々エスカレートして行きます

その様子を見かねた男が
止めてくれ!
と言わんばかりにトゥヴィアに
視線を送ります


捕まった男が
自分には
妻も子供もいるから助けてくれ
と言った途端

ユダヤ人女性が
何を言ってるの?
私の子供はたったの7歳(17?)だったのよ…
と泣き叫びながら
ドイツ兵を銃で殴りつけ
集団による暴行が
始まってしまいます



ひとりのドイツ兵を
責めたとて
どうしようもない

しかし
トゥヴィアには
彼らを止める事が出来ません
ただ黙って
その場から離れるしか…

なぜなら
暴行を加える仲間の
失ったものの大きさを
重さを
悲しみを
怒りを
トゥヴィアは
痛いほど知っていたから…



実際
森の中で何度冬を越したのでしょう
日々追われる恐怖と不安に苛まれながら
生きることを諦めなかった彼らの強さ…
凄いとしか言い様がない

エンドロールでは
兄弟達の
その後について
テロップが出ていました

アザエルはソ連軍に入隊するも
1945年に死去
トゥヴィアとズシュは
イスラエルに移り住み
その後
ニューヨークへ渡ったそうです

ニューヨークで
どんな暮らしをしていたのかまで
字幕読みきれなかったので
後で調べたら
Welfare Magazine ウェルフェアマガジン
と言うサイトに載っていました

決して
楽な暮らしではなかったようです
他にも
彼ら兄弟の存在が
世に出ることになった
経緯も書かれています



ダニエル・クレイグが
カリスマ性もあるけれど迷ったり悩む
寡黙で無骨なトゥヴィアを好演しています
ズシュ役のリーヴ・シュレイバーも良かったです

日本では
2月14日から全国ロードショー公開されるようです
是非ご覧になってみて下さい


太平洋の防波堤

2009-01-27 | もろもろアート
原題は
マルグリット・デュラス
「Un Barrage Contre Le Pacifique」

マルグリット・デュラスと聞けば
『愛人 ラマン(原題 L'Amant)』しか思い浮かばない
ほぼ
知らないに等しい作家です

現在パリ在住のカンボジア人映画作家
Rithy Panhの作品さんです

ギャスパー・ウリエルが出演していなければ
絶対見ないだろうフランス映画…
26日に見てまいりました




1931年
フランスの植民地だったインドシナでのお話
植民地に夫婦でやって来たものの
夫に先立たれてしまう

20歳の息子ジョゼフ
16歳の娘スザンヌと3人で暮しています

母は
海沿いの土地を購入し
米作りを試みますが
毎年台風の時季になると
高潮に襲われ田が塩まみれになり
折角実を付けた穂が全滅
米の収穫までこぎ着けることができません




彼女はどうしたかと言いますと
高潮から土地を守る為
防波堤を築こうと
コロニーの住人に話を持ちかけます

ある日
ジョゼフとスザンヌの3人で
ホテルのオープンラウンジに出かけると

植民地で莫大な財産を築いた一族の
一人息子・ジョーが3人のテーブルにやって来ます
どうもジョーが
スーザンに一目惚れしたらしい

家まで押しかけて
シャワーを浴びている浴室のドアの前に立って
少しでいいからドアを開けて
一糸まとわぬ姿を見せて欲しいと懇願したり
高価な蓄音機を手土産に持って来て
ジョゼフを丸め込もうと画策したり
下心みえみえ



ジョゼフは
ジョーの気持ちを弄ぶかのように
彼の目の前で
スーザンの腰やお尻に手をあてがい
ダンスを踊ってみせるのです

しかし
屈折したプライドの隙間からは
ジョーの利用価値が否が応でも見えてしまうジョゼフ

一方
スザンヌは
ブラザーコンプレックスがあるのか
言寄る男達とジョゼフをいつも比べてしまいます

それに
ジョゼフや母親のいないところで
決して男性に会おうとはしません



ですが
ジョーが指にはめている
ダイヤの指輪に心が揺れるスザンヌは
それを貰う代わりに
ジョーとの旅行の誘いを受け入れます

結局
母にそのことがバレ
罵倒されたスザンヌは翌日
ジョゼフと母の目の前で
迎えに来たジョーに
金輪際会わないと告げ
指輪を返そうとします

しかし
ジョーは指輪をスザンヌに差し
その場を去ります



それだけでなく
スザンヌの母が防波堤を築く資金ぐりに
困っているのを見かねたジョーは
銀行に進言したりと
以外にいい人でした

防波堤を築き
稲穂が順調に育つ中

夢のない苦しい生活から
抜け出したいと思っていたジョセフが
オープンラウンジで逆ナンされた
年上の女と一緒に
村を出て行ってしまいます

息子に去られ
日々の生活にも疲れ果てた母は
米の収穫を見ることなく死んでしまいます



母の死を知らされたジョセフは
一端は村に戻りますが
葬儀を済ませると
再び村を出ていきます
ひとり残されたスザンヌ

そして秋

母の残した土地には
米の収穫に精を出している
コロニーの住人たちの姿が…



見るからにスケベな
金にモノを言わせる嫌な男に思われたジョーが
奥手で紳士的な人だったのが意外でしたよ
振られても陰ながら3人家族を助けたりして…

最終的には
家族が離散してしまいましたが
米の収穫にまで辿り着いたし
後味はさして悪くありませんでした
綺麗にまとめたって印象です

母親の葬儀の後
兄妹仲良いのに
何故スザンヌを置いて
ひとり村を出なければ
ならなかったのか…

雰囲気は解かっても
登場人物の心情とか
植民地での差別についてとか
理解できないシーンも結構ありました

内容を
キチンと理解出来ていないってことか?

そうそう
ギャスパー・ウリエル扮するジョゼフが
とても美しく&かっこよくていい男だった~
声もいいぞ~
それだけで映画の評価アップです(笑)

日本で公開されるようなら
足を運びたいと思います


BOLLYWOOD SHOW

2009-01-26 | 舞台/役者
BOLLYWOOD SHOW

フランスからインドに遊びにやって来た男が
インド人の男友達から
結婚することになったと聞かされます

しかし
周囲の人達は
この結婚に
ことごとく反対しているらしい



一方
フランスから遊びにきた主人公も
ひとりの女性に一目惚れ

片思いかと思ったら
彼女も自分に一目惚れしていたらしい

最終的には
両方のカップルが幸せになった?
って話かな?



もしかしたら
両カップル相互交換して
めでたしめでたしなのかも…

ぽか~んと口開けて
ただただ呆然
開いた口が塞がらない
頭の中が真っ白
想像を絶する世界でした(笑)



インド映画って見たことありますか?

物語の途中で
突然話が途切れて
主役のターバン巻いたインド人の王様とか
お姫さんの周りで
原色の豪華な衣装を着た
大勢のバックダンサーが
歌いながら踊りだすの!



かと思ったら
また突然
物語の続きが始まって

思ったらまた踊りだす

この繰り返しを
3時間近く
続ける映画



それを
調子こいて
舞台でやっちゃった…
みたいな…

約30人のダンサーさんが
ニコニコしながら
異様に微笑みながら
本当に嬉しそうに
踊りの神様が憑依しているように

一心腐乱に
インド独特の振り付けで
踊りってました

勝手に踊っているのかとも
思ったんですが
そうでもなかったです



何が何だか
全然理解出来なかったのですが
ダンサーさん達が楽しそうにしているから
私もついでに楽しいかも
まっいいか?
みたいな…

PANCAKE SQUARE MADELEINE

2009-01-25 | 仏蘭西探訪(20区内)
マドレーヌ寺院近く
脇の細い通りを入ったところにあります

ガレットとクレープを頂けるお店


                 

店内はこじんまりとしていて
しかも静かで綺麗
カップルも多いけど
家族連れの姿もちらほら…

オペラ座周辺の
高い・混んでる・対応が横柄
と3拍子揃ったカフェとは違い
このお店は
入り安かったです

珍しく
メインのガレットの後
デザートのクレープ&エスプレッソまで
頂きました

ご馳走さまでした

Les creches de Noel

2009-01-24 | 仏蘭西探訪(20区内)
昨日は

雨ニモマケズ
風邪ニモマケズ
イテツク寒サニモマケズ



新凱旋門のあるラ・デファンスから
258番のバスに乗ること30分
‘Le musée de Malmaison’を見学して
‘Atelier Grognrd’で
印象派の絵画を見て



それから
市内にトンボ帰りして
マドレーヌ寺院の地下で展示されている
‘Les créches de Noël’見て

SALLE GAVEAUで
舞台1本見てきました

我ながら
よくこなしたと思います




今日は
‘Les créches de Noël’を…



明日25日まで
マドレーヌ寺院の地下の一室で展示されている
‘クレッシュ’を見てまいりました

何度かblogに登場している
この時季限定モノ



‘クレッシュ’については
以前にもご紹介させて頂いているので
割愛させて頂きます

さして
コメントすることもないので
画像だけ…




去年と比べると
各段に質と量が減っていました
これで3ユーロは
ぼったくりだろう…

と言うことで
受付にいらしたムッシュに
その辺りの事情を聞いてみたところ

オランダから出品されるはずのクレッシュが
トラブルの為展示不可になったとか?

ニコニコしながら
次回(今年)のNoëlは
問題ないと思うよ
だって…

次回はここに居ないよσ(^^;)

さてさて今日は
Écouenと言う町に行ってきます
晴れるといいなぁ~

ピカソと巨匠たち

2009-01-23 | もろもろアート
昨日は
Galeries nationales du Grand Palais
通称グラン・パレで開かれている
Picasso et les maîtres
行って来ました

事前に
予約券(日本で言う前売りとは違います)を
購入していなかったので
朝8時30分から
降りしきる雨の中
忠賢ハチ公のように
ひらすら待ちました

ところが
開場時間の10時を過ぎても
一向に
中に入れてくれる気配すらない

予約券購入者優先なので
様子をみながら少しずつじゃないと
館内に入れて貰えないようなのですよ…


ベラスケス作『白い服の王女マルガリータ・テレーサ(マルガリータ王女:5歳)』が…

後方の列に並んでいた
マダムが突然倒れて
運ばれると言うハプニングもありました
なんか命がけ…


見知らぬマダムが
ダンボール箱に入ったミカンを
私たちに配ってくれる
サプライズもありました

そして
待つこと2時間

10時30分
当日券購入組の第一陣(10名)として
入館(/_;)

後に並ぶ人達は
いったい
何時間後に入れるのやら…


ベラスケス作『ラス・メニーナス(女官たち)』がピカソの手にかかると…

絵画の伝統との緊迫感に満ちた対話を
絶えず行っていたパブロ・ピカソ

過去の偉大な絵画を題材にした作品制作など
批評的な再解釈という運動は
彼の作品全体にわたり続けられた

世界中の公的・私的コレクションから
ピカソあるいは
彼に影響を与えた
各作家の作品約210点を集め
展示されている
                「フランスニュースダイジェスト」より引用


ゴッホ作『アルルの女(読書するジヌー夫人、本を持つジヌー夫人)』はこんな感じ

ビフォーアフターじゃないけれど
企画意図としては
かなり面白いと思いました


エドゥアール・マネ作『草上の昼食』も…

ゴヤ
ルソー
セザンヌ
ドラクロア
ゴーギャン
エル・グレコをはじめとする
総勢27名の錚々(そうそう)たるメンバーの作品が
一堂に会するなんて
かなり
贅沢な展示会です


ウジェーヌ・ドラクロワ作『アルジェの女たち』

他には
ピカソの
石膏デッサン
デフォルメされていない
ノーマルな作品等も
展示されていました

ピカソ同等なんて
身の程知らずな事は言わない!

私も
芸術系の才が欲しかった…

後半から
喉は痛い
頭痛はしてくるし
ついでに寒気まで…

どうにも我慢出来ず
3時過ぎには
グラン・パレから出てきてしまいました
もう少し
じっくり見ていたかったんですけどね~

今宵は
風邪薬飲んで早々に休みます

FESTIVAL DE LA GEODE Ⅰ

2009-01-22 | 映画
故フランソワ・モリス・アドリヤン・マリー・ミッテランミッテランが
フランス大統領在職当時推進した
‘パリ大改造計画’の一環として
再開発された‘La Villette’

この総合スペースの一角にある
球形映画館Geodéで開催されている
『FESTIVAL DE LA GÉODE』
行って参りました

‘La Villette’にある方は
近未来都市公園 La Villetteがお薦めかな?


この科学博物館を突っ切ったところに球形映画館Géodeがあります

花火みたり舞台見たり
日頃から
お世話になっているエリアです
何度かblogでアップしているので
定期的に見てくれている方はご存知ですかね~

昨年
L'Arc〜en〜Cielが開いたコンサート会場も
このエリア内にあります

 
『自画像』

昨日見てきたのは2本
まずは
『MOI, VAN GOGH』

François Bertrandによる
ヴィンセントゴッホのドキュメンタリー

『馬鈴薯を食べる人たち(食卓についた5人の農民)』
『1足の靴(古靴、古びた靴)』
『タンギー爺さんの肖像(ジュリアン・タンギーの肖像)』
『夜のカフェテラス(アルルのフォラン広場)』
『オーヴェールの教会』
『烏のいる麦畑(カラスのいる麦畑)』
『真昼の休息』
『収穫』
『黄色い家』etc.


『タンギー爺さんの肖像(ジュリアン・タンギーの肖像)』

今も残る
フィンセント・ファン・ゴッホが描いた
カフェや教会
ゴッホが暮した町
訪れた場所

それらが
限りなく近いアングルで
フィルムに収められています

それらの映像を
180度リアルに目に焼き付けることで
彼がキャンバスに描いた
限られた空間が
広がっていくのを
感じることができました


『夜のカフェテラス(アルルのフォラン広場)』

おこがましくも
自分がゴッホになった気分で
目の前に映し出される映像を眺めてみました

彼の生涯について
ゴーギャンと暮した日々の事
彼が弟に宛てた手紙や
手帳に描いたデッサンなども紹介されています

ただ
スクリーンが180度ビュー
Films IMAXなので
風景はともかく
絵画が映し出されると
あまりにもデカくて
見づらかったです

拡大鏡で見ている感じ?
非常に疲れます(笑)
正直
気持ち悪くなりました


『オーヴェールの教会』               『烏のいる麦畑(カラスのいる麦畑)』

2本目は
『DAUPHINS ET BALEINES 3D』
Jean-Jacques Mantelloによって制作された3D作品

ポリネシア
トンガ島周辺
フロリダ沖etc.
これらの美しい海を自由に泳ぐ
イルカ・クジラ・シャチ・マンタ・ジュゴンをひらすら傍観
3Dなので
臨場感が半端じゃない!

海草をで遊ぶイルカ達
母親が赤ちゃんを抱っこするように
胸びれで子供を包むくじら…

なんとも
心和む映像でした



この美しい海を汚してはいけない!
これ以上人間が海を汚すなら
人間は地球上から消えた方がいい!
とさえ思いましたσ(^^;)

次回は来週
2日連続で4本見る予定です