お散歩マトリョーシカ karat

マトリョーシカ好きではじめたブログです…マトリョーシカや編み物や猫、四季折々のお散歩の景色や自然、その他色々…。

ロシアのジャム

2016-08-25 20:20:52 | マトリョーシカ

先日のセミョーノフの絵付け教室は、最近川崎市生田に開店した「VOLGA」というロシア雑貨店主催のイベントでした。(お店のHPは http://volga-co.com/ です)

そこで興味津々、小田急線で出かけたついでにそのお店に寄ってみました。最寄り駅は生田駅ですが、お店は世田谷通りに面しています。

通りに面したウインドウにはきれいなマトリョーシカがずらっと並んでおりますが、陽に灼けるのではないかとちょっと心配。

中で気になったのが、↓この、イクラをバクバク食べているらしいペンギンのマトリョーシカです…。

↓、お店の中にもさらに高価そうなマトリョーシカ…。このお店は元はお蕎麦屋さんだったので、そのお蕎麦のサンプルが並んでいたウインドウです。

10年以上前によくここを車で通っていて、その時はれっきとしたお蕎麦屋さんでしたが、すでにこのウインドウには食品じゃなくマトリョーシカが飾ってあって、「!?」と驚いたものです(車なので一瞬!)。ヴォルガの店主さんの親戚のお蕎麦屋だったそうで、その方が蕎麦屋をやめる時に一部改装して開店したそうです。

沢山マトリョーシカがありましたが、買ったのは白木のマトリョーシカ数点と、一番上の写真のジャム。かわいい!とくぎ付け。

しかし、このジャム、マトリョーシカが瓶に印刷してあるわけではなく、周りのフィルムに印刷してあるので…開けたらだめになるじゃないか!

どうやら開ける時に、そーっとカッターで口の周りをカットして、ゆっくり開けるしかなさそう。そして中身を別の瓶に移す必要が…。

それにしても青と赤(同じ大きさです)、ブルーベリーとイチゴかと思ったら、ブラックカラントとラズベリーでした(さすがロシア…)。さて、いつ食べるか。

買ったものを入れてくれた袋が、 

このホフロマ柄の袋(今回特別!)。これだけは読めます。ルースキー・スベニール(ロシアのおみやげ)。この袋が一番うれしかったりして。(^^)。

 

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白木のマトリョーシカ(卵型)

2016-08-23 14:19:43 | マトリョーシカ

先日のマトリョーシカ絵付け教室のあった日本ユーラシア協会で買った白木のマトリョーシカ、卵型です。

絵付け教室は思いのほか早く終わってしまって、そこで先生とお茶を飲みながらお話をする機会がありました。

先生(若いマトリョーシカ職人のデニス・コロトコフさん)は、絵付けの技術も磨いているけれど、将来は削りも自分で行いたいと、削り師(ろくろ)の修行もされているそうです。

それでうかがっていたら、やはり、マトリョーシカの上の部分は少し湿り気の残った材を削って作るそうで、それでいくつか上の部分を作ってから、完全に乾燥した材で下の部分を削り、上ときちっと合わせて仕上げるそうです。すると上が乾いていくのでしっかり締まるという具合です。

これは別のところで購入したものですが、↓この鉛筆マークは、作った時に、ここで合わせると合わせ目がぐるっと滑らかになるから、ここで合わせてねというマーク。作った人がつけるそうです。

また、ろくろで回転させながら最終的に上下合わせるので、摩擦で合わせ目が焦げるそうです↓。

あー、やっぱり一つ一つ全部手作りなんですねー。

卵型のは、普通のより難しいので、まだ、開かない最後のだけ作れるそうです。

それにしても、普通の白木マト5ピース(大きいのが11センチ)は日本では大体1200円で売っているけど、これ1200円で作れって言われても作れませんよねー、と通訳のお姉さんに話したら、それも訳してくれて、そう、あまり儲けの多くない仕事です…というお返事。

デニスさんの属している工房では削り師(ろくろひき)は大体女性で、しかも50代以降の人が多く、だから、自分がその技術を習得しようとしているそうです。

描くのも大変ですが、削るのはもっと難しいように思います。

ユーラシア協会で売っていたロシアのチョコレート。花の図柄もロシアの伝統的な柄です。

お茶の時間に出たチョコレート↓。バレエがモチーフ…激甘でした(^^;)。

 

 

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セミョーノフのマトリョーシカ

2016-08-21 10:30:35 | マトリョーシカ

 

マトリョーシカ絵付けちょっと休んでいましたが、マトリョーシカの本家本元の絵付けを教わりたいものだと思っていました。

  東京でも、マトリョーシカの体験・絵付け教室はたまにあるのですが、大体、デザインはご自由にという感じで、自分も半年ほどの体験教室を経て、あとはロシアのマトリョーシカの本を買って自己流で自由にやってました。なんでも自由に描けるのが白木のマトリョーシカの魅力ですが…。

 そんな時たまたま、世田谷区経堂にある日本ユーラシア協会で、ロシアのセミョーノフマトリョーシカの絵付け教室があることを見つけ、喜んで申し込んで行ってきました。日本でマトリョーシカと言えばまずこれ、ですね。

講師はロシア人の若い職人さんで、ロシア語! 通訳の女性(たぶんこの方が仕事の関係でお招きしたのだと思います)がいて、教室開始。

道具はロシアのペン、筆、インク、塗料。筆は使う色によって分けてあります。

まず顔は、コンパスで丸く描きます。昔小学校で使ったみたいな、鉛筆をはめる式のコンパスに万年筆をはめて、黒インクをしみこませてぐるっと描きます。

これだけは、失敗が許されないので、先生がやってしまいます。

こんな小さいのもぐるっとコンパスで。

  顔の見本。下が一番目の子の顔、上が二番目以降の顔。きちんと決まっていて、一番目の子だけ、口は赤いインクで描きます。間違えないように、と念を押されました。

  全く下書きをせず、フリーハンドで、顔を描き、髪の毛を描き、プラトークを描きます。

(あ、生徒はもちろん鉛筆で下書きをして、一つ一つやる間、待っていてくれます)

 プラトークの裾をぐるっと、マトリョーシカを回しながら描いている所。これが一番難しいそうです。最後がバランスよく襟元にちゃんと行き着かないといけないから。

 袖まで描けたところ。

 エプロンのお花。全部さっと描いていきます。

 葉っぱ

 

女の子が右手で花束を持っているように、模様が描けたら、最後にアニリンという透明な色素でプラトーク(黄色)とボディー(赤色)を塗ります。これがむらになるので難しい。

アニリンが乾くのを待つ間に、頭にスタンプする渦巻きを作ります。

薄いジャージのような生地を几帳面に巻いていきます。つけた墨が固まるので、毎回ほどいて洗って、その都度巻くようです。

 渦巻き出来

 渦巻きを押して出来上がりです。アニリンの赤い色素はとてもむらになりやすく、それをちょっとぼかすためにも渦巻きを押すんだとか。

出来上がりは一番上の写真。真ん中から左4つは先生の描いたマトリョーシカです。

これ↓ が、昨日の絵付け教室。

 

18日に気付いた時点で、27日は満席、昨日20日は空いていました。

先生は下の方の写真のデニス・コロトコフ氏。静かな方で、でも時々ハラショー(いいですね)と小さい声で言ってくれていて、それだけは分かりました。(^^;)

それにしても、線は全部万年筆で描く、というのが驚きでした。絵具がしみこまないように下地材を何度も塗るそうです。それで線描きが間違った場合は乾いてからカッターでがりがりやると、下地にしみこんでいないのできれいに取れるということで、私が間違ったところもがりがりやって取ってくれました。自分(先生)の下地材の塗り方がよかったそうです(^^)。

マトリョーシカ工場なので、いかに素早くきれいに仕上げるかというのがまず大事なようで、手順や筆遣いも決まっていて、筆はさっと二度塗りなしで仕上げ。これは、お習字のうまい方にはいいかもしれないです。

ニスは、工場では専門の人が、手で何日もかけて何回も塗り、それであのむらのないぴかぴかの仕上がりになるそうです。今回はスプレーニスを一回です。

残念なことに、この教室はいつでもあるわけではなく、やはり単発の体験教室でした。

 

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マトリョーシカの世界

2016-05-26 23:00:32 | マトリョーシカ

  

私としたことが、こんな番組があったことに番組途中で気が付いた!

「マツコの知らないマトリョーシカの世界」(毎週火曜日午後9時TBSテレビ「マツコの知らない〇〇の世界」)

たぶん30分では語りつくせないであろうと思われますが、今まで「マトリョーシカ」を取り上げた番組は見たことがなかったので興味深かったです。

どうやらマトリョーシカが大好きな女性二人がマツコさんにプレゼンしています。

後ろにずらっと飾られたマトリョーシカが手持ちだとするとすごいですが、マトリョーシカが好き、というのでも、蒐集やはまり方の方向は色々、四方八方だと認識しました。(^^;)

この番組、マツコさんが安易に「いいですねえ」とか「素敵!」とか同調するわけではなく、今回も「ばかみたい!」とか「これはいらないわ」とか言っていて、そこが普通の人の反応のようで面白い。でも、最後に「私 好きかも…」と言っていた。

それにしても最初から見たかった…orz

 

しょうがないので、私の好きなマトリョーシカの一つを載せておきます。

顔つきが暗い、と子供には不評です。確かに微笑んでいるように見えるのは2番目の子だけ。

色合いから、スイカ、と呼んでいましたが、よく見るとデザインはバラの花と柳の枝と思われます。今の季節にぴったり。手にはリンゴを持っています。

これは大変小さいもので、どれだけ小さいか、ミシンのボビンを隣に置いて写真を撮りました。

 後ろのサインも米粒程。

 

 

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カラスノエンドウ

2016-04-09 07:32:30 | マトリョーシカ

 

春先に、道端にまずピンクの花を咲かせるカラスノエンドウ。このピンクの濃淡の花が大好きですが、あっという間にぐんぐんはびこるので、お庭や畑をきちんと管理されてる方には厄介な植物なのかもしれないです。

それに気が付くとアブラムシが付いたりしているし…、上の写真もよく見るとアリがいる。

今年はちょくちょく桜を見に行ったけれど、一番近場のせたがや総合運動場の昨日の桜。↓もうソメイヨシノは散っていて、八重桜、と思ったら、これは何というのか一重でした。

うす黄緑の八重桜

 

 

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春色マトリョーシカ

2016-04-05 10:53:06 | マトリョーシカ

なんとなく春色のシンプルマトリョーシカ。背景はチェリーセージ(去年の…)。

  今年咲いたチェリーセージ。

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南の島の猫

2016-03-29 15:55:53 | マトリョーシカ

南の島にも猫は居る…。東南アジアのバリ島の猫。

古い写真を引っ張り出して、猫を探してみました。バリ島のお土産木彫り猫はおとぼけ顔ですが、本物のネコはちょっと顔がとがっている感じです。

 日本のように甘くない。 後ろのどぶ板がずれているので、ぼんやり歩いていると落ちるし!

 家具屋の猫。

その家具屋のワニ椅子。あー、うちに『庭』があったらこういうの置きたかったなあ…。「にわにワニ」

「悪い!庭にワニいるわ」 「明るい庭にワニいるかあ?」 もっとできるかな?回文

(テーマがずれました (^^;)。)

 

 

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古風なエプロンのマトリョーシカ

2016-03-16 16:30:14 | マトリョーシカ

スベトラーナ・ゴロジャーニナ著 「ロシアのマトリョーシカ」 は、マトリョーシカの図鑑で、古いものから新しいもの、作家渾身の名作までいろいろ出ていますが、参考にしたいのは古い物です。

 

左から1920年代、1930年代 そして1950年代のもの。

大体エプロンに点々で五弁のバラ科のような花が描いてあります。プラトークもよく見えないけどそんな感じだと思われます。

スカートとか塗りつぶしただけなのに、ブラウスの袖口と腕のあたりの模様は結構丁寧に描かれているように思います。ブラウスの腕のところの刺繍は大事だったのでしょうか。

そのエプロンとブラウスを真似てみましたが…顔が日本的というか今風で、さらに猫抱きで…古風な感じは出てません。(一番左の1920年代の子は両手にアヒルかガチョウをしっかりと抱えています。見えにくいけど右手にも抱えています)

 「ボクは、抱っこは好きじゃない…」

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起上りマトリョーシカ と 定番マトリョーシカ

2016-02-21 16:41:26 | マトリョーシカ

 

色々なあれこれが片付いてきて、マトリョーシカ再開。

まずは定番のマトリョーシカと、長年の懸案の起上りこぼし。

この白木マトは  かなり以前に、白木マトリョーシカを販売している某通販サイトから「白木マトの福袋」1万円、を購入したときに入っていたものです。

まず通常のマトリョーシカサイズより背高なのでちょっと面食らいましたが、最大の難点は起上りこぼしなのに傾いて止まるということです…。(写真止まっていますが傾いています)

木目の色の濃いところはまあ、色を塗れば隠れます。裾の木の節は穴が開いていたのでしょうか、パテで修復してあります。これも木製品にはよくあることで、色を塗れば大丈夫です。

しかし、傾いているのは起上りこぼしとしては落第。福袋ってそういうものなのだ…という仕組みを学習しました。確かに1万円以上の品物は入っていましたが…。

それでも気になっていて、うち用に描いてみました。裾のプルメリア模様はレースを切り抜いて貼ってあります。

これは↓今手元にありませんが、5年くらい前に、背の高さが低めのを購入して描いたものです。 
 
いずれにしても白木はロシア製なので、ちゃんとプラトークをした女の子がいいのですが、この起上りこぼしは揺れるたびにカランコロンとのんびりした音を出します。何だかどうしても南国風な音で、「♪~Lovely hula hands~♪~」とか思い浮かんでしまうので。
(^^;)
 
 定番と比較すると、どちらも頭の周りは15.5㎝。背の高さは、左が約11㎝、右が15.5㎝です。背が高いと年上のお姉さん、て感じになります。
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山ブドウのマトリョーシカ

2016-02-04 17:48:24 | マトリョーシカ

 もう15年も前に描いた物です。前回のショコラーシカのナナカマド柄で思い出して引っ張り出しましたが、よく見たらナナカマドじゃなくて山ブドウだと思われます。

経堂にある日本ユーラシア協会のマトリョーシカ絵付け教室で描いていた頃の作品。

その教室で描いていた方(先輩)の持っていた、ロシアのマトリョーシカが素敵で、写真を撮らせていただいて

  

それを見ながら描いたものです。当時はデジカメじゃなく、フィルムのカメラでした。

その後しばらくして、似たようなものをヤフオクで見つけて、慣れない中一生懸命落札したのがこれです。↓

元の、見せてもらったのよりだいぶ小さかったです。でも同じ作家さんか同じ工房の物だろうと思います。

山ブドウの葉のホフロマ塗っぽい金色の輝きがすてき。

 

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