何しろPPバンド、100メートル×10巻も買ったので、材料はたくさんあるし、ちょっと面白い。
下の本を参考に編みました。
常々、こういうお手軽かご編み(PPバンドとかクラフトテープとか)の著者って、いきなりそれから始めたのではなく、どこかで天然素材の伝統的なかご編みの修行をしてきた人だろうと思ってました。
確かに上にある本の著者の高宮紀子氏はこれより前にいろいろな天然素材のかご編みの経歴のある、バスケタリーの大家だという事が分かりました。(かご関係の著書も沢山あり)
しかし下にある本の著者の富田淳子氏は、実際にベトナムからプラかごやPPバンドを仕入れてきて売っている店主で、サンプル見本を作るために編んでみて、はまってどんどん作ったみたいです。こちらはカラフルな色遣いとかわいい模様が特徴。
前者は凝った編地なんかも出てきます。
それで上の水色系のかごは高宮氏の本を参考にしましたが、持ち手が凝ってて難しい…。バンドを縦に裂いて3本ずつ6本で組んでいきますが、組みながら、これって…ヤシの葉っぱとかで編んだおもちゃのヘビで、口の中に指を入れて尻尾からぎゅっと引っ張ると指が抜けなくなるという、あの編地なのではないかしら、と思いました。
これは市場かご風。↓自転車の前かごに入れられるサイズです。
これは入れ子のカゴ↓
入れ子になります。具体的に何に使うのかは分かりません…。
この、斜めに組んで編み上げていく方法は、最初混乱しますが、紐を足さずに最初に底を組んだ紐だけでわしゃわしゃ組み上げていくので面白いです。なんだか南の島でのんびりと、ヤシの葉っぱかなんかでかごを作っている雰囲気です。
一番外側の白いかごの裏を見ていたら↓、やっぱり南の島の、マンジュウヒトデを思い出しました。
マンジュウヒトデはこれ↓。五角形ですけど。
PPバンドで編むのはお手軽で、材料も比較的安くて、高宮氏の本の説明にも「自然素材のように収穫や加工の手間がなく、しかも丈夫」とありました。自然素材を取りに行くような裏山のない者にも気兼ねなく使えるのです。
前回作った、持ち手付き大き目プラかごは色々散らかった子供のおもちゃなどをさっと片付けるのにちょうどいいので、もう一つリクエストもらいました(^^)。
軽くて丈夫で洗えるし、雰囲気が明るいし、高級品ではないので惜しげもなく使えるし…これが冬になるとどうなるのか、というのが気になるところですが。