今朝は雨が降り、たいへん寒かったのですが、出勤前に少しゆとりがあったのでベランダに出て
庭の啓翁(けいおう)桜を見てみました。つぼみが濃いピンクに色づき、桜の木全体が赤く染まり、
冷たい雨の中でその辺りだけが明るくなっているようでした。手に持ったNIKON D7100で
ズームアップしてみるといくつか開花していました。やはり「虫の知らせ」でした!
この桜は、義母が生け花にしていたものを試しに挿し木したら、うまく根付いたもので、桜は挿し木
できないとの通説を覆してくれました。もう30年近く前の話ですが、長い間種類が分からず困って
いたのですが、つい最近、生け花によく使われる啓翁桜だということが分かりました。
今では二階の屋根に達するほどの大きさで、春の訪れをいち早く教えてくれる我が家のシンボル
ツリーになっています。
啓翁桜は、ソメイヨシノより早咲きで、花は小ぶりで濃いピンク色をしています。信州の高遠城で
みたコヒガンザクラの花をさらに小ぶりにした感じです。
あと少しで一斉に咲き始めるでしょうが、あいにく天候が悪くなりそうで残念です。