秋に収穫した赤トウガラシ(「タカノツメ」)を鍋の季節に間に合うように「一味(いちみ)」に加工したかったのですが、忙しかったこともあり天日干しが間に合いませんでした。
でも、そろそろ昨年作ったのが底をつきだしたり、いつも届ける友人のM氏の顔が浮かんだりして重い腰を上げることにしました。
写真下は11月の赤トウガラシの様子です。9月に1度収穫し、その後さらに上に伸びたくさん実を付けました。
今年は5月に2株だけを植えました。いつもなら家庭菜園の空いた場所に植えるのですが、今年はピーマンなどを植えた畝に植えました。そこは春先に雑草堆肥と鶏糞を埋め込んでおいたので、ピーマンも赤トウガラシも立派に育ってくれました。
12月初旬に2株友刈り取り持って帰りました。
いつもなら赤い実を切り離して水洗いし、ざるに並べて天日干しするのですが、今年は数が多いのと多忙のためとりあえずそのまま吊るして干すことにしました。
残念ながら約一カ月経っても十分には乾燥しませんでした。
仕方なく実を切り離し天日干しすることにしましたが、冬のこの天候では十分な乾燥までかなりの日数(月数)を要します。
そこで、野菜乾燥機の利用を思いつきました。野菜や果物からドライフードを作るものですが、調べてみると青唐辛子を乾燥させていた方もいました。
あまり安いのは心配なので、買った方のコメントなども参考して8,000円程度の野菜乾燥機を購入しました。
昨日やってきたので早速使うことにしました。設定は55℃で10時間。普通の野菜を乾燥させる場合は45℃程度らしいのですが、カラカラに乾燥させようと少し高めにしました。
動かし始めるとトウガラシの匂いが家中に立ち込めました。匂いはしますが辛み成分は飛んでいないようでした。辛み成分が漂うと鼻がむずむずしてくしゃみ連発になるのですぐわかります。
10時間後の様子です。パリパリ、カラカラに仕上がっていました。大成功です。
今日は乾いた赤トウガラシの加工です。
薄いゴム手袋とマスクの着用が必須です。素手は厳禁!マスクをしないとくしゃみ連発です。
キッチンバサミでへたを切り取り、爪楊枝で中の種を取り出します。
最初の頃は種を取らずに粉末にしていましたが、出来上が全く違います。色も白っぽくなり、種は辛くないので辛さも違います。
手間はかかりますが種を取り除くのは大事な作業です。
今日はここまでで作業を終えました。これで約1/3の量です。まだまだ種を取り除く作業が続きます。
この後はフードプロセッサーで粉末にするだけです。
今年は例年の倍以上の一味ができそうです。